前場コメント No.10 池上通信機、ホンダ、NEC、エイチーム、神戸製鋼所など

2017/01/17(火) 11:30
★10:03  池上通信機-7日ぶり大幅反発 放射線耐性強い画像センサー開発 原発で活用
 池上通信機<6771.T>が7日ぶり大幅反発。17日付の日経新聞朝刊で、同社が高い放射線下でも長期間撮影できる画像センサーを開発したと報じられた。
 通常のセンサーは強い放射線を浴びると素子が壊れてしまうという。原子力発電所内部の監視カメラに採用されるとみられ、メルトダウンなど大きな事故で作業員が退避した後も施設内の状況を把握できるようにするとした。

★10:03  ヤマハ-反落 音楽教育ソリューション『Smart Education System』提供開始
 ヤマハ<7951.T>が3日ぶり反落。同社は1月16日の大引け後に、主に小中学校をはじめとする、学校の音楽教育現場に向けたICTを活用した音楽教育ソリューション『Smart Education System』の提供を開始すると発表した。
 第1弾製品として、Windowsパソコン・タブレット端末用の授業モデルパック付きデジタル音楽教材『ボーカロイド教育版』の提供を2月7日より、『ギター授業』『箏授業』(ことじゅぎょう)の提供を3月上旬より開始するとした。しかし、マーケットの反応は薄い。

★10:08  ホンダ-みずほが目標株価引き上げ 競争力向上で販売奨励金の抑制に期待
 ホンダ<7267.T>が4日続落。みずほ証券では、競争力向上で販売奨励金の抑制に期待。投資判断「買い」を継続、目標株価を3900円→4400円と引き上げた。
 2017年は、(1)CR-VやOdysseyのモデルチェンジに伴う販売奨励金の抑制、(2)IT企業との提携など外部資源の活用、(3)生産再編による生産性改善などに注目。みずほでは為替前提の変更や販売動向を踏まえ、今17.3期営業利益予想を8410億円(従来7440億円)、来18.3期を9400億円(同7300億円)へ上方修正。16年4~12月営業利益は会社の今17.3期通期予想6500億円を上回る可能性が高く、会社予想の上方修正がカタリストになり得るとした。

★10:13  NEC-野村が目標株価引き上げ 成長には課題が残る
 NEC<6701.T>が続落。野村証券では、航空電子連結化により売上高を上方修正も、成長には課題が残るとみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は280円→310円と引き上げた。
 業績はパブリック部門とテレコムキャリア部門の下振れを、流通などエンタープライズの好調で相殺する見方に変更はなし。17年1~3月期中に日本航空電子工業(6807)が子会社化されるのに伴い、来18.3期売上高と営業利益は上方修正、目標株価も引き上げ。今後、子会社化に伴うシナジー効果の創出ができるかを確認したいとした。
 注力事業として、セーフティ、グローバルキャリア向けNW、リテール向けITサービスの3つを掲げており、戦略の方向性に違和感はないが、成長の実現には課題が残ると指摘。

★10:14  エイチーム-続落 RPG『ヴァルキリーコネクト』が全世界累計600万DL突破
 エイチーム<3662.T>が続落。同社は1月16日の大引け後に、至高のハイファンタジーRPG『ヴァルキリーコネクト』が全世界累計600万ダウンロードを突破したと発表した。エイチームの代表作『ユニゾンリーグ』の制作スタッフが手掛け、2016年6月9日にリリースされた至高のハイファンタジーRPG。しかし、株価への影響は限定的のもよう。

★10:19  神戸製鋼所-CSが目標株価引き上げ 非鉄鋼事業の苦戦は続く
 神戸製鋼所<5406.T>が下げ幅縮小の展開。クレディ・スイス証券では、非鉄鋼事業の苦戦は続くとみて、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は1000円→1100円と引き上げた。
 来18.3期はメタルスプレッドの回復により鉄鋼事業は黒字転換する見通しであるが、非鉄鋼事業は増産のための先行費用増などにより、従来当社想定よりも低利益にとどまる見通しであるため、業績予想を下方修正。電力事業については19.3期まで先行費用による低水準な経常利益が続く見通しであるため、当面の全社業績の下押し要因となる見込み。


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