前場コメント No.4 パルコ、ふくおか、レンゴー、SOMPO、新生銀行など

2019/06/25(火) 11:30
★9:03  パルコ-続伸 1Q営業益24%増 主力のショッピングセンター事業が好調
 パルコ<8251.T>が続伸。同社は24日に、20.2期1Q(3-5月)の連結営業利益(IFRS基準)は34.1億円(前年同期比23.9%増)だったと発表した。上期の会社計画62.0億円に対する進ちょくは55.0%となっている。
 主力のショッピングセンター事業が、錦糸町パルコを新たに開業したことなどにより、増益となったことが寄与した。

★9:04  ふくおか-MSMUFGが「EW」へ引き下げ 株価回復は見込めなくなっている
 ふくおかフィナンシャルグループ <8354.T>が小高い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、想定していた時間軸で株価回復は見込めなくなっていると判断。投資判断を「Overweight」→「Equal-weight」、目標株価を3100円→2100円と引き下げた。
 金融株の重要なドライバーである株主還元策について、5月本決算で提示された内容に対する株式市場の落胆が想定以上に大きく、決算直後に期待していたような株価回復は当面見込めなくなったと判断。本決算での自己株式取得に対する市場期待が想定以上に高かったこと、今期は十八銀行との経営統合による一過性要因が業績押し上げとなっているが、配当テーブルに関わらず、1株当たり配当金の目安は前期同等の85円を下限としたことが、市場の落胆につながったと理解しているとした。「EW」へ引き下げるが、再エントリーの機会を模索したいとしている。

★9:04  レンゴー-東海東京が「Neutral」へ引き下げ 段ボール原紙の需給悪化を予想
 レンゴー<3941.T>が続落。東海東京調査センターでは、段ボール原紙の需給悪化を予想。レーティングを「Outperform」→「Neutral」、目標株価は1350円→1020円と引き下げた。
 今20.3期営業利益を370億円(前年比46.3%増)と予想。段ボール原紙・段ボール製品の価格の引き下げ、軟包装事業で価格転嫁の遅れはあるものの、古紙価格が想定以上に下落していること、段ボールシートの生産量の引き上げから、営業利益は前回予想(363億円)から引き上げたとした。
 古紙の輸出価格は中国が古紙の輸入量を減らしていることから、東海東京では今後の上昇は見込んでいないとコメント。営業利益の会社計画は350億円(同38.4%増)。会社計画では、古紙の調達価格を保守的に見ており、東海東京では営業利益は会社計画を上回ると見ているとした。

★9:04  SOMPO-4日ぶり反発 国内損保事業で4000人削減へ 効率化急ぐ 日経報道
 SOMPOホールディングス<8630.T>が4日ぶり反発。25日付けの日本経済新聞朝刊は、同社傘下の損害保険ジャパン日本興亜が2020年度末までに、国内損保事業の従業員数を4000人減らすと報じた。
 記事によれば、17年度に比べて人員を2割弱、削減するという。ITの活用で生産性を高めるほか、新卒採用も絞る。介護やセキュリティーなど市場が伸びる事業への配置転換も進め、効率化を急ぐ。今後、自動運転の普及などで主力の自動車保険も変化を迫られるため事業の効率化を急ぐとしている。

★9:04  新生銀行-大和が「2」へ引き上げ 安定増益と自己株式取得を評価
 新生銀行<8303.T>が続伸。大和証券では、安定増益と自己株式取得を評価。投資判断を「3(中立)」→「2(アウトパフォーム)」、目標株価を1600円→1800円と引き上げた。
 2018年度の連結当期純利益は前年度比1.8%増益の523億円と、銀行計画(520億円)に沿った着地。与信費用縮小が増益要因。前19.3期末の国際基準の連結普通株式等Tier1比率は12.0%と高水準。決算発表に併せ、前年度の130億円を大幅に上回る上限235億円(現行時価総額対比6.0%)の自己株式取得が決議されている。2019年度の連結当期純利益は530億円と、銀行ガイダンスの達成を予想。
 同行株は外国人株主構成の高さから市場連動度(β値)が主要行中でも最上位にあり、リスクオンの強気相場局面で上値が期待されると考えるとした。


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