前場コメント No.12 栗田工業、プロロジス、住友電気工業、小野薬品、日本化薬など

2016/11/22(火) 11:30
★10:41  栗田工業-続伸 UAEとベトナムに現地法人を設立 販売体制を強化
 栗田工業<6370.T>が続伸。22日付の日刊工業新聞で、17年春をめどにUAEとベトナムに現地法人を設立すると報じられた。
 UAEは中東初の営業拠点になり、ベトナムは駐在員事務所を格上げする。同社は14年にドイツの化学品メーカー、BKジューリニから水処理薬品事業を買収するなど海外展開を加速している。これまで手薄だった中東地域における販売を強化するとしている。また、東南アジアでは水処理装置事業も積極展開し、拠点機能の再編・強化に取り組んでいる。その一環として、水処理需要が急速に高まるベトナムで駐在事務所の現法化を決めた。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★10:42  GLP-CSが「NEUTRAL」へ引き下げ 潜在的な調達金利の上昇を勘案して
 GLP投資法人<3281.T>が小幅に3日続落。クレディ・スイス証券では、潜在的な調達金利の上昇を勘案して、投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」、目標株価は15.80万円→13.50万円と引き下げた。
 投資口価格のバリュエーションは適切であると判断。同投資法人を評価する点として、(1)ポートフォリオの平均残存賃貸借期間は5.0年と長期であり、業績の安定が見込める、(2)17.8期の当社予想分配金利回りは3.9%と、東証REIT指数の3.5%よりも高いの2点。

★10:46  プロロジス-CSが目標株価引き下げ 投資口価格のバリュエーションが適切である
 日本プロロジスリート投資法人<3283.T>が3日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、投資口価格のバリュエーションが適切であると判断。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は25.40万円→24.20万円と引き下げた。
 同投資法人を評価できる点として、(1)ポートフォリオの平均賃貸借残存期間は4.2年と長期であり、業績の安定が見込める点、(2)総資産LTVが38.5%と低く、財務リスクが抑えられている点の2点を挙げた。一方で、評価が高まらない点として、17.5期の予想分配金利回りは3.5%と、東証REIT指数とほぼ同程度である点などが、評価が高まらない点であるとした。

★10:50  住友電工-反発 超硬工具の再研磨サービス拠点を展開
 住友電気工業<5802.T>が反発。22日付の日刊工業新聞で、17年から超硬工具の再研磨サービス拠点を展開すると報じられた。
 現在、海外の再研磨サービスは製造拠点の7カ所のみで、再研磨サービス単独の拠点としては初となる。再研磨需要は新品販売本数の数倍規模あるとしている。18年3月期は、メキシコなど3、4カ国で拠点を設置する計画。順次拠点を増やし需要地でのサービス強化と収益力向上につなげる。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:53  小野薬品-4日ぶり反発 欧米製薬団体がオプジーボ値下げに反発
 小野薬品工業<4528.T>が4日ぶり反発。21日付の朝日新聞デジタルで、同社の新型がん治療薬「オプジーボ」の薬価を50%引き下げるとした厚生労働省の方針に対し、欧米の製薬団体が、「日本での新薬の研究開発に深刻な影響を及ぼすことが懸念される」と反発する声明を出したと報じられた。
 欧州製薬団体連合会と米国研究製薬工業協会の連名だという。値下げ抑制への期待感から、買いが入っている。

★10:53  日本化薬-野村が目標株価引き上げ 18.3期に業績はゆるやかに回復する
 日本化薬<4272.T>が5日ぶり反落。野村証券では、今18.3期に業績はゆるやかに回復すると想定。レーティング「Neutral」を継続も、利益予想を上方修正し、目標株価は1060円→1350円と引き上げた。
 業績悪化がボトムに達し、来18.3期は業績回復が見込まれるほか、機能化学品事業のコスト削減が想定を上回ったことに注目。来18.3期は、子会社ポラテクノの偏光フィルムの苦戦は続くと考えるものの、量産製品におけるタッチパネル接着剤の採用、産業用インクジェット染料の成長で機能化学品事業の採算性は改善する見込み。


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