ウィークリーレポート

コロナ延期案件は残り1社
2022/05/20
 決算発表が終わってもなかなか上場承認のペースは鈍いが、5月第3週は新たに7社が承認された。うち一社はコロナショックで上場を延期していたヤマイチ・エステート改めヤマイチ・ユニハイムエステートだ。
 これで当時上場を延期した18社のうち、残りはタッチポイントソリューションを手掛けるスマート・ソリューション・テクノロジー(SST)の一社のみとなった。延期した大半の企業は昨秋までに上場したが、ヤマイチとSSTの2社だけが残されていた。どちらかというと戸建てを手掛けるヤマイチにとってコロナ禍は追い風だったが、グループ再編や主幹事交代など業績以外の面が影響して遅れていたもようだ。
 なお、SSTの上場準備の動向については筆者はうかがい知れないが、同社はハードも手掛けるため昨今の半導体不足などの問題を受け、製造が大幅に遅延するなどの影響を受けている。人気の業態ではあるが、当面手続き再開は厳しそうな様子だ。

 IPO再開を前に既存の株式相場は再び混迷を極めているが、マザーズ指数はここのところ650ポイントを挟んでのもみ合いとなっている。低迷は続いているが、既存上場株を基に値付けするIPO株にとって、指標が下げ渋り始めた意味は大きい。
 ただ承認ペースは19日までは鈍かったものの、20日は一気に5社が承認された。6月は例年並みの上場社数が観測されており、後半に集中する見通しだ。上場日が重なれば資金分散で波乱は起きやすくなる。米国株の状況も再び厳しくなっており、このまま平穏には通過させてくれそうにない。
マーケットデータ
日経平均 27,001.52 +262.49
TOPIX 1,894.57 +17.20
マザーズ 674.82 +17.53
NYダウ 31,261.90 +8.77
ナスダック総合 11,354.62 -33.88
ドル/円 127.56 -0.38
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