後場コメント No.2 いすゞ自動車、三菱自動車、トヨタ、丸井G、モルフォなど
★12:37 いすゞ自動車-東海東京が「Neutral」へ引き下げ フィリピンや中近東諸国の不振厳しい
いすゞ自動車<7202.T>が反落。東海東京調査センターでは、フィリピンや中近東諸国の販売不振が厳しいと判断。レーティングを「Outperform」→「Neutral」、目標株価は1950円→1400円と引き下げた。
前19.3期実績ならびに今20.3期ガイダンスの低さはサプライズ。背景には、これまでのいすゞの業績面での躍進がややバランスを欠いたことがありそう。フィリピンでのLCV(小型商用車)の拡販が高マージンを伴っていた点や、高収益を享受してきた中近東での販売回復が想定よりも遅れている点が指摘できる。これらの販売台数は全体の8%程度に過ぎないが、収益インパクトははるかに大きい。いずれもいすゞにとっては期待のマーケットであったため、短期業績のみならず、今後、販売目標ならびに収益性に関する中期計画の達成への影響も注意しなければならないとした。
いすゞ自動車<7202.T>が反落。東海東京調査センターでは、フィリピンや中近東諸国の販売不振が厳しいと判断。レーティングを「Outperform」→「Neutral」、目標株価は1950円→1400円と引き下げた。
前19.3期実績ならびに今20.3期ガイダンスの低さはサプライズ。背景には、これまでのいすゞの業績面での躍進がややバランスを欠いたことがありそう。フィリピンでのLCV(小型商用車)の拡販が高マージンを伴っていた点や、高収益を享受してきた中近東での販売回復が想定よりも遅れている点が指摘できる。これらの販売台数は全体の8%程度に過ぎないが、収益インパクトははるかに大きい。いずれもいすゞにとっては期待のマーケットであったため、短期業績のみならず、今後、販売目標ならびに収益性に関する中期計画の達成への影響も注意しなければならないとした。
★12:40 三菱自動車-東海東京が目標株価引き下げ 強まる新興国指向と収益性向上への取り組み
三菱自動車<7211.T>が小安い。東海東京調査センターでは、強まる新興国指向と収益性向上への取り組みに注目。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は700円→450円と引き下げた。
同社は将来への先行投資を加速、計画を上回る水準を打ち出した。次期中計は今期中に発表される予定。強みを持つアセアンをはじめとする新興国戦略を軸に収益性重視がいっそう強調される見通し。ルノー/日産/三菱アライアンスにてトップの売上高営業利益率、少なくとも日産が中期計画で掲げる6%以上に引き上げる方針となると見込まれる。だが、ルノーと日産との間での不協和音は、三菱における中期計画の土台を揺さぶり、株価に好材料として織り込むことを阻害すると思われるとした。
三菱自動車<7211.T>が小安い。東海東京調査センターでは、強まる新興国指向と収益性向上への取り組みに注目。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は700円→450円と引き下げた。
同社は将来への先行投資を加速、計画を上回る水準を打ち出した。次期中計は今期中に発表される予定。強みを持つアセアンをはじめとする新興国戦略を軸に収益性重視がいっそう強調される見通し。ルノー/日産/三菱アライアンスにてトップの売上高営業利益率、少なくとも日産が中期計画で掲げる6%以上に引き上げる方針となると見込まれる。だが、ルノーと日産との間での不協和音は、三菱における中期計画の土台を揺さぶり、株価に好材料として織り込むことを阻害すると思われるとした。
★12:45 トヨタ-東海東京が目標株価引き下げ 原価低減効果や北米収益改善の進ちょくが足踏み
トヨタ自動車<7203.T>が小高い。東海東京調査センターでは、原価低減効果や北米収益改善などの進ちょくが足踏みしていると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は6900円→6800円と引き下げた。
