前場コメント No.1 横河ブリッジ、小野薬品、LINE、日機装、プラネットなど

2016/11/25(金) 11:30
★9:00  横河ブリッジ-買い気配 野村が「Buy」へ引き上げ 公共事業費増加の恩恵
 横河ブリッジホールディングス<5911.T>が買い気配。野村証券では、公共事業費増加の恩恵に注目。レーティングを「Neutral」→「Buy」、目標株価を1140円→1510円と引き上げた。
 メイン事業として手がける橋梁事業では、今後に予想される公共事業費の増加や、高速道路での大規模更新の増加によって、受注が大きく拡大すると想定。今17.3期の同事業の受注は前期比25%減を予想する一方、来18.3期は同17%増と従来の8%増から見方を引き上げ。受注増により野村の売上高、営業利益予想も上方修正。
 落橋事故の悪影響についてはすでに特別損失を上期決算で計上し、下期の特別利益の発生によって通期の最終利益への影響は限定的となる見込みと会社は説明。今後は一部地域での指名停止などによって受注活動に一定の影響が生じる可能性はあるものの、直接的な事故対応についての悪影響はほぼ出尽くしたと判断。

★9:00  小野薬品-続落 米メルクの競合薬「キイトルーダ」が肺がん適用の見通し
 小野薬品工業<4528.T>が続落。25日付の日経新聞朝刊で、米製薬大手メルクが開発中のがん免疫薬「キイトルーダ」が肺がんの大部分を占める非小細胞肺がんに使える見通しになったと報じられた。
 同社の「オプジーボ」と同じ作用を示す薬で、医療現場の期待も大きいという。オプジーボの売り上げの9割以上を占める肺がん向けが使用対象となることで、両薬の競争は激しくなるとみられる。

★9:00  LINE-売り気配 UBSが「Sell」へ引き下げ モバイルゲームの逆風を受けて
 LINE<3938.T>が売り気配。UBS証券では、モバイルゲームの逆風を受け、レーティングを「Neutral」→「Sell」、目標株価を5100円→3600円と引き下げた。
 UBSでは「Japan Mobile Game Monitor」で主要タイトルのデイリーランキングを追跡し、その結果、飽和状態の日本のモバイルゲーム市場を背景に、17年度のLINEのモバイルゲーム(コンテンツ)見通しについて、慎重な見方を継続。17年度予想は前年比-1%減。コミュニケーション事業も減収を予想(16年度は同3%増、17年度は同3%減)。また、広告事業成長のコンセンサス予想(17年度の同34%増)はすでに株価に織り込み済みと判断。市場はパフォーマンス型広告収入拡大を織り込んでいるとの見方を示した。

★9:00  日機装-7日続伸 航空機部品の新工場を宮崎に建設 ブレーキ補助を増産
 日機装<6376.T>が7日続伸。25日付の日経新聞朝刊で、同社が航空機部品の新工場を宮崎市に建設すると報じられた。
 投資額は170億円と同社にとって過去最大だという。航空機のブレーキを補助する部品を生産するとされる。格安航空会社(LCC)の台頭で増産が続く小型機向けや燃費の良さで需要が伸びている中型機向けの納入を増やすとみられる。新工場では着陸時に航空機のブレーキを補助するために使う格子状の逆噴射装置用部品「カスケード」を生産する方針のもよう。

★9:01  プラネット-買い気配 1Qは20.6%営業増益 EDI通信処理データ量の増加による増収などで
 プラネット<2391.T>が買い気配。同社は24日、17.7期1Q(8-10月)の連結営業利益が2.1億円(前年同期比20.6%増)だったと発表した。主にEDI通信処理データ量が増加したことより前年同月比で増収となったことや、販管費が減少したことなどが寄与した。

★9:01  日立製作所-底堅い 細胞1個ごとに遺伝子情報解析できる技術開発
 日立製作所<6501.T>が底堅い。25日付の日経新聞朝刊で、同社が細胞1個ごとに遺伝子情報を解析できる技術を開発したと報じられた。
 細胞を同時に1個ずつに分離し、1細胞単位で遺伝子情報を抽出するチップを使うという。大量の細胞をまとめて解析する従来技術と比べて、精度が大幅に向上するとされる。がん組織をより詳しく解明するのに役立つとみられ、2~3年で商品化し、研究機関への販売を目指すもよう。


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