後場コメント No.7 東京応化工業、伊藤ハム米久、フィールズ、池上通信機、プリマハムなど

2017/02/06(月) 15:00
★14:00  東京応化工業-いちよしがフェアバリュー引き上げ 為替前提見直しなどで上方修正
 東京応化工業<4186.T>が5日続落。いちよし経済研究所では、為替前提見直しなどにより、利益予想を上方修正。レーティング「B」を継続、フェアバリューは3200円→3500円と引き上げた。
 今17.3期第3四半期(16年10~12月)業績は、期待値の高かったマーケットコンセンサスは下回ったと推測されるものの、慎重に見ていたいちよしの利益予想を上回った。今回、為替前提を1USドル=105円から110円に変更することにより、今17.3期業績予想を上方修正。

★14:06  三菱商事-ドイツ証が目標株価引き上げ エンジン全開
 三菱商事<8058.T>がもみ合い。ドイツ証券では、3Q決算を受けて「エンジン全開」とコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価は3220円→3280円と引き上げた。
 2016年6月までの9カ月間の基礎的純利益は3500億円(一過性の特別項目を除く)となり、ドイツ予想2950億円を20%上回った。3Qの利益はとりわけ好調で、基調的純利益1990億円は上期実績1500億円を上振れ。FCFの好調が3Qに加速していると指摘した。

★14:08  伊藤ハム米久-後場マイナス転換 3Q累計営業益194億円 通期計画据え置きを嫌気
 伊藤ハム米久ホールディングス<2296.T>が後場マイナス転換。同社は6日14時、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が194億円だったと発表した。通期計画210億円(市場予想219億円)を据え置いた。
 加工食品事業のハム・ソーセージ部門で、消費者の低価格志向から販売競争が激化する中、コンシューマー商品では主力商品を中心にキャンペーンなどによる積極的なプロモーションを行ったことや、業務用商品についても拡販に努めたことで、販売量・売上高ともに伸長したという。

★14:09  フィールズ-いちよしがフェアバリュー引き下げ 18.3期も回復は鈍いと予想
 フィールズ<2767.T>が変わらずを挟んで続落。いちよし経済研究所では、今17.3期は営業損失で、来18.3期も回復は鈍いと予想。レーティング「B」を継続、フェアバリューは1300円→1200円と引き下げた。
 今17.3期予想を下方修正(会社計画は1月20日に下方修正発表済み)。遊技機市場の低迷や伊勢志摩サミット開催(5月)の影響に加え、6機種の販売延期が下方修正の要因。中期的にはIP(知的財産)を活用したクロスメディア事業の拡大が期待されるが、業績貢献には時間を要する見通し。

★14:13  池上通信機-続落 いちよしが「高精細映像時代をにらみ費用が先行しているもよう」
 池上通信機<6771.T>が続落。いちよし経済研究所では、レーティング、フェアバリューは未付与ながら、「高精細映像時代をにらみ費用が先行しているもよう、競争環境も依然厳しい」と題したレポートを公表しており、材料視する向きもあるもよう。
 2020年の東京五輪や、中期的に予想されている4K・8Kなどの高精細放送の到来などを控え、足もとでは放送機器メーカー間の競争が激化しているもよう。また、同社においては2018年以降の大口案件をにらみ、足もとでは個別対応による費用負担が増加していると見られる。これらの点を考慮し、いちよしでは今17.3期以降の利益予想を引き下げるとした。

★14:17  プリマハム-3日続落 3Q累計86%営業増益も材料出尽くしで
 プリマハム<2281.T>が3日続落。同社は6日、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が132億円(前年同期比86.0%増)だったと発表した。
 ハム・ソーセージ部門で、「香薫あらびきポークウインナー」をはじめとする重点商品を中心とした販売活動などが奏功し、販売数量拡大に大きく貢献した。生産面でも改革・改善を継続実施し、人時生産性向上やユーティリティーコスト削減などを推進した。しかし株価は、材料出尽くしで下落している。


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