前場コメント No.4 アルパイン、アズジェント、日立国際電気、ニチイ学館、エーザイなど

2017/02/17(金) 11:30
★9:04  アルパイン-三菱UFJMSが目標株価引き上げ バリュエーション手法変更で
 アルパイン<6816.T>が大幅続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資判断「Neutral」を継続も、バリュエーション手法変更で、目標株価は1300円→1500円と引き上げた。
 従来のエクイティストーリーは「エントリータイミングとしての業績拡大時期の到来、または株主還元強化発表のいずれかを待つ」であったが、業績予想を下方修正し、業績拡大時期が先になるというシナリオに変更。市販事業の国内は堅調だが、海外は車種専用で不振が続く。OEM(相手先ブランドでの製造)事業は来18.3期から北米での大型案件開始や欧米での車種展開がプラス要因だが、単価下落により売上高成長は低水準となる見込み。低収益水準が続くため、開発の効率化や生産体制の見直しなど、コスト削減が必要と指摘。

★9:04  アズジェント-3日続伸 自己株式14万3766株を消却へ
 アズジェント<4288.T>が3日続伸。同社は16日、自己株式14万3766株を2月28日に消却すると発表した。消却前の発行済み株式総数に対する割合は3.63%。

★9:05  東京エレクトロン-三菱UFJMSが「Neutral」へ引き下げ 好材料は織り込み済み
 東京エレクトロン<8035.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では2月15日付けレポートで、好材料はおおむね織り込み済みとみて、投資判断を「Overweight」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は11000円→11500円と引き上げた。
 3Q(10~12月期)のSPE受注2672億円はNAND、DRAM、ファウンドリなどすべてのアプリケーションで予想を大幅に上振れた。ファウンドリは10nm投資がピークアウトだが高水準が続く。NANDは韓国、日本の新規投資が本格化。DRAMは2016年の投資抑制から回復してきている。今後、ファウンドリは7nm世代の立ち上げまで受注は漸減、NANDは2番手グループの設備投資拡大もあり全体としては高水準が継続、DRAMは回復が続くと予想。

★9:05  日立国際電気-三菱UFJMSが「Neutral」へ引き下げ 好材料は織り込み済み
 日立国際電気<6756.T>が4日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では2月15日付けレポートで、好材料はおおむね織り込み済みとみて、投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価を2650円→2500円と引き下げた。
 業績予想を下方修正。成膜プロセスソリューション(SPE)の3Q(10~12月期)受注324億円はおおむね想定線。4QのSPE受注は311億円と予想。ファウンドリは10nm世代向け設備投資がピークアウトで、高水準ながら今年後半に7nm世代向けの設備投資が立ち上がるまで漸減する見込み。NANDは韓国の新規投資が本格化し高水準が続くものの、年後半には一服感がでると想定。DRAMは2016年の投資抑制から回復してきており、当面の回復は続くと予想。

★9:05  ニチイ学館-高い 日本生命と共同で保育事業を展開
 ニチイ学館<9792.T>が高い。17日付の日経新聞朝刊で、同社が日本生命保険と共同で保育事業を展開すると報じられた。
 来春までに保育所を全国で約100カ所新設し、1800人程度の児童を受け入れるという。国が民間の力も借りて保育サービスを提供する「企業主導型保育事業」で、運営会社と事業会社が組んで大規模に展開するのは初めてとされる。

★9:06  エーザイ-続落 オリオン社とマーケティングおよび販売に関するライセンス契約締結
 エーザイ<4523.T>が続落。同社は16日に、オリオン社と、同社が保有するパーキンソン病治療剤「Comtan」および「Stalevo」(レボドパ、エンタカポン、カルビドパの3剤配合剤)について、中国におけるマーケティングおよび販売などに関する契約を締結したと発表した。
 この契約により、エーザイは中国における両製品の独占的販売権を獲得し、同社の中国子会社である 衛材(中国)薬業が販売およびプロモーションを行うとしている。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。


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