ウィークリーレポート

5月は強い傾向だが市況再び悪化
2024/05/24
 5月最終週、約1カ月ぶりのIPOが実施される。ゴールデンウイークの影響を受けて5月は例年1社あるかないかであり、今回は2年ぶり。小粒な案件が組まれることもあり、地方市場でもない限り勝てる傾向にある。リーマンショックの前年までは3~4社が上場する傾向にあったが、セレブリクスが公開価格の7倍を超える初値を付けるなど、数が多少増えても強い初値が付いていた。2018年のラクスルといった大型でも勝てた実績があり、季節的には強い時期といえよう。
 ちまたでは「セル・イン・メイ」ともいわれる5月だが、これは5月に高値が付きやすいことを前提にした格言であり、IPOでも追い風を受けやすい。

【20年間の5月IPOの結果】
年   銘柄略称     公開価格 初値(初値上昇率・倍率)
2024年 学びエイド      970円→?
2022年 トリプルアイ 880円→2200円(2.50倍)
2019年 バルテス 660円→1820円(2.76倍)
2018年 ラクスル 1500円→1645円(+9.67%)
2014年 東武住販 1250円→1400円(+12.00%)
2012年 北の達人(札証) 1100円→ 935円(-15.00%)
2008年 Pワークス 23万円→60万円(2.61倍)
2007年 日テクノラボ(札証)10万円→ 8万円(-20.00%)
    幼児活動研 1850円→3560円(+92.43%)
    タケエイ 7000円→7850円(+12.14%)
2006年 平川ヒューテ 1500円→2430円(+62.00%)
    健康コーポ 5.6万円→19.4万円(3.46倍)
    SBIフューチ 17万円→ 41万円(2.41倍)
2005年 セレブリクス 46万円→340万円(7.39倍)
    レイコフ 50万円→240万円(4.80倍)
    ザッパラス 93万円→320万円(3.44倍)
2004年 コムシード 50万円→200万円(4.00倍)
    レカム 25万円→ 95万円(3.80倍)
    ディップ 100万円→200万円(2.00倍)
    クラウディア 1460円→2420円(+65.75%)
(出所:DZH-FR作成)
 ただ今年は利上げを警戒して新興市場の低迷が長引いており、例年の追い風は逆風へと変わっている。大型連休明けは下げ止まっていたグロース250指数は今月下旬に入って再び下値を探り始めた。
 28日に予定している学びエイドの公開規模は8億円強に過ぎず、エド(教育)テック関連としてのテーマ性もあるため公開価格割れを心配する声はない。だが冷静になってみると、エドテック関連の株式市場での評価は少子化を背景に今ではさほど高いわけではない。悪化する環境のなかでどこまでリスクマネーを取り込めるか。
IPO更新情報
マーケットデータ
日経平均 38,646.11 -457.11
TOPIX 2,742.54 -12.21
グロース250 608.14 -7.34
NYダウ 39,069.59 +4.33
ナスダック総合 16,920.80 +184.76
ドル/円 157.03 +0.07
大きく動いた銘柄
フュートレック 289 +67
ランシステム 579 +80
エーアイ 861 +150
ストップ安銘柄はありません
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