前場コメント No.9 TOTO、東京建物、日本電技、エボラブル、住友金属鉱山など

2017/02/22(水) 11:30
★9:35  日本海洋掘削-3日続伸 「HAKURYU-5」による掘削工事受注 受注金額は約36億円
 日本海洋掘削<1606.T>が3日続伸。同社は21日に、子会社であるパナマ法人Hakuryu5は、ロシア所在のGazpromneft-Sakhalin LLCとの間で、セミサブマーシブル型リグ「HAKURYU-5」によるロシア連邦・サハリン3鉱区での掘削契約を締結したと発表した。
 受注金額は約32百万米ドル(約36億円、1米ドル113円で換算)となる。なお、計上は来期の予定。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:36  TOTO-CSが目標株価引き下げ LIXILグループへの投資シフトを予想
 TOTO<5332.T>が4日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、LIXILグループへの投資シフトを予想。投資評価「UNDERPERFORM」を継続、目標株価は3600円→3500円と引き下げた。
 株価バリュエーションに割安感がなく、次の3点が株価の下落要因となる見込み。その要因は、(1)今後3期の営業増益率は11.3期から14.3期のそれを下回る、(2)国内リフォーム需要の成長率が低下しており、国内における利益成長期待が低下する、(3)LIXILグループ(5938)の利益回復によって、同社からLIXILへの投資シフトが起きる。カタリストは、(1)4Q決算において低調なリフォーム需要を確認すること、(2)資材費の上昇。

★9:36  東京建物-みずほが目標株価引き上げ 好採算のマンションの寄与が19年まで続く見通し
 東京建物<8804.T>が3日続伸。みずほ証券では、好採算のマンションの寄与が19年まで続くと想定。投資判断「買い」を継続、目標株価を2050円→2100円と引き上げた。
 株価は16年中に18.1%上昇。「目黒」、「八重洲」、「上野池之端」の都心のタワーマンションの3プロジェクト(PJ)が売れ行き好調だったことや、16年12月のハイブリッド債のリファイナンスなどが評価されたためと推察。また、前16.12期決算発表後、2月20日までで株価は7.4%上昇。タワーマンション3PJが完成する今17.12期から19.12期にかけて営業利益の見通しで会社側から詳細な開示があったためと想定。20.12期以降は、八重洲本社などの再開発で建設工事が開始となり、株価面でも完成後のNAV、EPSへの寄与を徐々に織り込む見通しとした。

★9:37  日本電技-大幅に4日続伸 ロボ活用SI事業を拡大
 日本電技<1723.T>が大幅に4日続伸。22日付の日刊工業新聞で、同社が産業用ロボットを用いたシステム構築(SI)事業を拡大すると報じられた。
 既に実績のあるスイスのABBのロボットのほか、三菱電機<6503.T>製ロボの取り扱いも今春開始する予定だという。これに合わせ、実機テスト場で両社のロボットを増設するとされる。

★9:40  エボラブルアジア-反発 IT戦略コンサルの全研本社にベトナムITオフショア開発ソリューション提供
 エボラブルアジア<6191.T>が反発。同社は21日、IT戦略コンサルティング事業などを手掛ける全研本社(新宿区)に対してベトナムのITオフショア開発ソリューションの提供を開始したと発表した。

★9:40  住友金属鉱山-CSが目標株価引き下げ 追加減損リスクに留意が必要
 住友金属鉱山<5713.T>が5日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、追加減損リスクに留意が必要とコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は1650円→1550円と引き下げた。
 今17.3期のSierra Gorda銅鉱山の減損は800億円となり、当社想定の500億~1000億円程度の中央値程度と大きなサプライズはなし。ただし、今17.3期のランニング損失は230億円程度(同社の持ち分法損益の損失)と依然大幅な赤字を計上していることに変わりはなし。CSでは追加減損リスクは最大2000億円程度と見込んでいるとし、来期以降の業績下振れリスクとなることに注意が必要とした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