前場コメント No.6 ジェイテクト、沢井製薬、スルガ銀行、スマバ、スターマイカなど
★9:25 ジェイテクト－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ ベアリングの収益性改善は見込み難い
ジェイテクト<6473.T>が4日ぶり反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ベアリング事業の本格的な収益性改善は当面見込み難いとし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1460円→1740円と引き上げた。
エクイティストーリーは変更なし。為替前提の変更を主因に営業利益予想を上方修正。しかし、株価上昇のカタリストになると想定されるベアリング事業の収益性改善が、まだ見られないとした。
ステアリング事業は円安によるプラス効果に加え、生産性改善や購入品コスト削減効果の寄与により、引き続き堅調な業績推移を予想。一方で、ベアリング事業は依然として厳しい状況が継続。国内の苦戦が主因だが、国内工場再編に伴う設備移管後の生産体制が安定せず、余分な費用が発生していることが影響している。生産体制が安定しない背景の1つに設備の老朽化もあり、今後はこれら設備の改修が必要になると想定されることから、状況改善には時間がかかる見通し。
ジェイテクト<6473.T>が4日ぶり反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ベアリング事業の本格的な収益性改善は当面見込み難いとし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1460円→1740円と引き上げた。
エクイティストーリーは変更なし。為替前提の変更を主因に営業利益予想を上方修正。しかし、株価上昇のカタリストになると想定されるベアリング事業の収益性改善が、まだ見られないとした。
ステアリング事業は円安によるプラス効果に加え、生産性改善や購入品コスト削減効果の寄与により、引き続き堅調な業績推移を予想。一方で、ベアリング事業は依然として厳しい状況が継続。国内の苦戦が主因だが、国内工場再編に伴う設備移管後の生産体制が安定せず、余分な費用が発生していることが影響している。生産体制が安定しない背景の1つに設備の老朽化もあり、今後はこれら設備の改修が必要になると想定されることから、状況改善には時間がかかる見通し。
★9:29 沢井製薬－ＳＭＢＣ日興が「2」へ引き下げ 今後の薬価改定論議や市場動向を注視
沢井製薬<4555.T>が4日続落。ＳＭＢＣ日興証券では、今後の薬価改定論議や市場動向を注視するとコメント。投資評価を「1（アウトパフォーム）」→「2（中立）」、目標株価を9300円→6600円と引き下げた。
今17.3期2Q決算、会社計画下方修正、取材などを踏まえ、目標株価を引き下げ、投資評価も「2」へ引き下げるとした。主因は業績予想前提であった「後発品3価格帯維持」の前提が崩れたこと。薬価改定に関する問題は、11月25日の経済財政諮問会議で転換点を迎えている。今後の基本方針は12月下旬に開催予定の経済財政諮問会議と中央社会保険医療協議会（中医協）で決まるとみられ、2018年4月からの詳細な改定方針は通例通りならば2017年12月頃決定される見通し。当面は、ニュースフローに株式市場が一喜一憂する展開が続く見通し。
沢井製薬<4555.T>が4日続落。ＳＭＢＣ日興証券では、今後の薬価改定論議や市場動向を注視するとコメント。投資評価を「1（アウトパフォーム）」→「2（中立）」、目標株価を9300円→6600円と引き下げた。
今17.3期2Q決算、会社計画下方修正、取材などを踏まえ、目標株価を引き下げ、投資評価も「2」へ引き下げるとした。主因は業績予想前提であった「後発品3価格帯維持」の前提が崩れたこと。薬価改定に関する問題は、11月25日の経済財政諮問会議で転換点を迎えている。今後の基本方針は12月下旬に開催予定の経済財政諮問会議と中央社会保険医療協議会（中医協）で決まるとみられ、2018年4月からの詳細な改定方針は通例通りならば2017年12月頃決定される見通し。当面は、ニュースフローに株式市場が一喜一憂する展開が続く見通し。
★9:34 スルガ銀行－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ セクター内での再評価までには時間要する
スルガ銀行<8358.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、銀行セクター内での再評価までにはまだ時間を要するとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は2300円→2700円と引き上げた。
