前場コメント No.7 ゼンリン、関門海、愛知電機、トライステージ、ライオンなど

2017/03/30(木) 11:30
★9:17  エボラブルアジア-丸三が目標株価引き上げ 高成長が期待できる企業としての評価は不変
 エボラブルアジア<6191.T>が続伸。丸三証券では、高成長が期待できる企業としての評価は不変と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を3100円→3600円と引き上げた。
 「買い」を継続する理由は、(1)JR東日本(東日本旅客鉄道)との契約締結による新幹線のオンライン予約開始(2017年2月開始)を契機に、同社のオンライン旅行予約サイト「AirTrip」のユーザー数増加が期待できる、(2)ベトナムに電通とのジョイントベンチャー設立、ディー・エヌ・エーのベトナム法人買収などにより、ベトナムでのITオフショア開発(ITシステム開発を海外で行う)事業も成長が期待されるため。目標株価の算定には、18.9期予想EPSの50倍程度を適用(当面60%超の利益成長が期待されるため)するとしたが、業績予想の見直しにより3600円に引き上げるとした。

★9:18  ゼンリン-3日続伸 東電HDと「ドローンハイウェイ構想」実現で業務提携
 ゼンリン<9474.T>が3日続伸。同社は29日、東京電力ホールディングス<9501.T>と、両社が保有する設備・地図情報などのインフラデータを組み合わせ、ドローンの安全飛行をインフラ側から支援する「ドローンハイウェイ構想」の実現に向けた業務提携に基本合意したと発表した。
 東京電力HDとゼンリンは、東京電力グループが保有する変電所、送電鉄塔・電柱、架空送電線などのインフラデータと、ゼンリンが開発を進める空域情報を3次元化した「空の3次元地図」を組み合わせ、2019年度の「ドローンハイウェイ構想」実現に向けて取り組む考え。今後の業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。

★9:20  関門海-買い気配 上海颂和と中国における「玄品ふぐ」のマスターフランチャイズ契約締結
 関門海<3372.T>が買い気配。同社は29日、上海颂和と中国におけるマスターフランチャイズ(エリア本部)契約締結すると発表した。
 今回、同社株主である徳威国際の董事長である呉 文偉氏と中国展開について協議してきたことなどを受けて、徳威国際の関連会社である上海颂和との間で、同社主要ブランドある「玄品ふぐ」を中国展開するマスターフランチャイズ(エリア本部)契約を締結し、今後中国においてFC展開を実施していくことで合意した。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★9:22  愛知電機-反発 自己株式15万0412株を消却へ
 愛知電機<6623.NG>が反発。同社は29日に、自己株式15万0412株を2017年4月14日に消却すると発表した。消却前の発行済み株式総数に対する割合は1.55%。

★9:24  トライステージ-大幅続伸 今期5割営業増益との観測 通販広告の受注増
 トライステージ<2178.T>が大幅続伸。30日付の日経新聞朝刊で、同社の18.2期の連結営業利益が前期見込み比5割増の20億円程度になりそうだと報じられた。
 通販広告の受注が増えるという。採用拡大などで経費は増えるが、連続最高益を更新する見通しだとされる。売上高は550億円程度と前期見込み比で2割増えるもよう。

★9:26  ライオン-みずほが目標株価引き上げ 緩やかな収益力改善は続く
 ライオン<4912.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、緩やかな収益力改善は続くが、一方で海外事業の大幅改善は一服しているとみて、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。目標株価は1600円→1800円と引き上げた。
 今17.12期以降の業績予想を見直したものの、営業利益の水準は従来予想と大きく変更していないとした。目標株価は決算期を越えたため、基準年度を変更して引き上げ。
 今17.12期は増益率が緩やかになる見込み。まず、海外事業は事業の減損や撤退という特殊要因がなくなり、前16.12期のような増益幅にはならない見込み。国内事業はデフレによる影響はないが、前16.12期に見られたようなオーラルケアの数量増までは期待できない。みずほでは国内日用品の事業環境は長期にわたり好調であると考えているとしたが、同社と花王のバリュエーションの逆転を許容するほど、収益率が縮小するのも難しいと考えているとした。


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