前場コメント No.11 ホーチキ、NTTデータ、川岸工業、住友金属鉱山、エスクリなど

2017/02/08(水) 11:30
★9:38  太陽誘電とTDK-高い 電子部品や半導体で型落ち品に需要 IoTで活用
 太陽誘電<6976.T>とTDK<6762.T>が高い。8日付の日経新聞朝刊で、電子部品や半導体の分野で何年も前に開発された「型落ち」製品の需要が高まっていると報じられた。
 IoTを支える機器類は低価格の旧式部品でも十分な機能を果たし、スマートフォン(スマホ)などデジタル製品のように最先端性能を必要としないためだという。日進月歩で技術革新が進むハイテク産業で旧式製品の見直しが広がっているとみられる。

★9:39  ホーチキ-大和が目標株価引き上げ 国内リニューアル売上が増益のけん引役
 ホーチキ<6745.T>が反落。大和証券では、国内リニューアル売上が増益のけん引役と判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は1450円→1500円と引き上げた。
 3Q累計営業利益は前年同期比7.7%増で、おおむね大和想定並み。海外事業が低迷も、国内でのリニューアル売上増加で増益を確保。会社計画は上振れ余地があるとの見方を示した。

★9:42  NTTデータ-野村が目標株価引き上げ 海外事業の収益性改善ペースは依然遅い
 NTTデータ<9613.T>が続落。野村証券では、回復トレンドは不変も、海外事業の収益性改善ペースは依然遅いと判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は5800円→6000円と引き上げた。
 16年10~12月期営業利益は292億円(前年同期比12%減益)と、一過性費用計上などでQUICKコンセンサス328億円を下回った上、営業減益となり精彩を欠いた。ただし、需要環境にほとんど変化はなく、利益はほぼ計画線の推移と推察。野村では為替前提を円安方向に修正し、売上高予想を引き上げた半面、M&A(合併・買収)に関する一過性費用、海外事業の収益改善の遅れなどを新たに織り込み、営業利益予想は今17.3期、来18.3期を下方修正、19.3期は従来予想を据え置き。官公庁向け中心の公共事業の市場成長性の低さを鑑みると、株価再評価には海外事業が黒字化し、中期的な利益成長をけん引していくことが必要不可欠と指摘。

★9:45  川岸工業-ストップ高買い気配 通期営業益を上方修正 増配も発表
 川岸工業<5921.T>がストップ高買い気配。同社は7日に、17.9期通期の営業利益予想を従来の13.0億円から22.7億円(前期比4.3%増)に引き上げると発表した。超高層ビルをはじめとする比較的高採算な物件への取り組みなどによる。
 併せて、17.9期の期末配当金予想を10円→16円(前期は16円)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。

★9:45  住友金属鉱山-野村が目標株価引き下げ シエラゴルダのリスクはまだ残る
 住友金属鉱山<5713.T>が反落。野村証券では、シエラゴルダのリスクはまだ残ると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1630円→1595円と引き下げた。
 16年10~12月期決算と持ち分法適用会社であるチリのシエラゴルダ鉱山に関する減損計上を発表。シエラゴルダの減損額は経常損益ベースで799億円、親会社株主損益ベースで725億円に達した。財務体質は強固であるため、この減損で発生する財務リスクは懸念要因ではない。また、会社が今回、シエラゴルダの第2期投資を想定せず、追加的な投資に慎重であった点は前向きに評価できる。ただし、減損を除いたシエラゴルダの操業の損益は、銅価格が上昇した16年10~12月期(同社の連結決算上は17年1~3月期)でも赤字が前四半期比で拡大することが予想され、今後の損益に不安が残る状況。今回の減損を持ってリスク要因が完全に払しょくされたとは判断できないとした。

★9:49  エスクリ-ストップ高買い気配 3Q累計営業益2.9倍 ブライダルでの広告連携強化が奏功
 エスクリ<2196.T>がストップ高買い気配。同社は7日、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が11.7億円(前年同期比2.9倍)だったと発表した。
 ブライダル事業で、主要広告媒体との連携強化や新たなイベント施策などを実施したことで、来館数が好調に推移した。


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