同社株は6月以降、TOPIX並みで推移し、11月の米大統領選後の銀行株急騰にはやや出遅れている。ＳＭＢＣ日興では、同行株が銀行セクター内で再評価を受ける条件は、（1）メガバンク株などの上昇一巡で同行のディフェンシブな株価特性に注目が集まること、（2）そのディフェンシブな株価特性の発揮に必要な業績への安心感を投資家に与えることの2点と判断。特に（2）では、期初計画段階で懸念された、住宅ローンなどの条件変更増加による貸出金利回りの低下圧力に一巡感が見える必要があるとした。
後者の住宅ローンなどの条件変更には一巡感があり、業績に対しての安心感は戻ってきている。一方で、投資家がメガバンク株について過熱感を抱き始めれば、同行株への評価も強気に転じうるが、もう少し時間を要する見込みとした。
スルガ銀行<8358.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、銀行セクター内での再評価までにはまだ時間を要するとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は2300円→2700円と引き上げた。
同社株は6月以降、TOPIX並みで推移し、11月の米大統領選後の銀行株急騰にはやや出遅れている。ＳＭＢＣ日興では、同行株が銀行セクター内で再評価を受ける条件は、（1）メガバンク株などの上昇一巡で同行のディフェンシブな株価特性に注目が集まること、（2）そのディフェンシブな株価特性の発揮に必要な業績への安心感を投資家に与えることの2点と判断。特に（2）では、期初計画段階で懸念された、住宅ローンなどの条件変更増加による貸出金利回りの低下圧力に一巡感が見える必要があるとした。
後者の住宅ローンなどの条件変更には一巡感があり、業績に対しての安心感は戻ってきている。一方で、投資家がメガバンク株について過熱感を抱き始めれば、同行株への評価も強気に転じうるが、もう少し時間を要する見込みとした。
★9:39 スマートバリュー－5日続伸 IoT・ブロックチェーンつなぐブロックチェーンツナグプラットフォームを開発
スマートバリュー<9417.T>が変わらずを挟み5日続伸。同社は19日、シビラ（大阪市）と、IoTや既存サービスとブロックチェーンをつなぐ「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」を共同開発すると発表した。
「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」をリリースすることで、ブロックチェーンを社会により身近なものとすることを目指すという。両社はフィンテック以外の分野も含めたさまざまな事業領域へのブロックチェーン技術の適用を志向しており、よりセキュアなIoT環境の構築や不正ができない社会システムの構築に取り組む考え。今後の収益拡大への貢献が期待され、買いが集中している。
スマートバリュー<9417.T>が変わらずを挟み5日続伸。同社は19日、シビラ（大阪市）と、IoTや既存サービスとブロックチェーンをつなぐ「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」を共同開発すると発表した。
「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」をリリースすることで、ブロックチェーンを社会により身近なものとすることを目指すという。両社はフィンテック以外の分野も含めたさまざまな事業領域へのブロックチェーン技術の適用を志向しており、よりセキュアなIoT環境の構築や不正ができない社会システムの構築に取り組む考え。今後の収益拡大への貢献が期待され、買いが集中している。
★9:39 スター・マイカ－3日続伸 通期営業益を上方修正 物件売却の順調な進ちょくで
スター・マイカ<3230.T>が3日続伸。同社は16日に、16.11期通期の連結営業利益予想を従来の30.8億円から32.6億円（前期比32.2％増）に引き上げると発表した。リノベーションマンション市場の拡大に伴い、中古マンション事業での年間を通じた好調な販売に加え、インベストメント事業における物件売却が順調に進ちょくしたことが寄与した。
併せて、期末配当金を21円→26円（前期は18円）に引き上げた。年間配当は41円→46円（前期は29円）となる。
スター・マイカ<3230.T>が3日続伸。同社は16日に、16.11期通期の連結営業利益予想を従来の30.8億円から32.6億円（前期比32.2％増）に引き上げると発表した。リノベーションマンション市場の拡大に伴い、中古マンション事業での年間を通じた好調な販売に加え、インベストメント事業における物件売却が順調に進ちょくしたことが寄与した。
併せて、期末配当金を21円→26円（前期は18円）に引き上げた。年間配当は41円→46円（前期は29円）となる。
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