後場コメント No.1 あおぞら、インフォテリア、松井証券、リアルワールド、プロロジスなど

2016/12/20(火) 15:00
★12:30  あおぞら銀行-SMBC日興が目標株価引き上げ 19.3期以降に純利益400億円強を予想
 あおぞら銀行<8304.T>が小幅続落。SMBC日興証券では、19/3期以降に純利益400億円強、配当性向55%で微増配を予想。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は410円→460円と引き上げた。
 SMBC日興予想の今17.3期~19.3期平均総還元利回り4.3%(12/15終値427円)には投資妙味があり、今後、減配懸念が徐々に緩和していけば、ディフェンシブ株として堅調なパフォーマンスが期待できる。ただし、(1)次期中計が公表される18.3期末まで19.3期以降の配当方針に不透明感が残る点、(2)自社株買いを含めた予想総還元利回りでは三菱UFJフィナンシャル・グループに投資妙味があり、4%強の総還元利回りが期待できる銘柄も散見される点から、中長期的に大手行内でアウトパフォームしていくには依然カタリスト不足の印象であるとした。

★12:30  インフォテリア-後場プラス転換 2社とRPAソリューション提供に向けて協業
 インフォテリア<3853.T>が後場プラス転換。同社は20日前引け後、信興テクノミスト(品川区)とRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ソリューションの提供に向けて協業を開始し、3社製品による新サービス「RPAソリューション」を発売すると発表した。
 RPAソリューションでは、インフォテリアのデータ連携ツールASTERIA WARPを通じて既存の基幹システムから請求データを取得。ASTERIA WARPで料金計算を行い、Cloud Paymentの「経理のミカタ」へデータ連携を行うことで、請求業務全般を完全自動化する仕組みを提供する。

★12:30  松井証券-JPモルガンが目標株価引き上げ 高い利益率にも関わらず健闘と推定
 松井証券<8628.T>が反発。JPモルガン証券では、投資判断「Neutral」を継続、目標株価は840円→1050円と引き上げた。
 3Qの前四半期比増益率は3割と、高い利益率にも関わらず健闘と推定するが、足元のボリュームが続くならば松井より、カブドットコムを選好するとした。3Qの推定経常利益は42.7億円と同30%増、当期純利益は29.6億円と同30%増と推定。同社の12月16日までの日次の売買代金が11月平均比25%増である点を踏まえたもの。12月の残りの1日平均売買代金が12月の16日までと同じと仮定。また、同社では1日信用取引の比率が、11月に50.6%と、それまで数カ月間6割前後だったものが大きく低下したが、この傾向が12月も継続していると仮定したとしている。

★12:34  リアルワールド-後場プラス転換 資産形成アプリの開発・運営を行うフィンテック企業TORANOTECへ出資
 リアルワールド<3691.T>が後場プラス転換。同社は20日11時30分に、資産運用とおつりで投資する資産形成アプリ「トラノコ」の開発・運営を行うフィンテック企業TORANOTEC(東京都港区)へ出資したと発表した。
 TORANOTECの「すべて人を投資家に」というビジョンのもと、暮らしの中で投資をより身近に感じられるサービスの構築より、リアルワードの会員約1000万人に向けて、日々の生活中で利用できるサービスの提供が可能になると期待しているとしている。今後の業績への貢献が期待され、発表後の株価は買いが優勢となっている。

★12:36  プロロジス-ドイツ証目標株価引き下げ 物流不動産市場の需給は徐々に悪化へ
 日本プロロジスリート投資法人<3283.T>が続伸。ドイツ証券では、物流不動産市場の需給は徐々に悪化すると想定。レーティング「Hold」を継続、目標株価は25.00万円→24.00万円と引き下げた。
 当面の業績に特段の問題は見当たらない。しかし、物流不動産市場全体をみると、首都圏の大型物流施設の供給は過去最高水準が続いていると指摘。足もとの需要は比較的底堅いものの、個人消費や企業投資の状況を考慮すると、2015年から続く大量供給を吸収するほどではないとの見方を示した。徐々に需給バランスは悪化していく可能性が高いと予想。


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