後場コメント No.1 ドンキホーテ、日本ラッド、sMedio、オープンドア、ソースネクストなど

2016/06/29(水) 15:00
★12:30  ドンキホーテ-JPモルガンが目標株価引き下げ 市場期待への利益未達傾向は懸念要因
 ドンキホーテホールディングス<7532.T>が続落。JPモルガン証券では、業況はおおむね順調だが、市場の高い期待に対する利益未達傾向が懸念要因とコメント。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は4600円→4500円と引き下げた。
 足元業況、経営環境を勘案し、業績予想を微修正。JPモルガンの従来利益予想は市場予想を下回る水準だったが、これをさらに若干引き下げるとした。今後4年間の中期EPS成長率は9%。既存店販売好調、好条件での新規出店加速など、業況はおおむね順調に推移する中で、バリュエーションの割高感も後退。一方、株式市場での高い期待に対し、利益未達傾向が継続中で、同社株がアウトパフォームしづらい地合いが続く可能性があるとした。

★12:30 日本ラッド-後場買い気配 通期純利益を上方修正 物件売却で利益計上
 日本ラッド<4736.T>が後場買い気配。同社は29日前引け後、17.3期通期の連結純利益予想を、従来の2.0億円から4.4億円(前期比32.6%増)へと引き上げると発表した。物件引き渡しの条件確定に伴い、固定資産売却益を計上する。

★12:32  sMedio-ストップ高買い気配 AI・顔認識技術の製品化へ開発を大手ICT企業と開始
 sMedio<3913.T>がストップ高買い気配。同社は6月28日に、画像解析(顔認識エンジン)を応用したAI(人工知能)技術の研究開発、および将来の商品化に向けた実証実験を、グループ内の横断的な組織体制を構築したうえで開始したと発表した。
 これまで、画像解析および機械学習の技術をベースとしたAIの研究開発を行ってきたが、大手ICT企業との開発委託契約に基づき、将来の製品化に向けた開発および実証実験を開始。同技術を主にロボット、セキュリティ分野へ応用することを目指しているとした。

★12:34  オープンドア-後場上げ幅拡大 旅行比較サイト「Travelko」が台湾旅行予約サイトと連携
 オープンドア<3926.T>が後場上げ幅拡大。同社は29日前引け後、インバウンド・海外向け多言語旅行比較サイト「Travelko」で、台湾のオンライン旅行会社、四方通行旅行社(台湾高雄市)の運営する旅行予約サイト「EasyTravel」との連携を開始したと発表した。
 EasyTravelは約2700軒の台湾のホテルを取り扱っており、同連携でTravelkoでの台湾のホテルと宿泊プランの掲載数の大幅な拡大が見込まれるという。今後の収益拡大への期待から、買いが集まっている。

★12:39 ユナイテッドアローズ-JPモルガンが目標株価引き下げ 期待・焦点は株主還元策出動
 ユナイテッドアローズ<7606.T>が3日続伸。JPモルガン証券では、当面の期待・焦点は株主還元策出動とし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は5300円→3500円と引き下げた。
 前期実績、今期進ちょくを踏まえ、業績予想を下方修正。新予想は、計画・市場予想を下回る水準となり、目標株価は減額修正。一方、株価は2月以降急落し、年初来騰落率は小売株内で最も厳しい1社。成長期待と信認はく落は、すでに株価には織り込み済みと考えるとした。
 今後4年間の利益成長を年3%強と予想。現状、外部者からは中長期成長期待の回復は想定しづらく、その意味で、信認回復に向けたメッセ―ジ(株主還元など)が、当面の大きな期待・焦点とした。

★12:40  ソースネクスト-大幅に3日続伸 PCソフト定額使い放題サービス「超ホーダイ」をアベルネットに提供
 ソースネクスト<4344.T>が大幅に3日続伸。同社は29日、パソコンソフトの定額使い放題サービス「超ホーダイ」をアベルネット(東京都台東区)に提供すると発表した。
 超ホーダイは、120タイトル以上の最新パソコンソフトが月額固定料金で使い放題になるサービス。同サービスをアベルネットに提供することで、新規ユーザーの獲得とマーケットの拡大につながるとみている。今後の業績拡大への期待から、株価は強い動きとなっている。


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