前場コメント No.4 東芝、T&Cメディカル、安川情報、アクティビア、パルコなど

2017/01/20(金) 11:30
★9:12  東芝-マッコーリーが「OP」継続 損失7000億円でも目標株価まで20%のアップサイド
 東芝<6502.T>が下げ幅縮小。マッコーリー証券では、目標株価を405円→300円と引き下げたものの、投資判断「Outperform」は継続するとした。米国における原発の損失がたとえ7000億円だったとしても、新目標株価300円まで20%のアップサイドがあるとした。

★9:13  T&Cメディカル-大幅に4日続落 決算短信発表を延期 監査法人と協議
 T&Cメディカルサイエンス<3832.T>が大幅に4日続落。同社は19日、純資産や売り上げなどの営業活動に影響を与える会計処理について、監査法人と慎重に協議を継続しているため、決算短信発表を延期すると発表した。
 同社は15.11期末で債務超過となり、また、営業利益・営業活動によるキャッシュ・フローが4期連続でマイナスになったことから、上場廃止にかかる猶予期間に入っている。16.11期に営業利益・営業キャッシュ・フローがいずれもマイナスとなった場合、また、16.11期末で債務超過の状態となった場合には、株式が上場廃止になる。

★9:15  安川情報システム-急落 3Q累計営業益3.9億円も3Q赤字を嫌気
 安川情報システム<2354.T>が急落。同社は19日に、17.3期の3Q累計(3月21日-12月20日)の連結営業損益は3.9億円の黒字(前年同期比は4.3億円の赤字)だったと発表した。コストダウン方策の実施などが奏功した。なお、上期は4.1億円の黒字であったことから、3Qは赤字であった。通期の会社計画6.0億円の黒字(前期は5.4億円の赤字)は据え置いた。
 併せて、連結子会社の異動(株式譲渡) に伴う特別利益を3Qに計上したと発表した。これにより、17.3期の通期の連結純損益を従来の3.5億円の黒字から4.5億円の黒字(前期は12.7億円の赤字)に引き上げた。

★9:16  住友重機械-MSMUFGが「EW」へ引き下げ 株価上昇を踏まえて
 住友重機械工業<6302.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、株価上昇を踏まえて、投資判断を「Overweight」→「Equal-weight」と引き下げた。目標株価は680円→780円と引き上げた。
 16年度下期以降の為替前提を対ドルで旧105円→新110円、対ユーロで旧117円→新120円に変更し、業績予想を見直し。16年度通期営業利益予想は旧480億円→新470億円と微修正し、17年度通期営業利益予想は550億円を据え置き、18年度通期営業利益予想は旧620億円→新580億円へと引き下げた。
 18年度通期営業利益予想に関しては、船舶を旧40億円→新0億円へと引き下げ。現在の受注・受注残状況を踏まえると、18年度に造船所の操業度が大きく低下する可能性があることを織り込んだとした。

★9:17  アクティビア-大和が目標株価引き下げ 中期的な分配金目標「9500円」を新たに提示
 アクティビア・プロパティーズ投資法人<3279.T>が3日ぶり反落。大和証券では、中期的な分配金目標「9500円」が新たに提示されたことを受け、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は63.00万円→57.00万円と引き下げた。契約改定およびテナント入れ替えにおける増額モメンタムは続く見込み。旗艦物件「汐留ビルディング」の大口テナント賃料更改動向に注目。ポートフォリオの力強さを再確認したとしている。

★9:20  パルコ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 商業不動産の拡張が着々と進む
 パルコ<8251.T>が小動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、商業不動産の拡張が着々と進んでいると判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は930円→1080円と引き上げた。
 今17.2期3Q(9~11月)決算は営業微減益となったものの、主力のショッピングセンター事業は渋谷パルコの営業終了によるマイナス影響を相殺して増益を確保。同社の中小型商業ビル業態であるゼロゲートは原宿の出店計画公表で中期的な目標であった10店舗を達成するメドが立つなど、商業不動産の拡張は順調に進ちょくしていると指摘。


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