話題の銘柄
UACJ
(5741)
3,705円 (+160)
需要低迷下での採算改善を評価、野村が「Neutral」→「Buy」、目標株価3400円→4450円
野村証券が利益予想を上方修正。レーティングを「Neutral」から「Buy」へ、目標株価を従来の3400円から4450円へ引き上げた。
アルミ板の数量低迷が短期業績のリスク要因と考えてきたが、24年3月期第2四半期(7~9月)決算で国内のロールマージン(加工賃)の値上げ等による採算改善を確認できたほか、直近の統計や海外企業の決算等から日本や北米の販売数量も徐々に回復に向かう可能性が高まった。レーティングを「Buy」に引き上げる。需要低迷下での国内のロールマージン改善の背景には経営の変化があり、この点も評価したい。主に国内の事業利益予想を上方修正し、25年3月期予想を基準とした29年3月期までのEPS成長率も従来予想の年率0%から同2%に引き上げ、PERでの評価も前回予想時の8倍から9.8倍に変更し、目標株価を引き上げた。国内外のマージン拡大については年初来の株価上昇で一定程度織り込まれてきたが、北米や日本での数量回復が鮮明になり、数量回復に伴う25年3月期の業績拡大やマージン改善の持続性についての評価が高まるにつれ、株価は上昇すると考える。
24年3月期第2四半期(7~9月)決算では、同社が23年6月に発表した国内でのアルミ板等のロールマージンの引き上げが予想以上に進んでいる点を確認できた。需要低迷下での値上げ実現の背景には経営の変化があると当社では考えている。同社はCO2排出量を削減するために、アルミ材のリサイクル使用等を積極的に進めている。ロールマージンの値上げに際し、顧客のスコープ3削減、カーボンニュートラルに貢献することの価値を積極的に遡及し、カーボンニュートラル対する顧客の理解の深まりもあり、値上げの浸透につながった側面がある。もう一つは、経営トップの強いコミットメントである。資本市場との対話を通じて、PBR改善、ROE改善のためには国内の利益率改善が必要であることを経営が強く意識し、トップダウンでロールマージンの改善に取り組んだ点が奏功したと当社では判断している。製品開発力に優れ、グローバルな生産体制を持ち、環境対応にも積極的であるアルミ材の供給者として、本来あるべき適正利益を強く追及した結果であろう、と指摘。
今2024年3月期連結事業利益を修正後会社計画380億円(修正EPS364.0円)に対し従来予想360億円(修正EPS338.0円)から370億円(修正EPS360.8円)へ、来2025年3月期同415億円(修正EPS425.1円)から440億円(修正EPS456.2円)へ、2026年3月期同440億円(修正EPS497.7円)から460億円(修正EPS528.8円)へ増額している。
アルミ板の数量低迷が短期業績のリスク要因と考えてきたが、24年3月期第2四半期(7~9月)決算で国内のロールマージン(加工賃)の値上げ等による採算改善を確認できたほか、直近の統計や海外企業の決算等から日本や北米の販売数量も徐々に回復に向かう可能性が高まった。レーティングを「Buy」に引き上げる。需要低迷下での国内のロールマージン改善の背景には経営の変化があり、この点も評価したい。主に国内の事業利益予想を上方修正し、25年3月期予想を基準とした29年3月期までのEPS成長率も従来予想の年率0%から同2%に引き上げ、PERでの評価も前回予想時の8倍から9.8倍に変更し、目標株価を引き上げた。国内外のマージン拡大については年初来の株価上昇で一定程度織り込まれてきたが、北米や日本での数量回復が鮮明になり、数量回復に伴う25年3月期の業績拡大やマージン改善の持続性についての評価が高まるにつれ、株価は上昇すると考える。
24年3月期第2四半期(7~9月)決算では、同社が23年6月に発表した国内でのアルミ板等のロールマージンの引き上げが予想以上に進んでいる点を確認できた。需要低迷下での値上げ実現の背景には経営の変化があると当社では考えている。同社はCO2排出量を削減するために、アルミ材のリサイクル使用等を積極的に進めている。ロールマージンの値上げに際し、顧客のスコープ3削減、カーボンニュートラルに貢献することの価値を積極的に遡及し、カーボンニュートラル対する顧客の理解の深まりもあり、値上げの浸透につながった側面がある。もう一つは、経営トップの強いコミットメントである。資本市場との対話を通じて、PBR改善、ROE改善のためには国内の利益率改善が必要であることを経営が強く意識し、トップダウンでロールマージンの改善に取り組んだ点が奏功したと当社では判断している。製品開発力に優れ、グローバルな生産体制を持ち、環境対応にも積極的であるアルミ材の供給者として、本来あるべき適正利益を強く追及した結果であろう、と指摘。
今2024年3月期連結事業利益を修正後会社計画380億円(修正EPS364.0円)に対し従来予想360億円(修正EPS338.0円)から370億円(修正EPS360.8円)へ、来2025年3月期同415億円(修正EPS425.1円)から440億円(修正EPS456.2円)へ、2026年3月期同440億円(修正EPS497.7円)から460億円(修正EPS528.8円)へ増額している。
過去に取り上げた銘柄
12月05日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
キヤノン
(7751) |
3,826 | -28 | 生成AI関連の後工程露光装置が来24年12月期以降の業績を牽引へ、東海東京が「Outperform」継続、目標株価4200円→4500円 |
シップHD
(3360) |
2,111 | -26 | 大型案件への注力で業績は当面好調に推移しよう、UBSが「Neutral」→「Buy」、目標株価2630円→2770円 |
リゾートトラス
(4681) |
2,279.5 | +32.5 | 中計の上ぶれを予想、「東京ベイコート倶楽部」視察で顧客獲得サイクルを確認、みずほが「買い」継続、目標株価2800円→2850円 |
