前場コメント No.2 東急、ソレキア、IHI、エボラブルアジア、トライステージなど

2017/04/03(月) 11:30
★9:01  東急-SMBC日興が「1」へ引き上げ 中期的に渋谷再開発価値を織り込む局面
 東京急行電鉄<9005.T>が4日ぶり反発。SMBC日興証券では、中期的に渋谷再開発価値を織り込む局面とみて、投資評価を「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」と引き上げた。目標株価は990円→980円と引き下げた。
 株価面では、2016年以降の金利上昇などを引き金に株価の調整が継続したが、(1)金利上昇は一服しつつあること、(2)2017年度に入り、同社が開発する渋谷駅周辺の再開発価値が注目される可能性があることなどから、株価上昇余地につながると判断。
 2017年度以降、渋谷駅周辺の不動産再開発案件が継続的に稼働する。2017年度には渋谷宮下町に渋谷キャストが開業するほか、2018年度には渋谷駅南街区、2019年度には渋谷駅街区に大型複合ビルが稼働する。これらの大型開発によりオフィスの賃貸面積などが増加するが、渋谷エリアは従来から相対的にオフィス面積が小さいとされてきた。同社が2012年に開業した渋谷ヒカリエと併せた渋谷エリア全体の価値向上や大型ビルによる業績寄与などに改めて注目が集まり、同社株上昇に寄与すると考えているとした。

★9:02  ソレキア-買い気配 佐々木ベジ氏によるTOB 買付価格4500円に変更
 ソレキア<9867.T>が買い気配。同社は3月31日に、佐々木ベジ氏による同社株券に対する公開買い付け(TOB)について、買付価格が3700円から4500円に変更されたと発表した。
 同社は、佐々木ベジ氏の同社株券に対するTOBについて、反対の意見を表明し、富士通<6702.T>による同社株のTOBに関して賛同の意見を表明している。なお、富士通は3月29日にTOBの買付価格3500円から4000円に変更していた。

★9:02  IHI-底堅い 次世代小型機向けエンジン開発を2017年度から開始 川重・三菱重と
 IHI<7013.T>が底堅い。2日付の日経新聞朝刊で、同社と川崎重工業<7012.T>、三菱重工業<7011.T>が米航空エンジン大手プラット・アンド・ホイットニー(P&W)と共同で、次世代小型機のエンジンの開発を2017年度から開始すると報じられた。
 格安航空会社(LCC)が大量に購入している小型機の次世代型は30年代に就航する見込みだという。日本勢が得意とする新素材で少なくとも1割の燃費性能の改善につなげ、競争力を確保するとされる。

★9:02  エボラブル-反発 HISと国内航空券販売で業務提携 直販サイトでの販売強化
 エボラブルアジア<6191.T>が3日ぶり反発。同社は3月31日の大引け後に、エイチ・アイ・エス<9603.T>と国内航空券販売において、検索・予約・販売システムの提供および顧客対応におけるオペレーション連携を行うと発表した。
 HIS直販サイトでの国内航空券の提供を開始するもの。HISの顧客基盤に対する国内航空券の比較・購入サービスの訴求が強化され、商材拡充や顧客満足度の向上が見込めるとした。

★9:02  トライステージ-売り気配  今期営業益21%増見込むも日経観測大きく下回る
 トライステージ<2178.T>が売り気配。同社は3月31日に、18.2期通期の連結営業利益予想を14.9億円(前期比6.7%増)と発表した。テレビ事業およびダイレクトメール発送代行事業において引き続き安定した収益性を確保するとともに、WEB事業および海外事業においては投資先の各子会社と共同し、売上高および収益の拡大を図っていくとしている。事前(3/30)に報じられた日経観測の20億円程度を下回る予想となった。
 併せて発表した、17.2期通期の連結営業利益は13.9億円(前期比55.3%増)だった。

★9:03  ソフトクリエイト-4日ぶり反発 上限13万3000株・2億円の自己株取得枠を設定
 ソフトクリエイトホールディングス<3371.T>が4日ぶり反発。同社は31日、上限13万3000株・2億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 取得期間は4月1日~5月31日。上限13万3000株を取得した際の自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は1.00%。


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