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明日の戦略
AI関連が嫌われて週間では4桁の下落、来週はエヌビディアの決算に注目
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり857/値下がり674。決算で買われたSUBARU以外にもトヨタ、ホンダ、日産自動車など自動車株が大幅上昇。スクエニHDが決算を受けて急伸しており、任天堂やソニーGなどゲームのハード機を手がける銘柄にも強い動きが見られた。大半の半導体株が嫌われる中、ソシオネクストは5%を超える上昇。決算が好感された浜松ホトニクスやタクマがストップ高となった。
一方、前日ストップ安のフジクラと決算発表を控えたキオクシアHDが8%台の下落。アドバンテスト、レーザーテック、ディスコなど半導体株の多くが値幅を伴った下げとなった。足元で人気になっていたイビデンやレゾナックHDが大幅安。ラサ工業や第一稀元素化学など化学系の銘柄が決算を受けて急落した。
日経平均は大幅安。きのうフジクラがストップ安となったことから値持ちの良かった銘柄には利益確定売りが出やすくなるとはみていたが、ここまでネガティブなインパクトが大きくなるというのは意外であった。ただ、投資家も慣れたもので、後場に下げ拡大となってもプライムでは値上がり銘柄の方が多かった。今週、業種別でパフォーマンスが良かったのは、保険、卸売(商社)、石油・石炭、輸送用機器(自動車)、ガラス・土石など。来週もこれらの業種には注目しておきたい。
【来週の見通し】 戻りを試すか。15日の日経平均は4桁の下落となったが、キオクシアHDの決算発表を前にAI関連の利益確定売りが急がれた印象が強い。キオクシアからは好決算が出てきただけに、週明けは反発スタートが見込まれる。AI関連がしっかり戻してくればそれでよしといった雰囲気になるであろうし、戻せない場合にはそれ以外の業種やセクターに資金が向かうだろう。米国ではエヌビディアが水曜20日に決算発表を予定しており、日米ハイテク株の支援材料となるかどうかが注目される。国内では決算発表が一巡して材料難となるが、全体ではいったん過熱感が削がれたことで、好決算銘柄を改めて物色する動きが強まりそう。弱材料にはある程度の耐性を示しつつ、水準を切り上げると予想する。
【今週を振り返る】 大幅安となった。ソフトバンクGやフジクラの決算を消化する週かつ、金曜引け後にはキオクシアHDの決算発表が控えていたことから、AI関連の値動きが不安定となった。そして、日経平均はAI関連の影響を大きく受ける日が多かった。13日にはグロース株からバリュー株への資金シフトが見られる中で強い動きを見せ、史上最高値を更新した。しかし、14日はフジクラが決算を受けて売り込まれたことが嫌気されて600円を超える下落。15日は決算発表前のキオクシアHDのほか、半導体株や電線株が強烈に売り込まれて4桁の下落となった。日経平均は週間では約1304円の下落となり、週足では陰線を形成した。
一方、前日ストップ安のフジクラと決算発表を控えたキオクシアHDが8%台の下落。アドバンテスト、レーザーテック、ディスコなど半導体株の多くが値幅を伴った下げとなった。足元で人気になっていたイビデンやレゾナックHDが大幅安。ラサ工業や第一稀元素化学など化学系の銘柄が決算を受けて急落した。
日経平均は大幅安。きのうフジクラがストップ安となったことから値持ちの良かった銘柄には利益確定売りが出やすくなるとはみていたが、ここまでネガティブなインパクトが大きくなるというのは意外であった。ただ、投資家も慣れたもので、後場に下げ拡大となってもプライムでは値上がり銘柄の方が多かった。今週、業種別でパフォーマンスが良かったのは、保険、卸売(商社)、石油・石炭、輸送用機器(自動車)、ガラス・土石など。来週もこれらの業種には注目しておきたい。
