前場コメント No.6 ジグソー、モブキャスト、ゲンキー、オープンドア、タカラバイオなど

2017/03/24(金) 11:30
★9:13  JIG-SAW-続伸 「マネージドSSL」サービス開始 SSLサーバー証明書を月額で提供
 JIG-SAW<3914.T>が続伸。同社は23日に、ソフトバンク・テクノロジー<4726.T>の子会社であるサイバートラスト(東京都港区)と共同で、OVおよびEVのSSLサーバー証明書を月額で利用可能な「マネージドSSL」サービスを4月1日から開始すると発表した。
 「マネージドSSL」サービスでは、これまでの年単位での使用が一般的であったSSLサーバー証明書を、月単位のライセンス形態で、月額利用することができるため、より細かい期間での効率的な運用・管理が可能になるなどの特長があるという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:14  GMO-CSが目標株価引き下げ カタリスト不足は否めないが割安と判断
 GMOインターネット<9449.T>が4日続落。クレディ・スイス証券では、カタリスト不足は否めないが、割安と判断。投資判断「OUTPERFORM」を継続も、目標株価は1830円→1810円と引き下げた。
 (1)GMOアドパートナーズの売上計上の信憑性の疑義(2月27日発表)が発生したために株主総会が延期、(2)GMOペイメントゲートウェイの不正アクセスの報告(3月10日発表)など、グループ会社でネガティブな発表が続き、低調な株価推移が続く。今後、再発防止策や対策が必要であるが、(1)の金額は2.5億円程度と大きな金額ではない。(2)についても再発防止委員会を設置して対応をしている。4~6月中の開催に延期された株主総会時には対策が明確になる見通し。株価は割安な水準と判断。

★9:14  モブキャスト-続伸 松風とエンターテインメントコンテンツなどを対象とした投資運用会社設立
 モブキャスト<3664.T>が続伸。同社は23日に、ファイナンシャル・コンサルティングを強みに持つ松風(東京都港区)と共同で、IP、エンターテインメントコンテンツなどを対象とした投資運用を行う子会社を設立すると発表した。
 当該子会社においては、松風の持つ投資スキーム構築、投資プラン策定ノウハウとモブキャストの持つ著作権者などとのネットワークといった強みを融合させ、IPおよびエンターテインメントコンテンツの価値と収益力の向上および業界の発展を図るとしている。

★9:15  ゲンキー-続落 3月既存店3%減収 全店13%増収
 ゲンキー<2772.T>が続落。同社は23日、3月度の月次営業速報(売上前年比推移)を発表し、既存店は前年同月比3.3%減、全店では同12.5%増となった。

★9:17  オープンドア-3日ぶり反発 JALの国内ホテル一括検索サイトへホテル検索・比較システム提供
 オープンドア<3926.T>が3日ぶり反発。同社は23日に、日本航空<9201.T>の国内ホテル一括検索サイトリニューアルに伴い、同サイトへの国内ホテル検索・比較システムの提供を開始したと発表した。
 JALの国内ホテル一括検索サイトは、複数の提携サイトが取り扱う国内ホテルの宿泊プランを横断的に検索・比較することのできるシステムという。リニューアルに伴い、2016年3月の海外ホテル一括検索サイトに引き続き、今回もオープンドアの国内ホテル検索・比較システムが採用されることとなった。

★9:18  タカラバイオ-3日ぶり反発 ウイルスベクターの大量生産技術の開発に成功
 タカラバイオ<4974.T>が3日ぶり反発。同社は23日に、遺伝子・細胞プロセッシングセンター内にあらたにウイルスベクター(ベクター:目的遺伝子を細胞やバクテリアに導入するための分子)製造施設を増設するとともに、独自にウイルスベクターの大量生産技術の開発に成功したと発表した。
 近年、日本を含む世界中で遺伝子治療の臨床開発が活発化しており、各種ウイルスベクターの需要が拡大しているという。同社は、今回の遺伝子治療用ウイルスベクターの製造施設の増強や製造技術開発を活かし、再生医療等製品の開発・製造受託支援事業であるCDMO事業をさらに拡大させるとしている。


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