前場コメント No.1 HOYA、ソケッツ、東芝、ケネディクス、NTTドコモなど

2017/03/08(水) 11:30
★9:00  HOYA-MSMUFGが「OW」へ引き上げ 懸念が長期成長期待へ変わる年となる
 HOYA<7741.T>が続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、17年は懸念が長期成長期待へ変わる年となるだろうとコメント。投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」、目標株価を5200円→6400円と引き上げた。業界内のトップピックと位置付け。
 株価は17年1月末の16年10~12月決算発表後に6%上昇し、TOPIXの2%上昇をアウトパフォームしている。鈴木CEOは説明会で「HDDガラスディスク事業は短期・中期・長期いずれの視点でもそれほど悲観していない」と述べたが、このうち短期見通し「フラッシュメモリの需給ひっ迫を背景とする17年の安定したHDD需要」は株価に織り込まれたと思われる。ただし、中期「3.5インチニアラインHDDへのガラスディスク採用拡大」、長期「熱アシスト記録方式への移行に伴うガラスディスクのアルミディスク置き換え」といった期待は、まだ株価に織り込まれていないと判断。

★9:00  ソケッツ-買い気配 フィスコと資本業務提携 新たな事業モデル構築の可能性検討
 ソケッツ <3634.T>が買い気配。フィスコ <3807.T>は7日に、ソケッツと資本業務提携を行うと発表した。
 今回の提携では、ソケッツのデータベース構築力および自然言語解析、機械学習、ディープラーニングなどの分析力と、フィスコが有する顧客基盤で培った技術やノウハウをベースに、フィスコのフィンテック事業領域を応用しつつ、新たな事業モデル構築の可能性について検討するとしている。フィスコはソケッツ株式をメガチップス <6875.T>より9万5000株、ソケッツ社長の浦部浩司氏より2万9000株を8日に譲り受け、そのうち3000株を戦略的投資家に譲渡する予定。

★9:00  東芝-大幅に3日続伸 中国美的が半導体出資も検討
 東芝<6502.T>が大幅に3日続伸。8日付の日経新聞朝刊で、中国家電大手、美的集団の親会社である美的控股の袁利群副総裁が、東芝の半導体事業について「社内には、東芝向けの戦略チームがある。美的は開放的な会社で、(東芝の半導体事業の)出資が実現すれば、社内で受け入れる力が十分にある」と述べたと報じられた。
 昨年買収した東芝の白物家電事業に続き、半導体事業への出資にも意欲を見せているとみられる。

★9:00  ケネディクス-買い気配 SMBC日興が新規「1」 AUM成長戦略が着実に実を結ぼう
 ケネディクス<4321.T>が買い気配。SMBC日興証券では、AUM成長戦略が着実に実を結ぼうとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」、目標株価730円として、新規カバレッジを開始した。
 同社は1995年に設立された不動産証券化分野のリーディングプレーヤーの1社。J-REITや私募不動産ファンドからのフィー収入(受託資産残高〈AUM〉に対して一定の割合を徴収するなど)を主体とした収益構造となっている。(1)AUMの成長ポテンシャル、(2)業績・財務の安定性、(3)効率的な経営資源配分への姿勢を評価。
 AUM成長は年当たり10%を継続すると予想。既存ファンドの拡大およびそれらに対するブリッジファンド(ファンドの資金調達と物件取得のタイムラグをつなぐ役割をもつ)の組成に加えて、メガソーラー発電所を投資対象とするインフラファンドの拡大や大手年金基金など国内大口投資家を対象としたコアファンド投入を見込むとした。

★9:01  NTTドコモ-JPモルガンが「Neutral」へ引き下げ 利益成長の端境期と判断
 NTTドコモ<9437.T>が反落。JPモルガン証券では、利益成長の端境期と判断。投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価を3400円→3100円と引き下げた。
 来18.3期はドコモ契約数の伸びが期待できず、前年比5.5%増益にとどまると予想。コンセンサス予想が現状水準から引き上がる要素が限定的と判断し、目標株価を引き下げるとした。アップサイドは限定的との見方を示した。


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