前場コメント No.12 東武、ビーイング、清水建設、文化シヤッター、アクトコールなど
★10:00 東武－みずほが目標株価引き上げ 新中期経営計画では株主還元の拡充に注目
東武鉄道<9001.T>が反発。みずほ証券では、来18.3期からの新中期経営計画では、株主還元の拡充に注目。投資判断「中立」を継続も、目標株価は600円→630円と引き上げた。
みずほでは、将来の成長に向けた「4・3・2・1プラン」には2020年頃まで大きなキャッシュアウトを伴う投資は少ないと考えているとし、来18.3期からの次期中計期間中には大きな利益成長を見込み難いとみているとした。一方で、財務体質改善は着実に進ちょくしていることから、今後は株主還元が強化されると予想。みずほ予想に、来18.3期と19.3期に100億円の自社株買いを織り込んだとした。
東武鉄道<9001.T>が反発。みずほ証券では、来18.3期からの新中期経営計画では、株主還元の拡充に注目。投資判断「中立」を継続も、目標株価は600円→630円と引き上げた。
みずほでは、将来の成長に向けた「4・3・2・1プラン」には2020年頃まで大きなキャッシュアウトを伴う投資は少ないと考えているとし、来18.3期からの次期中計期間中には大きな利益成長を見込み難いとみているとした。一方で、財務体質改善は着実に進ちょくしていることから、今後は株主還元が強化されると予想。みずほ予想に、来18.3期と19.3期に100億円の自社株買いを織り込んだとした。
★10:03 ビーイング－大幅続落 通期営業益を下方修正 法律改正での需要拡大の鈍化早く
ビーイング<4734.T>が大幅続落。同社は22日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の5.4億円から3.0億円（前期比43.6％減）へと引き下げると発表した。
建設関連事業で公共工事の品質確保に関する法律の改正による需要増加が想定より早く減退している。地域ニーズへの対応で、競合他社がキャッチアップしてきたことで新規販売も予定を下回っている。
ビーイング<4734.T>が大幅続落。同社は22日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の5.4億円から3.0億円（前期比43.6％減）へと引き下げると発表した。
建設関連事業で公共工事の品質確保に関する法律の改正による需要増加が想定より早く減退している。地域ニーズへの対応で、競合他社がキャッチアップしてきたことで新規販売も予定を下回っている。
★10:04 清水建設－野村が目標株価引き上げ 土木事業の採算改善により上方修正
清水建設<1803.T>がもみ合い。野村証券では、土木事業の採算改善により、業績予想を上方修正。レーティング「Buy」を継続、目標株価を1219円→1262円と引き上げた。
16年10～12月期決算では建築だけでなく、土木でも高水準の粗利率が続いた。同社は一部の土木の手持ち工事で不採算案件をかかえているものの、悪影響は限定されてきている印象。前16.3期に計上した工事損失引当金も順調に取り崩しが進んでおり、一段の悪化リスクは低下していると考え、土木の粗利率の見通しを引き上げたことを中心に利益予想を上方修正した。
株主還元について、配当性向でとらえるか、総還元性向でとらえるかといったさまざまな考え方が一般的にあることを会社は理解しつつ、年度の業績をふまえて議論するとのこと。従来の安定配当を重視しながら株主還元の充実を図る、同社のスタンスに大きな変化はないととらえているとした。
清水建設<1803.T>がもみ合い。野村証券では、土木事業の採算改善により、業績予想を上方修正。レーティング「Buy」を継続、目標株価を1219円→1262円と引き上げた。
16年10～12月期決算では建築だけでなく、土木でも高水準の粗利率が続いた。同社は一部の土木の手持ち工事で不採算案件をかかえているものの、悪影響は限定されてきている印象。前16.3期に計上した工事損失引当金も順調に取り崩しが進んでおり、一段の悪化リスクは低下していると考え、土木の粗利率の見通しを引き上げたことを中心に利益予想を上方修正した。
株主還元について、配当性向でとらえるか、総還元性向でとらえるかといったさまざまな考え方が一般的にあることを会社は理解しつつ、年度の業績をふまえて議論するとのこと。従来の安定配当を重視しながら株主還元の充実を図る、同社のスタンスに大きな変化はないととらえているとした。
