前場コメント No.2 SUMCO、東芝、日立化成、JT、DWTIなど

2017/02/20(月) 11:30
★9:01  SUMCO-UBSが「Neutral」へ引き上げ ウエハー価格の上昇に伴って
 SUMCO<3436.T>が3日続伸。UBS証券では、ウエハー価格の上昇に伴い、レーティングを「Sell」→「Neutral」、目標株価を1000円→1800円(17.12期PER25倍)と引き上げた。
 UBSでは従来、大幅なウエハー価格の上昇は困難と考えていた。理由は、(1)ウエハーメーカーの価格交渉力の低下、(2)業界全体の在庫水準が過去の需給ひっ迫時に比べて高位にあること。しかし、想定以上に旺盛な需要を背景に、実際には2ケタ前後の値上げが浸透しているもよう。18年以降の連続的な価格上昇については依然不透明感が強いが、値上げによる17年の好業績を考慮すると、足元の株価に割高感は乏しいものと考えるとした。

★9:01  東芝-底堅い IHIから米ウェスチングハウス持ち分を取得
 東芝<6502.T>が底堅い。同社は17日、IHI<7013.T>から、IHIが保有する米ウェスチングハウスの持ち株会社の株式全て(出資比率3%)を東芝に売却できる権利を行使する旨の通知を受けたと発表した。
 持ち分の買取価格は約189億円。損益計算書に影響はなく、貸借対照表の株主資本と純資産で、一定程度の減少が生じる見込みだという。

★9:02  東芝-底堅い 米テキサス州の原発計画から撤退
 東芝<6502.T>が底堅い。20日付の日経新聞朝刊で、同社が米テキサス州の原子力発電所新設計画から事実上、撤退する見通しになったと報じられた。
 米原子力事業で巨額損失を計上する見込みになって以降、受注済みの海外の原発新設を見直す初の事例になるとみられる。同社本体で手掛ける改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の海外輸出第1号として2008年に計画に参画したが、進ちょくの大幅遅れもあり、現在の経営状況では継続は難しいと判断したという。

★9:02  日立化成-CSが「NEUTRAL」へ引き下げ 17年度最高益見通しを織り込んだ
 日立化成<4217.T>が反落。クレディ・スイス証券では、17年度最高益見通しを織り込んだと判断。いったん利益確定を推奨するとして、投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」と引き下げた。目標株価は3380円→3550円と引き上げた。
 業績は好調だが株価が上昇。来18.3期予想ベースPERは14.2倍と同社過去10年間の平均(14.6倍)並みまで上昇しており、ほぼ株価に織り込まれたと判断。今回、CSでは為替前提変更(1ドル=108円から同115円)およびリチウムイオン電池(LiB)用負極材の車載向け売上拡大などを織り込み、営業利益予想を来18.3期610億円から645億円へ、19.3期650億円から685億円へ、それぞれ引き上げ。負極材の売上高はCS推定で今17.3期に160億円程度だが、米国EV向け需要拡大により、来18.3期で230億円(前年比44%増)、19.3期で300億円(同30%増)まで伸びるとみているとした。

★9:02  JT-4日ぶり反落 1月たばこ国内販売数11.9%減 売り上げ7.6%減
 日本たばこ産業<2914.T>が4日ぶり反落。同社は17日、国内紙巻たばこ販売実績速報で、1月の販売数量は前年同期比11.9%減の71億本(2016年同月は1.7%減)だったと発表した。売上収益は同7.6%減の426億円(同1.5%減)だった。

★9:03  DWTI-買い気配 子会社が視神経炎治療薬に関する実施許諾を受ける契約締結
 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576.T>が買い気配。同社は17日に、子会社である日本革新創薬がアイ・エヌ・アイ(名古屋市中川区)が出願中の神経変性抑制剤に関する特許の下、眼科領域の医薬品を開発、製造、販売する権利の許諾を受ける契約を締結したと発表した。
 日本革新創薬は、本契約により、全世界における再実施許諾権付独占的実施権を取得する。アイ・エヌ・アイは、眼科領域における実験動物モデルとそれらを用いた薬効評価系を確立しており、今後は協働して眼科領域での研究開発を進めていくとしている。なお、本契約締結に伴い、日本革新創薬は契約一時金およびロイヤリティを支払うことになっているが、各財務条件については守秘義務上、非開示としている。


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