後場コメント No.3 パレモ、大和証券G、ニプロ、野村HD、東海東京など

2016/06/28(火) 15:00
★13:24 パレモ-大幅続伸 6月度既存店売上高7.1%増 客単価9.9%上昇
 パレモ<2778.T>が大幅続伸。同社は27日、6月度(20日締め)の既存店売上高が前年同月比7.1%増、全社では同6.0%減だったと発表した。
 既存店の客単価は9.9%上昇、客数は2.6%減少した。アパレル事業で、幅広い客層に対しカットソー、パンツを中心としたリラックス系アイテムの販売が拡大した。シャツブラウスなども好調に推移した。

★13:28  大和証券G-CSが「UP」へ引き下げ 予想ROEに比較してバリュエーションが高い
 大和証券グループ本社<8601.T>が3日続落。クレディ・スイス証券では、予想ROEに比較してバリュエーションが高いと判断。投資評価を「NEUTRAL」→「UNDERPERFORM」、目標株価を610円→450円と引き下げた。
 4月以降の市場動向、投資家のリスクアぺタイトの低迷によるリテール利益減少の可能性から、業績予想を下方修正。
 同社株は証券セクター、なかでも野村ホールディングスに対する株価パフォーマンスが良好で、PBRは野村の0.5倍程度に対し、0.7~0.8倍で推移。今17.3期予想ROEは5.8%と野村の4.9%に対して若干高いが、バリュエーションの格差を説明できるほどの差ではない。1Q経常利益は前年同期比54%の減益を予想し、特段、他社に対して良好なわけではないと指摘。バリュエーションの水準は、ROEに見合った水準に低下すると予想した。

★13:30  ニプロ-続伸 安定性高めた医薬用ガラス容器「バイアレックス」を米国に先行投入
 ニプロ<8086.T>が続伸。28日付日刊工業新聞で、同社が容器自体や内容物の安定性を高めた医薬用ガラスバイアル(容器)「バイアレックス」を米国市場に先行投入すると報じられた。
 米国の医薬品メーカー1社に採用が決まり、2016年度は約30万本の販売を見込むという。日本でも製薬会社などによる安定性の評価試験が完了後、順次採用を目指すとした。今後の業績への貢献が期待され、株価は上昇している。

★13:37  野村HD-CSが目標株価引き下げ 事業環境は厳しいが株価はすでに下落
 野村ホールディングス<8604.T>が3日続落。クレディ・スイス証券では、事業環境は厳しいが株価はすでに下落しているとして、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は470円→377円と引き下げた。
 昨年4Qの利益落ち込みの一因だったフィクストインカム利益は回復方向も、リテール投資家のリスク回避姿勢が続き、国内利益の回復は鈍い。ホールセールの経費を15.3期比較で18.3期末までに20%程度削減する方針であるが、低調な外部環境が続き、業績予想を下方修正。業績下方修正、ERPの上昇により目標株価を引き下げるとした。

★13:39  キリンHD-続伸 自社ブランド清涼飲料自動販売機をオンライン化
 キリンホールディングス<2503.T>が続伸。28日付日経産業新聞で、同社が自社ブランドの清涼飲料自動販売機の半数をオンライン化すると報じられた。
 今年8月までに回線と接続できるように改造するという。これまですぐに把握できなかった商品の売れ行きの情報をリアルタイムで収集できるようにして、消費動向に合わせて販売戦略を臨機応変に変えられるようにするもよう。今後の収益貢献が期待され、買いが入っている。

★13:43  東海東京-CSが目標株価引き下げ 事業環境は厳しい 回復は個人投資家の戻し待ち
 東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616.T>が3日続落。クレディ・スイス証券では、事業環境は厳しく、回復は個人投資家の戻し待ちとコメント。投資評価「UNDERPERFORM」を継続、目標株価は445円→420円と引き下げた。
 1Qも前4Q同様、個人投資家のリスクオフ状態が継続。個人の株式取引は信用中心で、ネット証券のシェア上昇がネガティブに働いていると予想。業績予想を若干下方修正。ただし、一定の配当水準を維持するための投資有価証券の売却が予想され、当期利益の水準は経常利益ほど減少しないと予想。


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