前場コメント No.12 三菱ケミカル、三菱重工業、日本リート、アインＨＤ、リコーなど
★10:02 三菱ケミカル－みずほが目標株価引き上げ シナジー効果の顕在化を待つ
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が5日続伸。みずほ証券では、コングロマリット・ディスカウントを上回るシナジー効果の顕在化を待つとして、投資判断「中立」を継続した。目標株価は750円→900円と引き上げた。
化学系事業会社3社の統合（3社統合）効果顕在化やヘルスケアの安定収益貢献、デザインド・マテリアルズ（DM）の拡大などにより､今後5年程度の収益は安定拡大と予想。株価バリュエーションの本格的な拡大には、産業ガスや医薬品、石油化学、機能材料などの広範な事業ポートフォリオでのシナジー効果の顕在化が必要との判断を再確認するとし、投資判断は「中立」を継続。
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が5日続伸。みずほ証券では、コングロマリット・ディスカウントを上回るシナジー効果の顕在化を待つとして、投資判断「中立」を継続した。目標株価は750円→900円と引き上げた。
化学系事業会社3社の統合（3社統合）効果顕在化やヘルスケアの安定収益貢献、デザインド・マテリアルズ（DM）の拡大などにより､今後5年程度の収益は安定拡大と予想。株価バリュエーションの本格的な拡大には、産業ガスや医薬品、石油化学、機能材料などの広範な事業ポートフォリオでのシナジー効果の顕在化が必要との判断を再確認するとし、投資判断は「中立」を継続。
★10:02 三菱重－反発 子会社が欧米で段ボール製造加工機を拡販
三菱重工業<7011.T>が反発。21日付の日経産業新聞で、同社子会社の三菱重工印刷紙工機械（広島県三原市）が欧米で段ボールを製造する加工機の販売を伸ばすと報じられた。
欧州に組み立て拠点を新設するとともに、装置の据え付けや補修を担う担当者を欧米で増員するという。世界的なネット通販の拡大を背景に段ボールの需要は堅調であり、加工機の引き合いも強まっているもよう。現地での事業体制を整え、受注の積み上げを狙う考えとみられる。
三菱重工業<7011.T>が反発。21日付の日経産業新聞で、同社子会社の三菱重工印刷紙工機械（広島県三原市）が欧米で段ボールを製造する加工機の販売を伸ばすと報じられた。
欧州に組み立て拠点を新設するとともに、装置の据え付けや補修を担う担当者を欧米で増員するという。世界的なネット通販の拡大を背景に段ボールの需要は堅調であり、加工機の引き合いも強まっているもよう。現地での事業体制を整え、受注の積み上げを狙う考えとみられる。
★10:05 日本リート－みずほが目標株価引き上げ 足元の内部成長は想定以上
日本リート投資法人<3296.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、足元の内部成長は想定以上であり、高稼働率の継続性が今後の注目点とコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は28.00万円→30.50万円と引き上げた。
足元は高稼働率を維持しつつ、賃料水準の上昇とコスト削減で予想以上の内部成長を実現している。今後の注目点は稼働率の動向で、高水準を維持できれば来年度以降の成長見通しが高まり、相対株価の上昇につながると考えられるとした。目標株価は17年度みずほ予想分配金に対する配当利回り5.3％（従来は5.4％）に基づき、30.50万円に修正。
日本リート投資法人<3296.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、足元の内部成長は想定以上であり、高稼働率の継続性が今後の注目点とコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は28.00万円→30.50万円と引き上げた。
足元は高稼働率を維持しつつ、賃料水準の上昇とコスト削減で予想以上の内部成長を実現している。今後の注目点は稼働率の動向で、高水準を維持できれば来年度以降の成長見通しが高まり、相対株価の上昇につながると考えられるとした。目標株価は17年度みずほ予想分配金に対する配当利回り5.3％（従来は5.4％）に基づき、30.50万円に修正。
★10:09 アインＨＤ－続落 上値縮小でコンビクション・リストから削除 「買い」は継続
