前場コメント No.7 ジェイテクト、旭硝子、JFEHD、新日鉄住金、富士通など

2016/12/08(木) 11:30
★9:27  大成建設-大和が目標株価引き上げ 18.3期以降は大型案件の工事進ちょくで売上拡大へ
 大成建設<1801.T>が3日続伸。大和証券では、来18.3期以降は大型案件の工事進ちょくで売上拡大を想定。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を870円→900円と引き上げた。今17.3期連結営業利益は上方修正された会社計画を、なお上回る見通し。来18.3期から大型案件の工事進ちょくが本格化し、売り上げは増加基調となる見込み。

★9:31  ジェイテクト-CSが目標株価引き上げ 堅調な業績推移が期待可能だが割安感薄れた
 ジェイテクト<6473.T>が3日続伸。クレディ・スイス証券では、堅調な業績推移が期待可能だが、割安感は薄れたとみて、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は1500円→2000円と引き上げた。
 同社株価も売られ過ぎ水準からのリターン・リバーサルが見られ、今期予想配当利回りは2.2%へ低下、割安感が薄れた印象とコメント。加えて、今17.3期業績は一段の上振れポテンシャル含みであるが、株価材料に欠けるとした。
 目先は各地域における月次自動車販売とNAFTA動向に要注目。上方リスクは、構造改革効果が予想以上に大きいこと、同社工作機械事業における早期受注回復期待の台頭など。

★9:35  旭硝子-大幅に3日続伸 欧州化学大手のタイ塩ビ子会社を買収
 旭硝子<5201.T>が大幅に3日続伸。8日付の日経新聞朝刊で、欧州化学大手、ソルベイ(ベルギー)のタイにある塩化ビニール樹脂子会社を買収する方針を固めたと報じられた。
 買収額は400億~500億円とみられ、旭硝子のM&Aで過去最大になるという。塩ビ樹脂は水道管や建材に多く使われる素材。インフラ投資が進むアジアで需要が急増しておりタイやインド、西アジアの成長市場を開拓する考えのもよう。

★9:36  JFEHD-MSMUFGが目標株価引き上げ 18.3期にコスト削減再加速を予想
 JFEホールディングス<5411.T>が3日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、18.3期にコスト削減再加速を予想。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を1830円→2000円と引き上げた。
 18.3期に向けて、ファンダメンタルズ改善とコスト削減効果による収益底上げが見込まれるほか、エンジニアリングや商事も好調維持が見込めることから、割安感がまだ十分ある。一方、海外事業の収益寄与拡大には時間を要する見込みであり、新日鉄住金ほかライバル企業の設備/グループ再編効果への対抗軸が求められる状況。2018年度スタート見込みの次期中計に先立つアクションが待たれるとした。

★9:36  新日鉄住金-MSMUFGが目標株価引き上げ 増益余地の大きさからトップピックに
 新日鉄住金<5401.T>が3日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、18.3期に向けた増益余地の大きさから、トップピックと位置付け。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を2700円→3200円と引き上げた。
 (1)ファンダメンタルズ改善(日本国内の鋼材在庫調整が完了し、鋼材市況が本格上昇へ)、(2)コスト削減、グループ再編、海外事業収益の拡大など個別要因により、18.3期に向けた増益余地が大きい(収益コンセンサスはまだ大きく動き得る)、(3)中期的にも、国内事業の再編スリム化継続と海外事業の収益拡大、OTCG関連の回復などが独自の強みとなるの3点に注目。

★9:40  富士通-大幅続伸 18.3期最大7割営業増益との観測 IoT・AIブームで投資活発化
 富士通<6702.T>が大幅続伸。8日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期の連結営業利益(IFRS)は最大で2000億円と今期予想に比べ7割ほど増えそうだと報じられた。
 IoTや人工知能(AI)の広がりで、企業の活発なIT(情報技術)投資が収益を伸ばす原動力になるという。システム開発など、利幅の取りやすいサービスを強化するとみられる。


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