後場コメント No.3 伊藤忠商事、丸紅、大幸薬品、HUG、比較.comなど

2017/02/23(木) 15:00
★12:55  伊藤忠商事-みずほが目標株価引き上げ 実質レバレッジ改善へ
 伊藤忠商事<8001.T>が反発。みずほ証券では、現中計を超える余資創出により、実質レバレッジ改善へとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を1800円→2000円と引き上げた。
 同社は現行中計(16.3期~18.3期)において、毎期の実質的なFCFを1000億円確保するとしている。中計期間中の配当は年間約1000億円であることから、おおむね配当原資を確保する実質FCFの創出を想定していたとみられる。今17.3期3Q決算電話会議では、今17.3期1~3Q累計で配当後の実質FCF1400億円を創出し、レバレッジ削減に充てたとされた。同社は投資規律を徹底しているとみられ、その場合有意な規模の超過余資の持続的な創出が可能と判断。株式市場が同社株式に暗に要求する株式リスクプレミアムの正常化(低下)に資するとの見方を示した。

★12:58  丸紅-みずほが目標株価引き上げ 要求リスクプレミアムの低下余地は大きい
 丸紅<8002.T>が5日続伸。みずほ証券では、実質レバレッジの持続的な削減から、要求リスクプレミアムの低下余地は大きいと判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を750円→950円と引き上げた。
 同社は今17.3期上期決算説明会において、ハイブリッドファイナンスを除くベースでレバレッジを持続的に改善したいと言及した。また、3Qの電話会議では、引き続き財務体質改善が資本配分の最優先事項で、来18.3期以降もFCFを創出していく方針とされた。持続的な実質レバレッジの改善は、株式市場の同社株に対する要求リスクプレミアムを正常化(低下)させる見込み。実質レバレッジが極めて高位にある同社に対して、株式市場が現状暗に要求している株式リスクプレミアムは高水準にあるが、財務リスクの軽減とともに要求リスクプレミアムは低下(株価は上昇)すると予想。

★13:00  大幸薬品-4日続伸 胃腸薬「正露丸」新製品を36年ぶり投入
 大幸薬品<4574.T>が4日続伸。23日付の日刊工業新聞で、同社が胃腸薬「正露丸」の新製品を36年ぶりに投入すると報じられた。
 飲みやすいカプセルタイプの「正露丸クイックC」を今夏にも発売するという。国内の止しゃ薬市場の低迷や競合製品の台頭で、同社の止しゃ薬シェアは減少しており、新製品でテコ入れする考えのもよう。今後の業績拡大への期待から、買いが入っている。

★13:01  HUG-いちよしがフェアバリュー引き下げ デバッグ事業は18.3 期も良好な受注環境
 ハーツユナイテッドグループ<3676.T>がもみ合い。いちよし経済研究所では、主力のデバッグ事業は、来18.3期も良好な受注環境が続くとの見方は変わらないとし、レーティング「A」を継続した。フェアバリューは2200円→2000円と引き下げた。
 新型ゲーム機の登場などで、主力のデバッグ事業が好調に推移するとの見方は変わらず。ただし、それ以外の事業で選択と集中を進めたことなどを踏まえ、いちよしの業績予想を下方修正。
 今17.3期はデバッグ事業で前期比営業増益を予想するも、それ以外の事業における赤字が響き、業績拡大ペースは鈍化。来18.3期はデバッグ事業の堅調継続に加え、赤字事業の黒字化効果などで、前期比で大幅営業増益を予想。

★13:04  比較.com-反発 いちよしが「手間いらずを軸とした業績拡大が続いている」との見方
 比較.com<2427.T>が反発。いちよし経済研究所では、レーティング、フェアバリューは未付与ながら「手間いらずを軸とした業績拡大が続いている」と題したレポートを公表しており、材料視されているもよう。
 今17.6期2Q(10~12月)決算はいちよし予想並みとなった。宿泊予約サイトコントローラ「手間いらず」の導入施設増加による従来の業績拡大基調を維持している。オンライン旅行予約サイトが増加する中、「手間いらず」の拡販により同社の利益成長が続くとの見方に変更はないとし、業績予想は従来予想を維持。


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