ウィークリーレポート

3倍めどの傾向のなかでもテンバガー出現
2024/02/16
 今年上場した2銘柄がようやく一服し始めた。ソライズは公開価格の2.98倍、ウェリタス・イン・シリコは3.48倍の高値で折り返しており、短期筋は3倍前後までを許容ラインとみていることがうかがえる。昨年末の地合い低迷時でも、別格のQPS研究所を除いて短期的なパフォーマンスがよかったエスネットの高値も3.23倍だった。

 上場からしばらくしてから火が着く例では売れるネット広告社の5.35倍などもあるが、昨年に上場した銘柄の公開価格と短期的な高値を比較してみると、公開価格の3倍というのは短期的なめどにされやすいようだ。AIバブルが一服した昨秋以降、短期的な限界圏になっているうえ、それ以前でもAIバブルの圏外にあったスタンダード銘柄などが予想外に高騰したときでも3倍を超えたタイミングで失速する例が目立った。
 なお、別格扱いのQPS研究所だが、こちらは3倍どころかさらに青天井な値動きとなっており、16日、ついに公開価格からのテンバガー(十倍高)を達成した。月着陸失敗により9.34倍高で失速したアイスペースのリベンジを果たした格好であり、時価総額はアイスペースの1.4倍、グロース市場の4位に付ける。さすがに過熱感が否めず、半年後も今の状況を維持できているとは考えにくいが、宇宙関連ビジネスへの期待の高さだけはうかがえよう。関連銘柄の上場がまだ少ないなかで、アイスペースと違って上値にしこりがないこともあり、市場の期待が集中する結果となっている。
IPO更新情報
マーケットデータ
日経平均 39,098.68 +836.52
TOPIX 2,660.71 +33.41
グロース250 742.11 -3.24
NYダウ 39,131.53 +62.42
ナスダック総合 15,996.82 -44.80
ドル/円 150.65 +0.11
大きく動いた銘柄
フュートレック 287 +54
海 帆 1,111 +150
メディ一光 2,485 +255
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