前場コメント No.10 キーエンス、ナブテスコ、日本特殊陶業、東北電力、リンナイなど
★9:26 キーエンス－みずほが目標株価引き下げ 業界内でのコアストックとしての見方は不変
キーエンス<6861.T>が小安い。みずほ証券では、業界内でのコアストックとしての見方は不変とし、投資判断「買い」を継続した。目標株価は82000円→80000円と引き下げた。
前19.3期4Q決算では、売上高は前年同期比で1％増とプラス成長を維持したものの、営業利益は同6％減となり、固定費増などから10四半期ぶりの同減益となった。株式市場の一部では、同社でさえも増収率鈍化や営業減益転落したことをネガティブに指摘する意見もあるが、みずほでは過去同様、相対的な強さを評価すべきと判断。
また、リーマン・ショック後の株価を振り返ると、前年同期比で営業減益に転落した局面は3回あるが、この局面はいずれも投資機会となってきた。4Q実績での業績モメンタム鈍化を受け、株価が調整している足元の局面は積み増しの機会と判断するとした。
キーエンス<6861.T>が小安い。みずほ証券では、業界内でのコアストックとしての見方は不変とし、投資判断「買い」を継続した。目標株価は82000円→80000円と引き下げた。
前19.3期4Q決算では、売上高は前年同期比で1％増とプラス成長を維持したものの、営業利益は同6％減となり、固定費増などから10四半期ぶりの同減益となった。株式市場の一部では、同社でさえも増収率鈍化や営業減益転落したことをネガティブに指摘する意見もあるが、みずほでは過去同様、相対的な強さを評価すべきと判断。
また、リーマン・ショック後の株価を振り返ると、前年同期比で営業減益に転落した局面は3回あるが、この局面はいずれも投資機会となってきた。4Q実績での業績モメンタム鈍化を受け、株価が調整している足元の局面は積み増しの機会と判断するとした。
★9:29 ナブテスコ－続伸 電子制御油圧バルブ状態の監視BOXを製品化
ナブテスコ<6268.T>が続伸。同社は22日に、舶用2サイクル電子制御主機関に使用される電子制御油圧バルブ（以下、油圧バルブ）の状態基準保全（CBM）のための状態監視BOXを製品化したと発表した。
この油圧バルブに状態監視BOXを装備することで、重要コンポーネントである比例制御弁の状態をモニタリングする。モニタリングにより取得したデータを当社独自のアルゴリズムを用いた解析によりバルブの劣化や異常を予知することで、最適なタイミングでのメンテナンスが可能になるとしている。
ナブテスコ<6268.T>が続伸。同社は22日に、舶用2サイクル電子制御主機関に使用される電子制御油圧バルブ（以下、油圧バルブ）の状態基準保全（CBM）のための状態監視BOXを製品化したと発表した。
この油圧バルブに状態監視BOXを装備することで、重要コンポーネントである比例制御弁の状態をモニタリングする。モニタリングにより取得したデータを当社独自のアルゴリズムを用いた解析によりバルブの劣化や異常を予知することで、最適なタイミングでのメンテナンスが可能になるとしている。
★9:30 日本特殊陶業－ＪＰモルガンが目標株価引き下げ ソコソコの成長が期待できるバリュー株
日本特殊陶業<5334.T>が続落。ＪＰモルガン証券では、ソコソコの成長が期待できるバリュー株とみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3000円→2500円と引き下げた。
アフター市場を中心に順調なプラグの数量成長、排ガス規制強化を背景とした車載センサー需要の拡大は期待できるが、欧州およびアジア通貨に対する円高、想定外のコーポレート費用増（IT構築、新規事業、海外法人販売管理費などで約９６億円の減益要因発生）の影響を織り込み、業績予想を下方修正。
マルチプル低下の影響も考慮し、目標株価は2500円（20年度PER10倍で算出）。先行投資で利益成長が抑えられている点は印象が良くないが、ここ数年は自社株買いを続けるなど株主還元姿勢も積極化していると指摘。
日本特殊陶業<5334.T>が続落。ＪＰモルガン証券では、ソコソコの成長が期待できるバリュー株とみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3000円→2500円と引き下げた。
アフター市場を中心に順調なプラグの数量成長、排ガス規制強化を背景とした車載センサー需要の拡大は期待できるが、欧州およびアジア通貨に対する円高、想定外のコーポレート費用増（IT構築、新規事業、海外法人販売管理費などで約９６億円の減益要因発生）の影響を織り込み、業績予想を下方修正。
マルチプル低下の影響も考慮し、目標株価は2500円（20年度PER10倍で算出）。先行投資で利益成長が抑えられている点は印象が良くないが、ここ数年は自社株買いを続けるなど株主還元姿勢も積極化していると指摘。
★9:31 東北電力－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 経常利益予想を下方修正
東北電力<9506.T>がもみ合い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、経常利益予想を下方修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1560円→1260円と引き下げた。
今20.3期会社計画を参照し、経常利益予想を今20.3期730億円（従来942億円）、来21.3期795億円（従来966億円）に下方修正。主な要因は、システム費用などのコスト増加や電力自由化の競争激化により、販売電力の利幅が悪化していること。女川原子力発電所2号機の安全審査の進ちょくに大きな変化がみられないことから「Neutral」を継続するとした。
東北電力<9506.T>がもみ合い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、経常利益予想を下方修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1560円→1260円と引き下げた。
今20.3期会社計画を参照し、経常利益予想を今20.3期730億円（従来942億円）、来21.3期795億円（従来966億円）に下方修正。主な要因は、システム費用などのコスト増加や電力自由化の競争激化により、販売電力の利幅が悪化していること。女川原子力発電所2号機の安全審査の進ちょくに大きな変化がみられないことから「Neutral」を継続するとした。
★9:32 リンナイ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 中国の利益回復待ちの状態が続く
リンナイ<5947.T>が変わらずを挟んで3日続落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、中国の利益回復待ちの状態が続くと想定。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は8380円→8020円と引き下げた。
前19.3期で業績底打ちを予想するとしたが、22.3期までの3年平均EPS成長率は3.2％増と、成長ドライバーを欠くと考え「Neutral」を継続。
前19.3期は中国の売上高が予想を上回り、営業利益309億円（会社計画300億円、期初計画360億円）と、三菱ＵＦＪＭＳ予想296億円を上回った。中国は販売促進により、上海林内の給湯器販売台数が前19.3期3Q累計の前年同期比4.4％減から通期は同1.4％増と回復の兆しが出ていると考え、今20.3期の中国の営業利益予想を上方修正。しかし、中期での販売強化投資によるコスト増を予想し、前期比で営業減益を予想。利益成長軌道への回復は早くて来21.3期以降と考えるとした。
リンナイ<5947.T>が変わらずを挟んで3日続落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、中国の利益回復待ちの状態が続くと想定。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は8380円→8020円と引き下げた。
前19.3期で業績底打ちを予想するとしたが、22.3期までの3年平均EPS成長率は3.2％増と、成長ドライバーを欠くと考え「Neutral」を継続。
前19.3期は中国の売上高が予想を上回り、営業利益309億円（会社計画300億円、期初計画360億円）と、三菱ＵＦＪＭＳ予想296億円を上回った。中国は販売促進により、上海林内の給湯器販売台数が前19.3期3Q累計の前年同期比4.4％減から通期は同1.4％増と回復の兆しが出ていると考え、今20.3期の中国の営業利益予想を上方修正。しかし、中期での販売強化投資によるコスト増を予想し、前期比で営業減益を予想。利益成長軌道への回復は早くて来21.3期以降と考えるとした。
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