〔Market Flash〕ソフトバンク決算ではスマートフォンゲーム事業にも注目~野村

2014/04/24(木) 12:49
【12:40】ソフトバンク決算ではスマートフォンゲーム事業にも注目~野村  野村証券では、4月23日にネットワークとゲームのカンファレンスである「OGC2014」が開催され、スーパーセルCEO のイルッカ・パーナネン氏が基調講演を行い、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)の森下一喜社長とトークセッションを行っている件についてレポートしている。両社ともソフトバンク(9984)の出資企業で、両社に共通するのは、少人数ながらクオリティの高いゲームを作る情熱や哲学を有している点と野村では評価している。野村では、IFRS(国際財務報告基準)ベースでゲームタイトル償却後のガンホーとスーパーセルのソフトバンク営業利益への寄与を、14.3期は670億円、15.3期は910億円と予想しており、5月7日に発表予定のソフトバンクの決算では、40%出資子会社のガンホーに加えて、51%出資子会社のスーパーセルの利益寄与にも注目している。 【11:00】首脳会談でTPP交渉が進展すれば株高・円安~JPモルガン  JPモルガン証券では、足もとで注目が集まるTPP交渉に関して、TPPは長期的には貿易構造の変化を通じて為替相場に影響を及ぼす可能性もあるが、このチャネルを通じた為替相場への影響が顕現化するにはかなり時間を要するため、短期的な為替市場への影響の主なチャネルは、センチメントに与える影響と、それを受けた株式市場の反応となると予想している。海外勢はTPP交渉を日本の構造改革・規制緩和の象徴的な動きと捉えているとみられるため、交渉が進展すれば日本株にとってポジティブ、停滞ないしは後退すればネガティブと考えている。JPモルガンでは、首脳会談でTPPを巡り前進が見られれば短期的な市場の反応は株高・円安、そうでなければ株安・円高となる可能性が高いとみている。 【10:45】5月のMSCI入れ替えはJDIなど3銘柄の追加を予想~SMBC日興  SMBC日興証券では、5月末に行われるMSCIの指数見直しに伴う日本株の入れ替え銘柄を予想している。MSCI日本指数(スタンダード)においては、ジャパンディスプレイ(6740)と光通信(9435)の追加のほか、ミネベア(6479)のスモール指数からの昇格を予想。スモール指数では京阪電気鉄道(9045)、南海電気鉄道(9044)、西日本鉄道(9031)、ナカニシ(7716)のほか、最近上場したイオンリート投資法人(3292)、日立マクセル(6810)の追加も予想している。スモール指数では上記6銘柄に、スタンダードからの降格を予想する北海道電力を加えた計7銘柄の追加を予想している。  次の見直しは5月15日早朝(日本時間)に公表され、5月30日引け後に実施される予定。 【9:30】いよいよリニアが動き出す、建設セクターに好影響~野村  野村証券ではJR東海(9022)が4月23日にリニア中央新幹線に関する環境影響評価書を公表した件についてレポートしている。野村では公表は最短で14年夏と予想していたことから、プロジェクトが順調に進捗している点を評価。リニア中央新幹線の設備投資の多くは建設工事費に向けられるため、特に建設セクターには好影響となると予想している。  JR東海ではリニア中央新幹線の総投資額は5.4兆円と発表しているが、野村では建設に関連する投資額は3.5~4兆円程度とみており、セクターへの影響は大きいと考えている。既に建設が完了した実験線での工事実績では、大手ゼネコンでは鹿島(1812)、大成建設(1801)、準大手ゼネコンでは前田建設工業(1824)、鉄建(1815)がJVの代表企業で受注した実績が多いとのことで、野村では各社の今後の受注動向に注目している。 【9:05】LNG船需要拡大のメリットは造船会社より部材メーカー、明星工業に注目~大和  大和証券では4/23付の日経新聞「LNG船建造 相次ぎ再開」の記事を受けてレポートしている。大和ではLNG船の需要は伸びるが、LNG船メーカーに対しては各社造船事業の利益貢献度が小さく、恩恵はさほど期待できないとみている。大和では、LNG船メーカーよりもむしろ部材企業に妙味があると想定しており、明星工業(1976)に注目している。日系全造船メーカーに断熱材を供給しており、受注高は14.3期から回復傾向、15.3期以降には売上高、利益の伸張が視野に入ると予想している。 【8:45】寄り前気配はMS&AD、TBSHD、森精機、コニカミノルなどは高い気配値  主力株の寄り前気配では、MS&AD(8725) +5.79%、TBSHD(9401) +4.85%、森精機(6141) +4.77%、コニカミノル (4902) +3.09%、大和工(5444) +3.06%、レオパレス21(8848) +3.05%、東京精(7729) +2.64%、ヒロセ電(6806) +2.53%、フジクラ(5803) +2.41%、積水化(4204) +2.34%などが高い買い気配値。  一方、ヤマハ(7951) -9.64%、出光興産(5019) -7.79%、大気社(1979) -6.98%、アンリツ(6754) -6.01%、日野自(7205) -5.15%、味の素(2802) -5.14%、HOYA(7741) -4.41%、JR東日本(9020) -4.36%、日立キャピ(8586) -4.34%、ウシオ電(6925) -4.04%などが安い気配値となっている。
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