後場コメント No.10 プレス工業、クレハ、前沢工業、DIC、栄研化学など

2017/02/14(火) 15:00
★14:24  物語コーポ-大幅続伸 上期8%営業減益も強気の通期計画据え置きを好感
 物語コーポレーション<3097.T>が大幅続伸。同社は13日、17.6期上期(7-12月)の連結営業利益が10.4億円(前年同期比7.9%減)だったと発表した。通期計画30.5億円(市場予想29.4億円)を据え置いた。
 積極的な出店に伴う開業経費の増加と、業容拡大に伴う本社経費などの増加が響いたという。

★14:26  プレス工業-ドイツ証が「Buy」へ引き上げ 事業環境好転を見越して
 プレス工業<7246.T>が変わらずを挟んで3日続伸。ドイツ証券では、事業環境好転を見越して、レーティングを「Hold」→「Buy」、目標株価を430円→630円と引き上げた。
 3Q業績は好調とは言えないものの、主要事業環境は好転の兆しをみせており、業績は今後緩やかに回復すると予想。中国建機部品は長期にわたる改善活動や在庫削減を経て、回復局面を待つ段階。タイのピックアップトラックを含む商用車も緩やかに回復する見通し。

★14:29  ネクソン-ドイツ証が目標株価引き上げ 2017年は堅調なスタート
 ネクソン<3659.T>が5日続伸。ドイツ証券では、2017年は堅調なスタートと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を1900円→2000円と引き上げた。
 今17.12期1Q営業利益ガイダンスの中央値はドイツ証やコンセンサス予想の今17.12期通期営業利益の、それぞれ50%、47%に達するもの。1Qは例年好調な四半期だが、今17.12期1Qは異例であるとし、市場予想は引き上げられるとの見方を示した。既存のゲームポートフォリオは引き続き順調であり、新タイトルも寄与する見込み。

★14:31  クレハ-大幅に4日続伸 3Q累計47.5%営業増益 「NEWクレラップ」販売伸びる
 クレハ<4023.T>が大幅に4日続伸。同社は13日、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が93.4億円(前年同期比47.5%増)だったと発表した。
 樹脂製品事業のコンシューマー・グッズ分野で、ふっ化ビニリデン釣糸「シーガー」の売り上げが減少したが、家庭用ラップ「NEWクレラップ」の売り上げは増加し、同分野での増収増益が寄与した。

★14:32  前沢工業-急落 通期営業益を下方修正 受注時期の遅れや長期工事案件の増加で
 前沢工業<6489.T>が急落。同社は13日に、17.5期通期の連結営業利益予想を従来の10.3億円から3.4億円(前期比61.1%減)へと引き下げると発表した。自治体の発注遅れなどに起因する受注時期の遅れや、長期工事案件が当初見込みよりも増加したことにより、今期において売り上げに計上できる案件が減少することとなった。

★14:35  DIC-後場マイナス転換 今期7%営業増益見込むも市場予想より弱い
 DIC<4631.T>が後場マイナス転換。同社は14日14時30分、17.12期通期の連結営業利益予想を580億円(前期比7.0%増)とすると発表した。しかし市場は633億円を予想しており、会社計画がこれを下回っていることが嫌気され、売りが出ている。
 16.12期通期の営業利益は542億円(前の期比6.1%増)だった。高付加価値品の成長やコストダウンなどが寄与した。

★14:36  栄研化学-SBIが「強気」へ引き上げ 次世代遺伝子検査システム「Simprova」に注目
 栄研化学<4549.T>が反発。SBI証券では、LAMP法を用いた次世代の全自動小型遺伝子検査システム「Simprova(シンプローバ)」に注目。投資評価を「やや強気」→「強気」と引き上げた。目標株価は3700円。
 開発のロードマップも示され、まずは呼吸器菌(百日咳菌、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジア、レジオネラ属菌など)の多項目検査チップを2018年中に、19年中に抗酸菌(結核菌、非結核性抗酸菌など)の発売を目指すもよう。症状が似ている疾患に対し、30分で精確な病名がわかるため医師側のニーズは高いと考えられ、SBIでは同社の国際戦略製品になる可能性が高いと予想。

★14:41  不二精機-後場急騰  今期営業益34.1%増見込む 復配も発表
 不二精機<6400.T>が後場急騰。同社は14日14時30分に、17.12期通期の連結営業利益予想を2.8億円(前期比34.1%増)と発表した。精密金型事業において生産性向上によるコストダウンを図り、安定収益の確保を目指すとともに、精密成形品事業において東南アジア市場での自動車関連製品の受注拡大に伴う増産体制の整備を進めるとしている。
 16.12期通期の連結営業利益は2.1億円(前期比11.8%増)だった。精密成形品事業でインドネシア子会社の営業損益が予想を上回り黒字化が達成できたこと、精密金型事業で経費削減などの原価低減活動を実施したことなどが寄与した。
 併せて16.12期の期末配当について0円→3円(前期は無配)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。


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