後場コメント No.3 三井化学、NDソフトウェア、キャンディル、京セラ、セイコーなど

2018/10/22(月) 15:00
★13:25  三井化学-続伸 MLCC製造向け離型フィルムの新工場建設
 三井化学<4183.T>が続伸。22日付の日刊工業新聞で、同社子会社の三井化学東セロ(千代田区)が、積層セラミックコンデンサー(MLCC)製造に使う離型フィルムの新工場を建設すると報じられた。国内外で立地を選定中で、早ければ2019年度に着工する見通しだという。
 MLCCは従来スマートフォン向けが中心だったが、自動車の電装化とともに車載用途が急拡大しているとされる。ほかの増産投資も合わせ、25年度までに生産能力を現状比で倍増する計画のもよう。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★13:28  エイベックス-底堅い AWAがショートムービープラットフォーム「TikTok」と業務提携
 エイベックス<7860.T>が底堅い。同社は10月22日午後、サイバーエージェントとエイベックス・デジタルの共同出資によって設立されたAWA(東京都港区)が、ショートムービープラットフォーム「TikTok」と、音楽事業における業務提携を行うと発表した。
 業務提携はAWAとTikTokがサービス連携し、両サービスの事業拡大と新たな音楽価値・体験の創出を目指すというもの。連携により、新たにDA PUMP、倖田來未などの楽曲2.5万曲を、TikTokの動画撮影時に利用することが可能。楽曲は随時追加を行い、年内で利用可能楽曲数500万曲を目指していくとした。

★13:44  NDソフトウェア-反発 シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズが筆頭株主に
 エヌ・デーソフトウェア<3794.T>が反発。同社は10月19日大引け後に、10月12日付けでシンフォニー・フィナンシャル・パートナーズ(シンガポール)が筆頭株主になったと発表した。議決権割合は19.63%→20.65%に上昇。大量保有報告書(変更報告書)が関東財務局に提出されたことにより、判明したもの。これまでは森の学校(山形県南陽市)が筆頭株主だったが、第2位株主に後退する。

★13:50  キャンディル-もみ合い 子会社キャンディルデザインがドゥーマンズと業務提携
 キャンディル<1446.T>がもみ合い。同社は10月19日大引け後に、連結子会社であるキャンディルデザイン(東京都新宿区)が、ドゥーマンズ(東京都渋谷区)との間で、専用アプリからクラウドサーバーを介してユーザーが手軽に見積や注文ができるプランニングシステムを活用したオーダー家具事業の販売促進に関し、業務提携を締結すると発表した。ドゥーマンズは、オーダー家具に関する製造連携システムのカスタマイズライセンス事業や、収納設備の製造販売事業を展開する会社。

★13:51  京セラ-3日ぶり反発 シグフォックス関連協業先3割拡大へ
 京セラ<6971.T>が3日ぶり反発。22日付の日刊工業新聞で、同社子会社の京セラコミュニケーションシステム(京都市)が、IoT(モノのインターネット)に適した無線通信「シグフォックス」の利用に必要なデバイスなどを手掛ける企業との協業を、2018年度内に現在と比べ3割増の約500社に増やすと報じられた。
 シグフォックスは基地局設置や運用のコストが低く、インフラ監視などに活用が広がっているとされる。協業先を増やし、IoTなどに使いやすくするという。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★14:11  セイコー-CSが目標株価引き上げ グローバルでの本格的売上拡大加速を待つ
 セイコーホールディングス<8050.T>が3日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、グローバルでの本格的売上拡大加速を待つとし、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は2500円→3100円と引き上げた。
 2Q営業利益はハイエンドを中心とする時計販売堅調、前年同期の生産調整の反動増(ムーブメント)、構造改革効果などから、1Qに引き続き実質ベースでの高い増益率を期待、上期での通期会社計画対比での進ちょくも良好とみられる。ただし、1Qの時計売上増収幅拡大(前年比7%増)には一部4Qからの後ろ倒し分が含まれていることや、3Q以降は上期に発生した上記の増益効果がなくなることなどから、実質的な増益幅は今後縮小の方向とみられる。さらなる株価上昇に向けては、現在会社側が注力しているグローバルでのブランド力向上や、販路拡大(自社ECサイト拡充)などの本格的な業績貢献を待ちたいとした。

★14:34  ビューティガレージ-もみ合い コーポレートベンチャーキャピタルファンド設立を決定
 ビューティガレージ<3180.T>がもみ合い。同社は10月22日14時に、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドの設立と、その運用のための子会社BGベンチャーズの設立を決めたと発表した。サロンビジネスの繁栄に貢献することを目的とし、新株予約権型ファイナンスを実施し、国内外における事業関連企業とのM&A/資本・業務提携を推進することを計画しているとした。


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