自動車メーカーから「モビリティ・カンパニー」に向けての変身が加速している。自動運転技術の開発やMaaSの実用化、ライドシェアサービス大手各社への出資、EV普及に向けての車両開発ならびに車載二次電池の調達先確保など、実に多彩かつ巨額の投資を行っている。だが、自動車事業の競争力には目立った進展が見られない。北米収益改善目標(仕向地ベース売上高営業利益率8%)にはまだ道半ば。「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」による新世代トヨタ車は来年には世界販売の半数に達すると見込まれ、そろそろ業績に貢献する成果が待望されようとコメント。成果なくしては将来投資の回収も滞る可能性があると指摘した。
トヨタ自動車<7203.T>が小高い。東海東京調査センターでは、原価低減効果や北米収益改善などの進ちょくが足踏みしていると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は6900円→6800円と引き下げた。
自動車メーカーから「モビリティ・カンパニー」に向けての変身が加速している。自動運転技術の開発やMaaSの実用化、ライドシェアサービス大手各社への出資、EV普及に向けての車両開発ならびに車載二次電池の調達先確保など、実に多彩かつ巨額の投資を行っている。だが、自動車事業の競争力には目立った進展が見られない。北米収益改善目標(仕向地ベース売上高営業利益率8%)にはまだ道半ば。「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」による新世代トヨタ車は来年には世界販売の半数に達すると見込まれ、そろそろ業績に貢献する成果が待望されようとコメント。成果なくしては将来投資の回収も滞る可能性があると指摘した。
★12:51 丸井G-もみ合い グループ総取扱高17%増 小売事業は2%増
丸井グループ<8252.T>がもみ合い。同社は15日、5月次の営業概況を発表した。グループ総取扱高は前年同月比17.1%増だった。小売事業は同1.8%増。フィンテック事業は18.5%増となった。
フィンテックにおいては、ゴールデンウィーク中の旅行代理店やホテルなどにおける取扱高の増加によって、加盟店取扱高が堅調に推移した。また、家賃保証などのサービス取扱高が引き続き伸長した。
丸井グループ<8252.T>がもみ合い。同社は15日、5月次の営業概況を発表した。グループ総取扱高は前年同月比17.1%増だった。小売事業は同1.8%増。フィンテック事業は18.5%増となった。
フィンテックにおいては、ゴールデンウィーク中の旅行代理店やホテルなどにおける取扱高の増加によって、加盟店取扱高が堅調に推移した。また、家賃保証などのサービス取扱高が引き続き伸長した。
★12:53 モルフォ-一時ストップ高 クアルコムと提携 Snapdragon 665のカメラ機能強化で
モルフォ<3653.T>が一時ストップ高。同社は6月14日、米国のクアルコムがモバイル機器向けの新しいチップセット「Snapdragon 730/730G/665」をリリースした件に関し、「Snapdragon」のカメラ機能を強化するための提携を深めていくと発表した。
モルフォはクアルコムの「ソフトウェアアクセラレータプログラム」のメンバー。プログラムへの参加により、モルフォはSnapdragon 665に動画ブレ補正技術 『MovieSolid』を統合し、このサポートをクアルコムとともに提供する。この技術をライセンス利用することにより、スマートフォンなどのデバイスメーカーは大幅な開発コストの低減と開発時間の短縮が図られ、最先端の動画ブレ補正技術を提供できるようになるとした。
モルフォ<3653.T>が一時ストップ高。同社は6月14日、米国のクアルコムがモバイル機器向けの新しいチップセット「Snapdragon 730/730G/665」をリリースした件に関し、「Snapdragon」のカメラ機能を強化するための提携を深めていくと発表した。
モルフォはクアルコムの「ソフトウェアアクセラレータプログラム」のメンバー。プログラムへの参加により、モルフォはSnapdragon 665に動画ブレ補正技術 『MovieSolid』を統合し、このサポートをクアルコムとともに提供する。この技術をライセンス利用することにより、スマートフォンなどのデバイスメーカーは大幅な開発コストの低減と開発時間の短縮が図られ、最先端の動画ブレ補正技術を提供できるようになるとした。
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