前場コメント No.16 ピーシーデポ、資生堂、沢井製薬、リネットジャパン、コメ兵など

2017/02/13(月) 11:30
★10:32  朝日インテック-野村が目標株価引き上げ ダブルルーメンカテーテルSasukeの好調に注目
 朝日インテック<7747.T>が大幅に4日続伸。野村証券では、ダブルルーメンカテーテルSasukeの好調に注目。レーティング「Neutral」→「Buy」を継続、目標株価を6500円→6600円と引き上げた。
 10~12月期は主力製品のガイドワイヤーが国内と米国の両方で、約2億円ずつ想定を上振れ。国内は、ダブルルーメンカテーテルSasukeの好調が業績をけん引した。Sasukeを含む貫通カテーテルは前年同期比69%増収。海外では、中国が想定通り好調で同33%増収。米国が野村想定を2億円上回ったが、Abbott Laboratories社向けの16.6期からの期ズレが大半であり、一過性であると想定。売り上げの割りには利益が伸び悩んだ理由として、円高のほか、新製品の立ち上げに伴う稼働率の低下が挙げられるとした。

★10:36  ピーシーデポ-急伸 3Q累計12%営業減益も悪材料出尽くしで
 ピーシーデポコーポレーション<7618.T>が急伸。同社は13日10時15分、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が26.8億円(前年同期比12.1%減)だったと発表した。
 8月中旬以降で、積極的な販売促進活動自粛や販売・応対スタッフ不足の影響から、商品販売、ソリューションサービス販売のうち技術サポート、サービス一体型商品などの販売が減少した。しかし株価は、決算発表の延期告知を受けて前日に大きく下落しており、材料出尽くしから上昇している。

★10:36  資生堂-大和が目標株価引き上げ やや残念な計画だったが見方に変更はない
 資生堂<4911.T>が3日ぶり反発。大和証券では、やや残念な計画だったが見方に変更はないとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を3020円→3480円と引き上げた。
 16年度営業利益は368億円で、会社計画を大きく超過もサプライズは小さい。17年度営業利益計画は455億円とされ、中計目標下限500億円を下回る数字。インバウンド需要の盛り上がりなどを勘案すれば、計画は保守的との見方を示した。

★10:37  沢井製薬-野村が目標株価引き下げ 想定以上に採算性が悪化した10~12月期
 沢井製薬<4555.T>がもみ合い。野村証券では、10~12月期は想定以上に採算性が悪化したと判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は6600円→6000円と引き下げた。
 10~12月期業績は野村予想を大幅に下振れ。ジェネリック医薬品(GE)の採算性悪化を受けて、今17.3通期とそれ以降の業績予想も下方修正した。米国GE販売も遠のいた現状では、カタリストがない状態が継続。

★10:38  リネットジャパン-ストップ安売り気配 1Q営業益500万円も材料出尽くしで売り優勢
 リネットジャパングループ<3556.T>がストップ安売り気配。同社は10日に、17.9期の1Q(10-12月)の連結営業利益は500万円だったと発表した。2016年9月期1Qにおいては、四半期連結財務諸表を作成していないため前年同期比較はできない。
 ネットリユース事業において、買取繁忙期における広告宣伝費を中心とする商材獲得コストの適正投入、粗利率など価格管理面の安定維持、高収益商材の取り扱い強化などの施策を実行したことが奏功した。なお、同社のネットリユース事業は、事業構造上、下期偏重型の計画となるという。しかし、決算期待で株価が上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★10:43  コメ兵-続伸 不採算店など2割閉鎖 爆買い失速背景
 コメ兵<2780.T>が続伸。11日付の日経新聞朝刊で、同社が不採算店を中心に店舗の2割を閉鎖すると報じられた。
 全41店舗(2016年12月時点)のうち、17年1月から7月にかけて9店を閉めるという。中国人を中心としたインバウンド(訪日外国人客)による高額品の「爆買い」が失速したことや、国内消費の停滞が長引いたことが響いたとされる。店舗削減でコストを圧縮し、収益力の回復をめざす考えのもよう。


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