前場コメント No.19 シスメックス、デンカ、東京建物、マルハニチロ、ソニーなど

2017/02/07(火) 11:30
★11:05  シスメックス-大和が目標株価引き下げ 表面数字はやや弱いが「強気」判断に変更はない
 シスメックス<6869.T>がもみ合い。大和証券では、表面数字はやや弱いが「強気」判断に変更はないとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は7870円→7770円と引き下げた。
 3Q累計営業利益は392億円(前年同期比15%減)で、円高が悪影響となった格好。据え置かれた会社通期見通しは達成可能と考えるとした。中国は在庫調整が長引いているが、最終需要に問題はないもよう。

★11:08  日本システムウエア-大和が目標株価引き上げ 来期見据えても順調な進ちょく
 日本システムウエア<9739.T>がもみ合い。大和証券では、3Qは15%営業増益となり、来期を見据えても順調な進ちょくと判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を1650円→1820円と引き上げた。
 3Q(10~12月)は前年同期比2.4%増収、同15.1%営業増益で着地。通信基地局向け組込ソフト開発の反動減は3Q中に解消となる見込み。大和予想は据え置きとし、採算性向上、「Toami」伸び余地でPER上昇を想定。

★11:10  デンカ-もみ合い 通期営業益を上方修正 機能フィルムの販売好調で
 デンカ<4061.T>がもみ合い。同社は7日11時に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の240.0億円から250.0億円(前期比18.4%減)に引き上げると発表した。為替が11月以降円安へ反転したことで輸出製品の手取りが増加することや、LED用蛍光体や電子部品・半導体搬送用部材の機能フィルムの販売が好調なことなどが寄与する。市場コンセンサスは253.3億円となっている。
 17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は、187.6億円(前年同期比19.7%減)だった。

★11:11  東京建物-大幅に3日続伸 今期15.5%営業増益見込む 前期5.6%増益着地
 東京建物<8804.T>が大幅に3日続伸。同社は6日、17.12期通期の連結営業利益予想を420億円(前期比15.5%増)とすると発表した。
 住宅事業で都心部の大型マンションプロジェクトが竣工し、計上戸数が大幅に増加する見込みだという。
 16.12期通期の営業利益は364億円(前の期比5.6%増)だった。アセットサービス事業で、不動産流通事業でアセットソリューション機能を活かしたCRE営業(企業が利用・保有する不動産に対する有効活用の提案営業)の強化を図る。買取再販事業による収益力の強化にも注力した。

★11:12  マルハニチロ-大幅に3日続伸 通期営業益を上方修正 漁獲好調による利益率向上などで
 マルハニチロ<1333.T>が大幅に3日続伸。同社は6日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の220.0億円から260.0億円(前期比53.2%増)に引き上げると発表した。3Qまでの業績を勘案した。
 併せて発表した17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は254.7億円(前年同期比70.4%増)だった。漁業において漁獲好調により利益率が向上したことや、水産商事で、冷凍魚・エビなどを中心に原料・加工品の販売が好調に推移したことに加え、円高による調達コストの減少したことなどが寄与した。

★11:24  ソニー-3日続伸 半導体の収益性改善と次期中計の課題を確認 「買い(CL)」継続
 ソニー<6758.T>が3日続伸。ゴールドマン・サックス証券では、半導体の収益性改善と次期中計の課題を確認とコメント。投資判断「買い(コンビクション・リスト)」を継続、目標株価を4500円→4600円と引き上げた。
 今決算を通じて、来期営業利益5000億円超えの確度はさらに増したと判断。加えて、利益成長が5000億円で終わりではなく、次の中計で目指す成長余地、一方で、下記のようなリスクも明確になってきたとした。
 今決算のポイントは、(1)半導体事業の収益性改善、(2)次の中期経営計画における映画事業再建の重要性:、(3)ゲーム事業はPS4ハードの販売台数がピークを迎える一方、自社ソフトとネットワーク(ドル換算で10~12月は前年同期比5割増)で来期以降の営業増益が見えてきた。


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