後場コメント No.6 三菱ガス化学、サイオス、神栄、Vテクノロジー、TISなど

2016/12/20(火) 15:00
★13:54  三菱ガス化学-反発 ポリカーボネート樹脂使ったシートなどの生産始める
 三菱ガス化学<4182.T>が反発。20日付の日経産業新聞で、2017年から高機能樹脂(エンジニアリングプラスチック)である「ポリカーボネート樹脂」を使ったシートやフィルム材の生産を福島県内で始めると報じられた。
 耐久性の高いポリカーボネート樹脂の特性に注目し、身分証明証やIDカードなど新たな用途開拓を進める。主用途だった液晶パネル向けの需要が伸び悩むなか、高機能樹脂で新たな収益源を育てるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:59  サイオス-4日続落 オープンソースのアプリフレームワーク活用Webシステム構築サービスを提供
 サイオステクノロジー<3744.T>が4日続落。同社は20日、アウトソーシングテクノロジー(千代田区)と、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」をサービス基盤として、オープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Drupal」とその他各種オープンソースソフトウェアを利用したWebシステムの設計・構築・運用・保守の一連の業務を「Drupal on Azure」としてワンストップで提供・支援するサービスを展開すると発表した。
 同サービスは、サイオスの各種OSSを利用した開発・運用の経験と、OSTechの開発・運用ノウハウを融合して提供する。両社は共同で、新規システム構築、基幹系や情報系など既存システムとの連携、多言語化対応、認証・セキュリティ強化など、幅広い分野で「Drupal」の機能を最大限に活用したWebシステムを構築する。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★14:05  神栄-後場急伸 通期営業益を上方修正 中国向け空気清浄機用ホコリセンサなど売れる
 神栄<3004.T>が後場急伸。同社は20日14時、17.3期通期の連結営業利益予想を、従来の6.5億円から10.5億円(前期比2.4倍)へと引き上げると発表した。
 電子関連での中国向け空気清浄機用途のホコリセンサや、食品関連での冷凍食品分野が引き続き順調に推移すると見込んでいる。

★14:07  Vテクノロジー-後場急騰 大手パネルメーカーより大口受注 総額180億円
 ブイ・テクノロジー<7717.T>が後場急騰。同社は20日に、海外大手フラットパネルディスプレイ(FPD)メーカー複数社より製造装置を受注(総額180億円)したと発表した。
 今回の受注は、高精細パネル量産に不可欠な最先端の製造技術、アフターサービス体制そして販売実績などが高く評価されたという。なお、本受注は来期以降の業績に貢献する見通し。今後の収益への寄与が期待され、買いが入っている。

★14:09  じげん-反発 ブレイン・ラボがHEROZと業務提携 AI活用の新機能を開発へ
 じげん<3679.T>が反発。同社は12月20日の前場引け後に、連結子会社で人材紹介会社向け基幹システム「CareerPlus2」を手がけるブレイン・ラボ(東京都新宿区)が、史上初めて現役将棋プロ棋士に勝利した将棋人工知能(AI)をはじめ、 AI技術などを活用したサービスの企画・開発・運営を行うHEROZ(東京都港区)と業務提携を締結すると発表した。人材紹介会社向け基幹システムとして、 AIを活用した求職者と求人情報をマッチングする機能「brain insight matching」を共同開発する。

★14:19  大成ラミック-3日続伸 通期営業益を上方修正 生産性および内製化の向上で
 大成ラミック<4994.T>が3日続伸。同社は19日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の15.9億円から18.5億円(前期比0.0%減)に引き上げると発表した。生産体制を見直し、新規設備の導入や生産性および内製化の向上に努めたことが寄与した。

★14:21  TIS-続伸 個性学習するパートナーロボット「unibo」開発のベンチャーに出資
 TIS<3626.T>が続伸。同社は20日、TISインテックグループのTIS(新宿区)が、ベンチャー企業に投資する「コーポレートベンチャーキャピタル」から、個性を学習するパートナーロボット「unibo(ユニボ)」の開発、製造、販売とAI(人工知能)に関する研究・開発を行うユニロボット(渋谷区)に出資すると発表した。
 ユニロボットのパートナーロボット「unibo」は、クラウド上に構築された独自のパーソナルAIエンジン「コンダクターエンジン」を通じて、人との日常会話や感情をディープラーニング(深層学習)で学習し、質問を繰り返すことで個人の特性を記憶してデータベースを構築できるという特性を持っているという。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★14:37  富士電機-水戸が「B+」へ引き下げ 株価上昇で目標株価までの上昇率から
 富士電機<6504.T>が4日ぶり反発。水戸証券では、株価上昇で目標株価までの上昇率から、レーティングを「A」→「B+」と引き下げた。目標株価は560円→710円と引き上げた。
 今17.3期会社計画は売上高8200億円(前期比+1%、前回計画比▲100億円)、営業利益450億円(同±0%、同▲20億円)へ下方修正された。上期実績に加え、下期の為替前提を100円/ドル(前回110円)へ修正した要因などが織り込まれている。ただし、為替要因を除くと順調に推移しており、足もとの為替水準を勘案すれば、今期計画の上振れと来期の2ケタ増益予想の確度は高いとの見方を示した。


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