前場コメント No.7 日本エアーテック、INV、オリックス、コーエーテクモ、ルネサスなど

2017/03/24(金) 11:30
★9:21  エアーテック-大幅続伸 抗がん剤無害化する作業台発売
 日本エアーテック<6291.T>が大幅続伸。24日付の日経産業新聞で、同社が4月末、調合するときに飛び散った抗がん剤を無害にする作業台を発売すると報じられた。
 健康な人には悪影響をおよぼすリスクがあり、防護服やマスクで作業しているが、妊娠適齢期の女性に作業をさせない現場もあるという。価格は通常の3倍だが、世界で初めての設備として医療機関や研究機関に売り出すとされる。今後の業績への貢献が期待され、買いが殺到している。

★9:22  インヴィンシブル-野村が目標株価引き下げ RevPARの成長計画達成が最も重要
 インヴィンシブル投資法人<8963.T>が5日続落。野村証券では、RevPARの成長計画達成が最も重要とコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は70200円→5800円と引き下げた。
 同投資法人は16.12期の業績予想上、ホテルポートフォリオのRevPAR(平均稼働率×同宿泊単価)の前年同期比増減率を+6.3%と計画していた。しかし、実績は-0.9%となり、16年12月に業績予想の下方修正を余儀なくされた経緯がある。同投資法人が業績計画未達に終わった主な背景としては、東京や大阪などでのホテルの開発増加や、オンライン旅行代理店への登録物件増加などに伴うホテル市場での競合激化がある。同投資法人は民泊利用客の増加なども踏まえ、17.6期、17.12期の業績予想上のRevPARの前年同期比増減率の前提をそれぞれ+0.6%、+1.2%(うち宿泊単価の同上昇率前提は0%、+0.2%)と置いている(野村予想も同前提)。同投資法人にとってはその達成が最重要課題と指摘。

★9:27  オリックス-5日続落 ドローン事業に参入 DJI社の製品を取り扱い開始
 オリックス<8591.T>が5日続落。同社は3月23日の大引け後に、傘下のオリックス・レンテック(東京都品川区)が、DJI JAPAN(東京都港区)と販売代理店契約を締結し、DJI社製の無人航空機(ドローン)の販売を開始すると発表した。また、4月よりドローンのレンタルサービスも開始する。
 販売を開始するラインアップは、最新機種の「MAVIC PRO」、「PHANTOM 4 PROシリーズ」、「INSPIRE 2」、「MATRICE 600 PRO」の4製品。また、今春開始予定のレンタルサービスと併せ、最新かつ高性能なドローンについて短期のお試し利用から長期の本格導入まで、幅広い利用ニーズに対応。さらに、航空法など各種関連法規に沿った安全管理ガイドラインを策定し、全国の営業拠点で操作説明やデモンストレーションができる人材を配置するとした。しかし、マーケットの反応は薄い。

★9:28  コーエーテクモ-エースが目標株価引き上げ 経営陣のコスト管理意識の高さなど評価
 コーエーテクモホールディングス<3635.T>が3日続落。エース経済研究所では、経営陣のコスト管理意識の高さと、襟川社長のコンテンツ制作手腕を高く評価。投資判断「強気」を継続、目標株価は2550円へ引き上げた。
 会社側は、今17.3期計画の売上高420億円(前期比+10%)、営業利益115億円(同+4%)、当期利益110億円(同+1%)を据え置いた。第3四半期の進ちょくは想定を下回ったとみられるが、第4四半期に発売した新規IP「仁王」の販売が100万本を超えるなど好調に推移しているため。エースでも、今期予想の売上高420億円、営業利益115億円、当期利益110億円を据え置くとした。

★9:29  ルネサス-大幅続伸 中国で電気自動車向け半導体拡販
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が大幅続伸。24日付の日刊工業新聞で、同社が中国で電気自動車(EV)向け半導体を拡販すると報じられた。
 高性能なEV向けモーター制御用半導体を売りこむ意向で、すでに現地の自動車メーカーから累計100億円規模の受注を獲得したという。2019年に量産を始める計画とされる。まだEV向けの売り上げは少ないが、高精度に制御できる点を訴求し、20年にモーター制御用半導体のシェアを50%程度にするもよう。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。


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