アインホールディングス<9627.T>が続落。ゴールドマン・サックス証券では、投資判断「買い」を継続も、上値縮小でコンビクション・リストから削除した。目標株価は9500円→9800円と引き上げた。
今期営業利益は前年比1％増の148億円（対会社計画15億円下振れ）を予想。11～12月売上高は同6％増と新規連結の葵調剤（115店舗）を考慮するとやや低調。C型肝炎薬の失速のほか、高単価な新薬へのシフトは下期に入ってからも過去に比べて低調なもよう。一方、技術料は上期時点ですでに期初計画以上に進ちょくしており、過度な懸念は不要と判断。薬価改定2年目の来期営業利益は同36％増の202億円を予想。
なお、同社は今期にM&A200店舗の出店を計画。ＧＳの従来前提120店を大幅に超過し、業界再編は確実に加速していると評価。
アインホールディングス<9627.T>が続落。ゴールドマン・サックス証券では、投資判断「買い」を継続も、上値縮小でコンビクション・リストから削除した。目標株価は9500円→9800円と引き上げた。
今期営業利益は前年比1％増の148億円（対会社計画15億円下振れ）を予想。11～12月売上高は同6％増と新規連結の葵調剤（115店舗）を考慮するとやや低調。C型肝炎薬の失速のほか、高単価な新薬へのシフトは下期に入ってからも過去に比べて低調なもよう。一方、技術料は上期時点ですでに期初計画以上に進ちょくしており、過度な懸念は不要と判断。薬価改定2年目の来期営業利益は同36％増の202億円を予想。
なお、同社は今期にM&A200店舗の出店を計画。ＧＳの従来前提120店を大幅に超過し、業界再編は確実に加速していると評価。
★10:13 インタートレード－3日続伸 投資有価証券売却で1億1300万円の特別利益発生
インタートレード<3747.T>が3日続伸。同社は20日に、保有する非上場株式1銘柄の売却により、特別利益1億1300万円を17.9期2Qに計上すると発表した。今回の投資有価証券売却は、保有資産の効率化と資本の適正化を図るために行うもの。17.9期の業績予想は現在精査中のため、判明次第速やかに開示するとしている。
インタートレード<3747.T>が3日続伸。同社は20日に、保有する非上場株式1銘柄の売却により、特別利益1億1300万円を17.9期2Qに計上すると発表した。今回の投資有価証券売却は、保有資産の効率化と資本の適正化を図るために行うもの。17.9期の業績予想は現在精査中のため、判明次第速やかに開示するとしている。
★10:13 リコー－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 現状の戦線を総点検し負の遺産から決別すべき
リコー<7752.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、現状の戦線を総点検し、負の遺産から決別すべきとコメント。投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続した。目標株価は600円→700円と引き上げた。
2017年4月に山下良則新社長体制にて構造改革を実施、再出発を目指すが、同社経営陣が想定している以上に既存事業の事業環境は厳しさを増していると判断。事業環境見通しは楽観論を排し、改めて同社のコアコンピタンスを見つめ直して戦線を縮小することで立直しを図れるか、今17.3期2Q決算時に提示した構造改革案骨子より踏み込んだ改革を行えるかに期待、注目するとした。
リコー<7752.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、現状の戦線を総点検し、負の遺産から決別すべきとコメント。投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続した。目標株価は600円→700円と引き上げた。
2017年4月に山下良則新社長体制にて構造改革を実施、再出発を目指すが、同社経営陣が想定している以上に既存事業の事業環境は厳しさを増していると判断。事業環境見通しは楽観論を排し、改めて同社のコアコンピタンスを見つめ直して戦線を縮小することで立直しを図れるか、今17.3期2Q決算時に提示した構造改革案骨子より踏み込んだ改革を行えるかに期待、注目するとした。
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