Vコマース
(2491) |
1,448 | +97 | 業績はボトムアウトと判断、岡三が「中立」→「買い」、目標株価1500円→1800円 |
12月04日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
レーザーテク
(6920) |
34,040 | +1,000 | 新たな高みを目指す、新型EUV関連検査装置が牽引役に、東海東京が「Outperform」継続、目標株価32000円→38000円 |
アマダ
(6113) |
1,539.5 | +57 | 国内製造業回帰とガバナンス強化、JPモルガンが「Neutral」→「Overweight」、目標株価1500円→1900円 |
ピジョン
(7956) |
1,686.5 | +27.5 | 再評価の時期到来、UBSが「Neutral」→「Buy」、目標株価2000円→2300円 |
東洋合成
(4970) |
7,370 | +670 | 株価下落で割安と判断、営業利益は24年3月期第3四半期をボトムに回復を見込む、野村が「Neutral」→「Buy」、目標株価8500円 |
12月01日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
黒崎播磨
(5352) |
11,230 | +1,270 | 成長の柱はインド、電炉シフトも事業機会に、SMBC日興が新規「1」、目標株価13100円 |
日ケミコン
(6997) |
1,385 | +85 | 営業CF創出力強化を継続し、自ら財務基盤立て直す経営姿勢が求められる、三菱UFJMSが「Overweight」継続、目標株価2100円→2200円 |
アシックス
(7936) |
5,290 | +120 | 引き続き成長率の高さを評価、SMBC日興が「1」継続、目標株価6400円→6700円 |
ダイヘン
(6622) |
5,830 | +100 | 25年3月期以降の豊富な成長ドライバーに期待、みずほが「買い」継続、目標株価6400円→6900円 |
11月30日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
ファンケル
(4921) |
2,312.5 | +58.5 | 中長期成長のビジビリティが改善、JPモルガンが「Neutral」→「Overweight」、目標株価2400円→2700円 |
平 和
(6412) |
2,130 | +66 | パチスロ機拡販で利益予想を増額、事業環境変化に注目、三菱UFJMSが「Overweight」継続、目標株価3380円→3720円 |
BIPROGY
(8056) |
4,200 | +58 | 中期的に2ケタ%増益続くと予想、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価4260円→4820円 |
酉島製
(6363) |
2,165 | +57 | 北アフリカやアジアなどで水インフラ投資は大きい、東海東京が「Outperform」を継続、目標株価2010円→2570円 |
11月29日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
ルネサス
(6723) |
2,610 | +47 | サイクルボトムアウトとマルチプル上昇の両方を狙える最良銘柄、ゴールドマンが「買い」、「コンビクション・リスト」継続、目標株価2900円→3300円 |
西松建
(1820) |
3,961 | +122 | 中期で建築粗利率は大幅改善を予想、野村が「Buy」継続、目標株価3650円→4550円 |
CKD
(6407) |
2,455 | +29 | 自動化で収益性が改善傾向にあり、業績拡大余地が大きい、三菱UFJMSが「Overweight」継続、目標株価2600円→3200円 |
RSTECH
(3445) |
2,723 | +171 | 半導体新工場向け再生ウェーハ需要を24年末から期待、SBIが「買い」継続、目標株価4900円→5000円 |
11月28日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
KOKUSAI
(6525) |
3,380 | +160 | 短期サイクルと中期の両視点で高評価、野村が新規「Buy」、目標株価3840円 |
花 王
(4452) |
5,675 | +134 | 際立つ国内競争優位性の再評価に期待、トップピックへ、SMBC日興が「2」→「1」、目標株価6000円→7200円 |
TOPPANHD
(7911) |
3,504 | +27 | エレキの好調が継続、中期成長見通しに変更なし、野村が「Buy」継続、目標株価4590円→4890円 |
ダイフク
(6383) |
2,722 | +42 | 24年3月期よりも来期に注目、ジェフリーズが「Buy」継続、目標株価3200円→3500円 |
11月27日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
シスメックス
(6869) |
8,159 | +203 | 2024年に飛躍期待、事業改革と欧米の凝固、野村が「Buy」継続、目標株価8600円→9600円 |
SMS
(2175) |
2,790 | +109.5 | 先行投資後の利益成長率の再加速を見込む、ゴールドマンが「中立」→「買い」、目標株価3600円 |
三菱ガス
(4182) |
2,343 | +79.5 | BT材料や半導体薬液等の回復にAIサーバー向けOPE急拡大加わる、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価2460円→2760円 |
三和HD
(5929) |
2,112 | +48 | 米州の価格効果や日本の需要増で業績拡大続く見通し、SMBC日興が「1」継続、目標株価2200円→2400円 |