前場コメント No.1 キヤノンMJ、三越伊勢丹、大和証券G、フュートレック、イビデンなど

2017/01/31(火) 11:30
★9:00  キヤノンMJ-買い気配 野村が目標株価引き上げ 着々と進むBtoB事業の強化を評価
 キヤノンマーケティングジャパン<8060.T>が買い気配。野村証券では、着々と進むBtoB事業の強化を評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価を2828円→2979円と引き上げた。
 前16.12期決算は、売上高は前の期比2.6%減収の6293億円、営業利益は同3.9%増益の276億円となった。デジカメやIJPの販売不振で売り上げは会社計画に届かなかったが、BS事業を中心に収益性の改善が進み、営業利益は計画超過となった。会社も、野村も今17.12期は増収増益を予想。会社は、収益の柱だったイメージングシステムへの依存を減らし、プロダクション機やネットワークカメラなどBtoB事業を育成しようとしているが、徐々に成果が出つつあると指摘。

★9:00  三越伊勢丹-SMBC日興が「1」へ引き上げ 外国人と富裕層の売上回復を見込む
 三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>が5日続伸。SMBC日興証券では、外国人と富裕層の売上回復を見込むとコメント。投資評価を「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」、目標株価を1200円→1540円と引き上げた。
 業績予想を増額修正。背景は(1)円安転換による内外価格差の拡大による免税売上の回復、(2)株式市場の回復による富裕層売上の回復、(3)17.3期3Qにようやく見られ始めた販管費削減への取り組みなど。(1)と(2)は百貨店各社に共通する要素であるが、SMBC日興がカバーする百貨店3社の中で、同社は16年度の営業減益率が一番高いと予想しているとし、また、連結営業利益に占める国内百貨店事業の構成比も一番高い。そのため、業績へのレバレッジは同社が一番大きくなると考えるとした。

★9:01  大和証券G-続落 上限2700万株・200億円の自己株取得枠を設定
 大和証券グループ本社<8601.T>が続落。同社は30日、上限2700万株・200億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 取得期間は2月10日~4月25日。上限2700万株を取得した際の自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は1.59%。

★9:01  大和証券G-続落 3Q累計29.9%営業減益 受入手数料・トレーディング収益が減少
 大和証券グループ本社<8601.T>が続落。同社は30日、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が890億円(前年同期比29.9%減)だったと発表した。受入手数料、トレーディング収益が減少した一方で、金融費用が増加した。

★9:01  フュートレック-続伸 阪急交通社系と8言語で訪日客を同時案内するシステム開発
 フュートレック<2468.T>が続伸。1月31日付け日本経済新聞・朝刊で、阪急交通社の完全子会社であるエアサーブ(東京都目黒区)がフュートレックと共同で、訪日客向けに見学先の解説音声を最大8言語で同時配信するシステムを開発したと伝えられた。
 ガイドが小型発信器を持ち、訪日客にわたすイヤホン付き受信機に配信。大人数を同時案内できる。ガイドの言葉の翻訳機能も今後開発する。観光施設や自治体などに販売する。訪日客に有料で通訳ガイドができる国家資格の「通訳案内士」は不足しており、政府は無資格者にも有償ガイドを認める方針に転じており、観光地の案内業務を手助けすると報じられている。

★9:01  イビデン-売り気配 CSが「UP」へ引き下げ SLPに期待も割高
 イビデン<4062.T>が売り気配。クレディ・スイス証券では、SLPSLP(Substrate Like PCB)に期待も割高とみて、投資評価を「NEUTRAL」→「UNDERPERFORM」と引き下げた。目標株価は1220円→1340円と引き上げた。
 株価の割高感は否めず、投資評価を引き下げ。電子事業でのマレーシア工場を中心とした減損、構造改革も、過剰生産能力の是正、過剰投資による収益悪化の経営責任は不十分。中期的なトップライン成長は描けず、SLPだけでは力不足とした。


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