前場コメント No.12 三菱自動車、日本色材、住友金属鉱山、KG情報、マツダなど

2017/01/16(月) 11:30
★10:37  三菱自動車-SMBC日興が目標株価引き上げ 年後半の商品導入まで実態を見定めたい
 三菱自動車<7211.T>が3日続落。SMBC日興証券では、年後半の商品導入まで実態を見定めたいとし、投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続した。目標株価は500円→630円と引き上げた。
 2016年は燃費不正により年間で△34%程度(9月末までは△47%程度)、アンダーパフォームするなど、株価が低迷。加えて、今17.3期の“営業赤字”計画に対して円安シフトによる“黒字転換”期待などが寄与した株価推移と想定。ただし、現状、国内販売(2016年12月は前年同月比5%減)のみならず、海外販売(10~11月累計で前年同期比13%減、主力のタイは市場全体13%減に対して44%減)も悪化しており、実態面は2017年後半の新商品導入まで厳しい状況が続く可能性があるとした。

★10:40  日本色材-急落 通期営業益を上方修正も過度な期待の反動で売りが優勢
 日本色材工業研究所<4920.T>が急落。同社は13日に、17.2期通期の連結営業利益予想を、従来の7.0億円から8.3億円(前期比66.9%増)へと引き上げると発表した。訪日外国人増加によるインバウンド需要、アジア・アセアン市場における日本製化粧品の需要拡大、さらには新製品関連の受注に加え、生産効率の改善などの諸施策が貢献したことが寄与する見込み。
 17.2期の3Q累計(3-11月)の営業利益は7.2億円(前年同期比3.2倍)だった。なお、17.2期上期(3-8月)の連結営業利益は5.7億円(前年同期比10.2倍)だったことから、3Q決算および通期決算に関して過度に期待が高まっていた。これの反動で、売りが優勢となっている。

★10:42  住友金属鉱山-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 外部条件好転は織り込みつつある
 住友金属鉱山<5713.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、外部条件好転はひとまず織り込みつつあるとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1490円→1670円と引き上げた。
 為替やメタル価格前提を見直したことにより、業績予想を増額修正。16年11月以降の急激な円安や、メタル価格上昇による実態面での改善に加え、今17.3期上期に計上していた在庫評価損失や為替換算評価損失も同時に縮小することが、大幅増額修正の要因となる見込み。三菱UFJMSでは現状の前提条件ならば、経常利益は年率1000億円弱になるとの見方を示した。

★10:46  KG情報-ストップ高買い気配 今期24%営業増益見込む 前期10%減益着地
 KG情報<2408.T>がストップ高買い気配。同社は13日、17.12期通期の連結営業利益予想を5.0億円(前期比24.4%増)とすると発表した。
 求人関連情報で、引き続きフリーペーパーの既存エリアでのシェア拡大、新卒者向け就職活動応援イベントなどの各種イベントを実施する。
 16.12期通期の営業利益は4.0億円(前の期比10.4%減)だった。求人関連情報で、大手競合他社の攻勢などのため減収になった。

★10:49  マツダ-SMBC日興が目標株価引き上げ 「CX」系増産開始とその成果が待たれる
 マツダ<7261.T>が反落。SMBC日興証券では、「CX」系増産開始とその成果が待たれるとし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は2020円→2250円と引き上げた。
 大幅な円安転換が寄与した株価推移と考えられるが、販売モメンタムの低迷は継続。中国を除くグローバル販売は2016年11月まで7カ月連続、前年割れが続いており、国内で12月から予約受付を開始した新型「CX-5」の発売(2/2予定)が待たれるとした。また、12月から防府工場で「CX-3」の生産も開始しており、いよいよSUVラインナップ「CX」系の供給制約も解消に向かう。「CX」系の生産体制は、「16.3期に対して17.3期は+7万台以上、18.3期末には+15~17万台の体制」としており、「CX」系にはそれ以上の増販が期待される一方、乗用車系の販売水準にも注目。「SKYACTIV」の商品競争力への高い評価をさらに上回る販売の成果が期待されるとした。


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