前場コメント No.1 東芝、日本精工、ソフトバンク、すかいらーく、旭化成など

2017/02/15(水) 11:30
★9:00  東芝-売り気配 志賀重範氏が代表執行役を辞任 米原発事業での損失で経営責任
 東芝<6502.T>が売り気配。同社は14日、代表執行役会長の志賀重範氏が15日付けで代表執行役を辞任すると発表した。
 グループ会社のウェスチングハウスによるChicago Bridge & Ironの子会社であったCB&Iストーン&ウェブスターの買収に関連し、想定される損失計上に伴う経営責任として辞任するという。

★9:00  日本精工-買い気配 大和が「1」へ2段階引き上げ 物量に頼らない収益力は健在
 日本精工<6471.T>が買い気配。大和証券では、物量に頼らない収益力は健在であり、来期最高益更新を想定。投資判断を「3(中立)」→「1(買い)」、目標株価は800円→2000円と引き上げた
 為替前提をドル115円、ユーロ120円(従来105円・115円)に変更したうえで業績予想を見直した結果、来18.3期には過去最高の営業利益(16.3期895億円、IFRS)を更新し、1000億円の大台が視野に入ると判断。従来からの違いは、産業機械向け軸受需要の反転と、自動車関連事業の想定以上の収益性改善。前者では、小型工作機械や建機などでの復調が顕著であり、精機製品も半導体業界向けに伸長。
 中期計画では3年間で1800億円の設備投資が予定され、うち200億円が新製品や新領域、新工法など「あたらしい価値の創造」に投入される計画。収益性は着実に改善しており、中期的には事業領域の拡大や変化に注目しているとした。

★9:00  東芝-売り気配 3Q累計最終赤字4999億円 米原発で7125億円の赤字 債務超過に
 東芝<6502.T>が売り気配。同社は14日、17.3期3Q累計(4-12月)連結最終損益が4999億円の赤字(米国会計基準)になったと発表した。
 米国での原子力関連事業で7125億円の損失が発生し、昨年末時点で自己資本が-1912億円になる債務超過になった。

★9:00  ソフトバンクG-3日ぶり反発 共同投資家とともにフォートレス買収へ 約3752億円で
 ソフトバンクグループ<9984.T>が3日ぶり反発。同社は15日、共同投資家とともにフォートレスを約33億米ドル(約3752億円)で買収することについて合意したと発表した。
 本合意に基づき、ソフトバンクGは出資に参加するパートナーを迎えることができるという。したがって、ソフトバンクGによる出資額および持分は今後確定する見込み。ソフトバンクにとっても、また近く設立予定のソフトバンク・ビジョン・ファンドにとっても、この機会はグループ全体のポテンシャルを拡大させるとしている。なお、本取引は2017年12月31日に終了する6カ月間中に手続きが完了予定。

★9:01  すかいらーく-野村が「Neutral」へ引き下げ 株価上昇に伴って
 すかいらーく<3197.T>が5日続伸。野村証券では、株価上昇に伴って、レーティングを「Buy」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は1700円→1750円と引き上げた。
 会社は2月9日、専門業態での積極的な出店を目指す中期経営計画を発表。野村では同社を取り巻く環境の変化を踏まえ出店数は未達を予想するとしたが、コスト削減などにより利益水準ではおおむね会社計画の達成は可能と判断。目標株価と株価のかい離率縮小によりレーティングは引き下げるとした。前16.12期業績、今17.12期会社計画にはサプライズはなし。

★9:01  旭化成-3日ぶり反発 太陽光パネル・リチウムイオン電池向け高機能樹脂を中国で生産
 旭化成<3407.T>が3日ぶり反発。15日付の日経新聞朝刊で、同社が主に太陽光パネルやリチウムイオン電池向けに使われる高機能樹脂を中国で生産する方針を固めたと報じられた。
 中国国有化学大手の中国化工集団(ケムチャイナ)と折半出資でプラントを建設、車載用電池などの需要増に対応するという。総事業費は300億円規模の見込み。中国大手と組むことで、事業のリスク分散と中国国内での顧客開拓の両立を狙う考えのもよう。


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