前場コメント No.11 ヤオコー、カシオ、東ソー、イグニス、三井金属など

2017/02/14(火) 11:30
★9:38  ヤオコー-いちよしがフェアバリュー引き下げ 17.3期も最高益更新を見込む
 ヤオコー<8279.T>が5日ぶり反落。いちよし経済研究所では、今17.3期も最高益更新を見込むとし、レーティング「A」を継続した。フェアバリューは6900円→6200円と引き下げた。
 今17.3期第3四半期累計(4~12月)決算は営業微増益であるが、おおむね会社計画並みと見られ、サプライズはなし。同社は、攻めの施策=EDLP政策(毎日が安売り:Every Day Low Price)と商品開発、積極的な既存店改装に加えて、守りの施策=FSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム:購買金額の上位顧客の囲い込み政策)が奏功し、既存店売上高の順調推移が続いている。これは、同社の競争力向上を示唆していると判断。一方で、実績と先行投資負担を考慮し、いちよしの今17.3期予想を見直すとした。

★9:42  カシオ-TIWが「2-」継続 時計は実質増収を維持しているが伸び率は鈍化
 カシオ計算機<6952.T>が3日ぶり反落。投資情報会社のTIWでは、時計は実質増収を維持しているが、伸び率は鈍化していると判断。投資評価「2-(Underperform)」を継続した。
 今17.3期3Q(10~12月)は前年同期比14%減収、42%営業減益で、円高の影響を加味しても厳しい内容。時計や電卓では為替影響を除いて前年同期比増収をキープしているものの、3Qは楽器とDSC(デジタルカメラ)が足を引っ張った。楽器はすでに生産体制強化に動いたほか、DSCは新製品投入により4Q以降ばん回できると会社側は説明。時計や電卓は大きく減速しないと考えるが、他は改善に不透明感が強く、会社計画達成のハードルは依然高いとの見方を示した。

★9:45  東ソー-ジェフリーズが目標株価引き上げ PVC/クロルアルカリのサイクルの恩恵享受
 東ソー<4042.T>が3日続伸。ジェフリーズ証券では、PVC/クロルアルカリのスーパーサイクルの恩恵を享受し始めたばかりと判断。投資判断「BUY」を継続、目標株価を1100円→1350円と引き上げた。
 クロルアルカリおよびPVC(ポリ塩化ビニル)のマージンが予想以上に拡大している上、需給ひっ迫を背景に今後3年間は拡大し続ける可能性が高いと考え、業績予想および目標株価を上方修正。バイオサイエンスを含む機能商品事業も成長を続ける見込み。ポリウレタン原料のMDIのマージンも1年間は高水準で推移するとの見方を示した。

★9:46  イグニス-急落 1Q営業益63.7%減 ネイティブゲームの減収や販管費の増加で
 イグニス<3689.T>が急落。同社は13日に、17.9期の1Q(10-12月)の連結営業利益は1.5億円(前年同期比63.7%減)だったと発表した。ネイティブゲームが減収となったことや販管費が増加したことなどが響いた。

★9:48  アルバック-ストップ高 ジェフリーズが目標株価引き上げ 通期大幅引き上げ
 アルバック<6728.T>がストップ高。ジェフリーズ証券では、上期上ぶれ、通期大幅引き上げと評価。投資判断「BUY」を継続、目標株価を4800円→5400円と引き上げた。
 今17.6期2Q決算が発表され、上期実績は売上高、営業利益、受注とも大きく上ぶれた。受注は液晶大型案件が計画比上ぶれ。売り上げも液晶の比率が想定を上回り、利益増に貢献した。下期もこの傾向が続くとみられ、会社は今回通期業績予想を大幅に引き上げ。通期営業利益予想は260億円とコンセンサスを大きく上回る数字。ジェフリーズの業績予想も見直すとした。

★9:49  三井金属-大幅続伸 通期営業益を上方修正 金属価格上昇や円安進行が寄与
 三井金属鉱業<5706.T>が大幅続伸。同社は13日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の230億円から320億円(前期比2.9倍)へと引き上げると発表した。
 金属価格が上昇していることや円安が進行していること、それらに伴う在庫要因の好転、機能材料セグメントや自動車部品セグメントが堅調に推移していることなどが寄与する。
 3Q累計(4-12月)営業利益は240億円(前年同期比3.2倍)だった。


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