【来週の見通し】 戻りを試すか。15日の日経平均は4桁の下落となったが、キオクシアHDの決算発表を前にAI関連の利益確定売りが急がれた印象が強い。キオクシアからは好決算が出てきただけに、週明けは反発スタートが見込まれる。AI関連がしっかり戻してくればそれでよしといった雰囲気になるであろうし、戻せない場合にはそれ以外の業種やセクターに資金が向かうだろう。米国ではエヌビディアが水曜20日に決算発表を予定しており、日米ハイテク株の支援材料となるかどうかが注目される。国内では決算発表が一巡して材料難となるが、全体ではいったん過熱感が削がれたことで、好決算銘柄を改めて物色する動きが強まりそう。弱材料にはある程度の耐性を示しつつ、水準を切り上げると予想する。
【今週を振り返る】 大幅安となった。ソフトバンクGやフジクラの決算を消化する週かつ、金曜引け後にはキオクシアHDの決算発表が控えていたことから、AI関連の値動きが不安定となった。そして、日経平均はAI関連の影響を大きく受ける日が多かった。13日にはグロース株からバリュー株への資金シフトが見られる中で強い動きを見せ、史上最高値を更新した。しかし、14日はフジクラが決算を受けて売り込まれたことが嫌気されて600円を超える下落。15日は決算発表前のキオクシアHDのほか、半導体株や電線株が強烈に売り込まれて4桁の下落となった。日経平均は週間では約1304円の下落となり、週足では陰線を形成した。
| 指標 | 現値 | 前日比 | 騰落率 | 始値 | 高値 | 安値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 為替(ドル/円) | 158.46 | +0.10 | +0.06% | 158.36 | 158.67 | 158.30 |
日経平均(日足)
後場概況
日経平均は大幅続落 61000円を割り込む場面も
15日の日経平均は大幅続落。終値は1244円安の61409円。米国株高を受けて買いが先行し、序盤では上げ幅を500円超に広げて63200円台に乗せた。しかし、アドバンテスト<6857.T>が買い先行から早々にマイナス圏に沈んだほか、前日ストップ安となったフジクラ<5803.T>が高く始まったものの急失速するなど、AI関連が強く売られたことから一転して値を消す展開。一気にマイナス圏に沈むとそこからは下押し圧力が強まった。
800円を超える下落で前場を終えると、後場は下げ幅を4桁に拡大。決算発表を控えたキオクシアホールディングス<285A.T>が2桁の下落率となる場面もあるなどAI関連が強烈に売り込まれる中、終盤には一時61000円の節目を下回った。1700円超下げたところで切り返して引けにかけてはやや値を戻したものの、4桁の下落で取引を終えた。AI関連が軒並み大きく下げたが、プライムでは値上がり銘柄の方が多かった。TOPIXの0.4%安に対して日経平均は2.0%安と、日経平均の下げの度合いが大きくなった。
東証プライムの売買代金は概算で11兆4200億円。業種別では石油・石炭、保険、輸送用機器などが上昇している一方、非鉄金属、化学、ガラス・土石などが下落した。今期のV字回復見通しや自己株取得・消却などが好感されたSUBARU<7270.T>が後場急伸。半面、今期の見通しが市場の期待に届かなかったTOPPANホールディングス<7911.T>が急落した。
800円を超える下落で前場を終えると、後場は下げ幅を4桁に拡大。決算発表を控えたキオクシアホールディングス<285A.T>が2桁の下落率となる場面もあるなどAI関連が強烈に売り込まれる中、終盤には一時61000円の節目を下回った。1700円超下げたところで切り返して引けにかけてはやや値を戻したものの、4桁の下落で取引を終えた。AI関連が軒並み大きく下げたが、プライムでは値上がり銘柄の方が多かった。TOPIXの0.4%安に対して日経平均は2.0%安と、日経平均の下げの度合いが大きくなった。
東証プライムの売買代金は概算で11兆4200億円。業種別では石油・石炭、保険、輸送用機器などが上昇している一方、非鉄金属、化学、ガラス・土石などが下落した。今期のV字回復見通しや自己株取得・消却などが好感されたSUBARU<7270.T>が後場急伸。半面、今期の見通しが市場の期待に届かなかったTOPPANホールディングス<7911.T>が急落した。
