前場コメント No.8 ネクソン、ワコム、ギガプライズ、旭化成、関西ペイントなど

2017/03/16(木) 11:30
★9:13  ネクソン-3日ぶり反発 親会社エヌエックスシーが株式一部売却
 ネクソン<3659.T>が3日ぶり反発。同社は15日、親会社のエヌエックスシー・コーポレーション(韓国)がその保有するネクソン株式を一部売却したと発表した。
 売却株数は600万株、発行済株式総数に対して1.38%の売却。同取引についてエヌエックスシーは、主要事業とする投資の実行を目的としているほか、ネクソングループの将来の見通しについて肯定的に捉えており、引き続きネクソンの親会社を継続する予定だという。

★9:14  大同特殊鋼-大和が目標株価引き上げ 磁石やターボの成長可能性は高まっている
 大同特殊鋼<5471.T>が5日ぶり反発。大和証券では、磁石やターボの成長の可能性は高まっていると判断。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は480円→560円と引き上げた。自動車向け構造用鋼を中心に特殊鋼の販売数量が拡大。エネルギー向け自由鍛造品は引き続き厳しい収益環境。16年度大和予想は上方修正、17年度も増益が可能との見方を示した。

★9:15  ワコム-CSが目標株価引き下げ 収益悪化に歯止めも株価は非常に割高
 ワコム<6727.T>が3日続落。クレディ・スイス証券では、収益悪化に歯止めも株価は非常に割高と判断。投資評価「UNDERPERFORM」を継続、目標株価を270円→260円と引き下げた。
 株価は直近3カ月で大幅に上昇しており、すでに来期ベースでPBR3倍程度(Galaxy Note向けSペン期待剥落後のピーク水準、+1σを上回る)まで上昇、非常に割高。同社のファンダメンタルズは底打ちも、大幅な改善を織り込むには時期尚早と考えるとした。
 業績予想については、ブランド製品では来18.3期は新製品効果もあり為替除きで前期比9%増収も、19.3期はその反動減で同3%増収にとどまると予想。テクノロジーソリューションではGalaxy Note7向けの売上高は在庫引取りなどで期初計画に近い水準の売り上げとなっており、来18.3期に向けては横ばい圏の売上高を予想。

★9:15  桧家HD-4日ぶり急反発 3月22日付で東証2部に重複上場
 桧家ホールディングス<1413.NG>が4日ぶり急反発。同社は15日、東京証券取引所の承認を受け、3月22日付けで、現行の名証2部に加え、東証2部でも同社株式の売買が可能になると発表した。

★9:16  ギガプライズ-小動き 上限1万株・3000万円の自己株取得枠を設定
 ギガプライズ<3830.NG>が小動き。同社は15日、上限1万株・3000万円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 取得期間は4月1日~9月30日。上限1万株を取得した際の自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は0.80%。

★9:18  旭化成-大和が目標株価引き上げ 業績の安定感はあるが特段の割安感はない
 旭化成<3407.T>がもみ合い。大和証券では、業績の安定感はあるが特段の割安感はないとして、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は890円→1120円と引き上げた。3Qはケミカル、エレクトロニクスが健闘。円安もあり大和予想は増額。セパレータ事業全体では来期に収支均衡が視野に入るが、総合化学内で割安感は乏しいと指摘。

★9:19  関西ペイント-みずほが目標株価引き上げ アジアやアフリカの収益改善遅れが目立つ
 関西ペイント<4613.T>が続落。みずほ証券では、インドの好調はポジティブな印象だが、アジアやアフリカの収益改善の遅れが目立つとして、投資判断「中立」を継続した。目標株価は2000円→2200円と引き上げた。
 懸念されたインドの高額紙幣廃止による景気への影響は想定より軽微にとどまる見通しだが、一方で、アジアやアフリカの収益改善の遅れが目立つ。みずほでは、16年8月に米国の塗料メーカーであるU.S.Paintの買収、同年12月に欧州の塗料メーカーであるHelios Groupの買収を発表するなど積極的なM&A(合併・買収)戦略を評価するが、中長期的な成長戦略を描く上で既存事業の安定した収益基盤は不可欠であり、アジアやアフリカなどを中心に大胆なリストラや資本提携などテコ入れが必要な時期にあると考えるとした。


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