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明日の戦略
後場一段高で500円を超える上昇、45000円突破で目線が上に
2025/09/18 16:25
 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり912/値下がり637。ディスコ、東京エレクトロン、アドバンテストが5%近い上昇。ローツェやトリケミカルなど半導体周辺の深堀りが進んでおり、読み方が同じSUMCOとサムコはともに7%を超える上昇となった。ハイテク系の銘柄にも資金が向かっており、ソニーGやTDKが大幅上昇。証券会社が投資判断を引き上げたレゾナックが急騰した。

 一方、任天堂が3%を超える下落。IHI、川崎重工、三菱重工の防衛大手3社がそろって売りに押された。FOMCの結果発表後に円高が急速に進む場面があったことが警戒されて、トヨタやホンダなど自動車株が軟調。証券会社が投資判断を引き下げたタイミーや東京ガスが大幅に下落した。

 日経平均は大幅高。半導体関連が製造装置から半導体材料に至るまで広範囲に物色されており、値幅を伴った上昇となった。米国動向からは半導体関連は下げても不思議はなかっただけに、これらが目を見張る上昇となったことで全体でもリスク選好ムードが強まった。

 あすは日銀金融政策決定会合の結果が発表されるが、今回は据え置きが濃厚。植田総裁の会見が引け後となるため手がけづらさはあるものの、会見で年内の利上げが示唆されたとしても寝耳に水というほどのサプライズではない。きょうの日本株がFOMCを消化して強い上昇となっただけに、さほど警戒は高まらないだろう。日経平均の終値は45303円。大幅高の反動で利益確定売りが出てきたとしても、45000円台はキープできそうな水準で終えている。強く買われた半導体関連が大崩れしなければ、「押し目待ちに押し目なし」でもう一段上を試しにいったとしても驚きはない。
2025/09/18 15:45
指標 現値 前日比 騰落率 始値 高値 安値
日経平均 45,303.43 +513.05 +1.15% 44,910.50 45,508.67 44,815.40
TOPIX 3,158.87 +13.04 +0.41% 3,154.58 3,169.68 3,136.78
グロース250 761.53 -1.96 -0.26% 765.55 768.38 759.38
2025/09/18 15:58
指標 現値 前日比 騰落率 始値 高値 安値
為替(ドル/円) 147.39 +0.49 +0.33% 146.91 147.53 146.75
日経平均(日足)
後場概況
日経平均は大幅反発 さくらインターネットがストップ高
2025/09/18 15:51
 18日の日経平均は大幅反発。終値は513円高の45303円。FOMCを消化した17日の米国では3指数がまちまちとなったが、波乱のない結果となったことやダウ平均の上昇を好感して、寄り付きから3桁の上昇。ナスダックの下落やエヌビディアの大幅安を受けても半導体関連が強く、全体の上昇をけん引した。

 序盤では節目の45000円を上回ると何度か押し戻されたが、10時以降はこれより上が定着してじわじわと上げ幅を広げる展開。前場のうちに45200円台まで水準を切り上げると、後場には上げ幅を700円超に広げて45500円を上回る場面もあった。14時以降は買いが一巡して上げ幅を縮めたものの、500円を超える上昇で終了。初めて終値で45000円を上回った。一方、新興銘柄には好影響は波及しておらず、グロース250指数は下落した。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆8500億円。業種別では電気機器、非鉄金属、金属製品などが上昇した一方、電気・ガス、その他製品、空運などが下落した。読売新聞1面で政府が国産AIの開発に乗り出すと報じられたことを材料に、記事内で名前が挙がったさくらインターネット<3778.T>がストップ高。半面、東京電力ホールディングス<9501.T>が特段の材料が観測されない中で7%を超える下落となった。
前場概況
日経平均は大幅反発 レゾナックHDが急騰
2025/09/18 11:39
 18日の日経平均は大幅反発。前引けは487円高の45277円。まちまちの米国株を受けても3桁上昇スタート。米国ではエヌビディアが大きめの下げとなってナスダックが弱かったが、これをネガティブ視することなく、半導体関連に強い買いが入った。序盤では気迷いムードが強く、節目の45000円を上回ってくると何度か押し戻された。ただ、萎んでもマイナス圏に沈むことはなく、半導体関連の強い動きは続いたことから、10時を過ぎた辺りからは45000円より上が定着。次第に売り手不在の様相が強まり、買いが買いを呼ぶ好循環が発生した。上げ幅を500円超に広げる場面もあり、45200円台に乗せて高値圏で前場を終了。一方、大型グロース株への買いが盛り上がる中で新興グロース株は蚊帳の外となり、グロース250指数は下落している。

 東証プライムの売買代金は概算で2兆2700億円。業種別では電気機器、非鉄金属、不動産などが上昇した一方、その他製品、電気・ガス、水産・農林などが下落している。証券会社が投資判断を引き上げたレゾナック・ホールディングス<4004.T>が急騰。半面、証券会社が投資判断を引き下げたタイミー<215A.T>が大幅に下落している。
今日の株式見通し
一進一退か FOMCを消化した米国株はまちまち
2025/09/18 07:52
 東京市場は一進一退か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落した。ダウ平均は260ドル高の46018ドルで取引を終えた。FOMCでは大方の予想通り0.25%の利下げが決定された。ドットチャートでは、年内あと2回の利下げが示唆された。パウエルFRB議長は会見で今回の利下げは予防的な措置と言及しており、会見はややタカ派的と受け止められた。景気敏感系の銘柄が買われてダウ平均は堅調に推移した一方、個別にネガティブなニュースがあったエヌビディアが弱くナスダックは下落。S&P500は横ばいに近い下落となった。3指数ともFOMCの結果発表後の振れ幅は大きくなったが、発表前からダウ平均は強く、ナスダックは弱かった。

 利下げ決定直後に米10年債利回りは低下したが、議長会見を受けて一転上昇。ドル円も連動するように145円台に入った後に147円台まで円安が進むなど、やや動きが荒くなった。足元では146円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが35円安の44575円、ドル建てが50円高の44660円で取引を終えた。

 注目イベントを消化して米3指数の方向がそろわなかったことから、日本株は気迷いムードが強まりそう。利下げ決定でもナスダックが下落して米長期金利が上昇していることから、ハイテク株にはネガティブな影響が想定される。一方、米国株が大崩れしなかったことや、円高が加速しなかったことなどは安心材料。マイナス圏に沈むようなら、下値では買いが入る公算が大きい。強弱感が入り混じり、場中は方向感に欠ける動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは44500-45000円。
市場スケジュール
植田和男日銀総裁、定例記者会見(15:30)
8月全国消費者物価指数(CPI)(8:30)
《決算発表》
コーセル、サツドラHD
米9月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(21:30)
米7月対米証券投資(9/19 5:00)
《米決算発表》
フェデックス、ファクトセット・リサーチ・システムズ、ダーデン・レストランツ
プレミアム銘柄の最新情報
大きく動いた銘柄
トレーダーズ・コンパス
09/18の日経平均をテクニカル判定
移動平均線
パラボリック
H&L転換
ポイント&フィギュア
総合判定
RSI
92.51
ストキャスティクス
87.47
騰落レシオ
111.43
移動平均乖離率
1.06
総合判定
買われ過ぎ
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