前場概況
日経平均は大幅続落 AI関連が総崩れとなり800円を超える下落
15日前場の日経平均は大幅続落。前引けは804円安の61849円。米国株高を受けて3桁上昇スタートとなり、序盤では上げ幅を500円超に広げて63200円台まで水準を切り上げた。しかし、きのうストップ安となったフジクラ<5803.T>が買い先行から急失速してマイナス圏に沈んだほか、アドバンテスト<6857.T>など半導体株もマイナス転換するなどAI関連が弱く、一気に値を消す展開。決算発表を控えたキオクシアホールディングス<285A.T>が下げ足を強めてくると、下方向に勢いがついた。62000円の節目をあっさり割り込むと、安いところでは下げ幅を900円超に拡大。61700円台に入ったところで売り圧力が和らいだものの、800円を超える下落で前場を終えた。
なお、AI関連の弱さが目立っているが、プライムでは値上がり銘柄の方が多い。前引け時点では日経平均が1.3%安、TOPIXが0.4%安、グロース250指数は横ばいで、日経平均の下げが突出している。
東証プライムの売買代金は概算で5兆1800億円。業種別では石油・石炭、輸送用機器、保険などが上昇している一方、非鉄金属、金属製品、化学などが下落している。通期見通しを上方修正した浜松ホトニクス<6965.T>がストップ高。半面、1Qが営業減益となったTOYO TIRE<5105.T>が急落している。
なお、AI関連の弱さが目立っているが、プライムでは値上がり銘柄の方が多い。前引け時点では日経平均が1.3%安、TOPIXが0.4%安、グロース250指数は横ばいで、日経平均の下げが突出している。
東証プライムの売買代金は概算で5兆1800億円。業種別では石油・石炭、輸送用機器、保険などが上昇している一方、非鉄金属、金属製品、化学などが下落している。通期見通しを上方修正した浜松ホトニクス<6965.T>がストップ高。半面、1Qが営業減益となったTOYO TIRE<5105.T>が急落している。
今日の株式見通し
堅調か 米国ではハイテク株の強い基調が継続
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は370ドル高の50063ドルで取引を終えた。シスコ・システムズが決算を受けて急騰したほか、エヌビディアが大幅高となるなどハイテク株が強く、全体の上昇をけん引。終値で5万ドルを上回った。ドル円は足元158円40銭近辺で推移している。CME225先物は大阪日中終値と比べて円建てが325円高の63045円、ドル建てが345円高の63065円で取引を終えた。
ナスダックが連日で史上最高値を更新しており、日本株も米国株の上昇を好感した買いが入ると予想する。きょうは引け後に注目度の高いキオクシアホールディングス<285A.T>が決算発表を予定している。きのうフジクラ<5803.T>が決算を発表してストップ安となり、日経平均も大きく下げて終えただけに、高くなれば利益確定売りは出てくるとみる。米国ではサンディスクは下落しており、キオクシアの動向には神経質となりそう。それでも、米国株の強い基調が続く中、警戒ムードは高まりづらい。寄った後は強弱感が交錯しそうではあるが、プラスで終えると予想する。日経平均の予想レンジは62500-63300円。
ナスダックが連日で史上最高値を更新しており、日本株も米国株の上昇を好感した買いが入ると予想する。きょうは引け後に注目度の高いキオクシアホールディングス<285A.T>が決算発表を予定している。きのうフジクラ<5803.T>が決算を発表してストップ安となり、日経平均も大きく下げて終えただけに、高くなれば利益確定売りは出てくるとみる。米国ではサンディスクは下落しており、キオクシアの動向には神経質となりそう。それでも、米国株の強い基調が続く中、警戒ムードは高まりづらい。寄った後は強弱感が交錯しそうではあるが、プラスで終えると予想する。日経平均の予想レンジは62500-63300円。