★10:07 文化シヤッター－野村が目標株価引き下げ 製品採算低下で業績予想を下方修正
文化シヤッター<5930.T>が続落。野村証券では、製品採算低下で業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は890円→840円と引き下げた。
今17.3期3Q営業利益は前年同期比47％減。建材事業で製品採算の悪化が想定以上に大きく、野村では同事業を中心に業績予想を下方修正し、営業利益を引き下げ。ただし、来18.3期上期も前年同期比6％の減益予想ではあるが、製品数量減の一巡などで、今17.3期4Qから同減益率は縮小する見込み。また、来18.3期下期から大型案件竣工による非住宅向け製品の数量増加で成長を期待する点に変更はないとした。
文化シヤッター<5930.T>が続落。野村証券では、製品採算低下で業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は890円→840円と引き下げた。
今17.3期3Q営業利益は前年同期比47％減。建材事業で製品採算の悪化が想定以上に大きく、野村では同事業を中心に業績予想を下方修正し、営業利益を引き下げ。ただし、来18.3期上期も前年同期比6％の減益予想ではあるが、製品数量減の一巡などで、今17.3期4Qから同減益率は縮小する見込み。また、来18.3期下期から大型案件竣工による非住宅向け製品の数量増加で成長を期待する点に変更はないとした。
★10:11 アクトコール－続伸 自社コールセンターでAI活用開始 定型的な作業を自動化
アクトコール<6064.T>が続伸。同社は22日に、グループ会社でAI研究を行うジーエルシー（東京都新宿区）をはじめ、AI開発を手がける企業と提携し、コールセンターでの自動応答対応を今春より順次開始すると発表した。
一部の定型的な作業を自動化することで、応答率、応答時間の短縮を図る。結果、コミュニケーター1人が1時間あたりに処理する件数を上げ、サービス品質の安定化と生産性の向上を実現することで、主力事業である緊急駆けつけサービスの基盤強化、原価低減に努めるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
アクトコール<6064.T>が続伸。同社は22日に、グループ会社でAI研究を行うジーエルシー（東京都新宿区）をはじめ、AI開発を手がける企業と提携し、コールセンターでの自動応答対応を今春より順次開始すると発表した。
一部の定型的な作業を自動化することで、応答率、応答時間の短縮を図る。結果、コミュニケーター1人が1時間あたりに処理する件数を上げ、サービス品質の安定化と生産性の向上を実現することで、主力事業である緊急駆けつけサービスの基盤強化、原価低減に努めるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★10:13 豊田自動織機－野村が目標株価引き上げ 産業車両とコンプレッサー両面で業績は堅調
豊田自動織機<6201.T>が4日ぶり反落。野村証券では、産業車両とコンプレッサー両面で業績は堅調と判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は5000円→6000円と引き上げた。
円高や費用増などの悪影響がなくなる中、産業車両やカーエアコン用コンプレッサーの販売拡大により、来18.3期以降は着実な業績拡大が続くと予想される。一方、業績改善を見込んでも株価に割安感はないと考え、「Neutral」判断を維持。産業車両事業での物流ソリューション事業のさらなる拡大、コンプレッサーでの拡販があるかに注目。
豊田自動織機<6201.T>が4日ぶり反落。野村証券では、産業車両とコンプレッサー両面で業績は堅調と判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は5000円→6000円と引き上げた。
円高や費用増などの悪影響がなくなる中、産業車両やカーエアコン用コンプレッサーの販売拡大により、来18.3期以降は着実な業績拡大が続くと予想される。一方、業績改善を見込んでも株価に割安感はないと考え、「Neutral」判断を維持。産業車両事業での物流ソリューション事業のさらなる拡大、コンプレッサーでの拡販があるかに注目。
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