前場コメント No.13 田辺三菱製薬、大陽日酸、日本ペイント、三菱UFJ、夢展望など

2017/04/03(月) 11:30
★10:29  田辺三菱-3日ぶり反発 タイ法人設立で自社販売に切り替え
 田辺三菱製薬<4508.T>が3日ぶり反発。3日付の日刊工業新聞で、同社がタイに現地法人を立ち上げ、一部を除き委託販売から自社販売に切り替えると報じられた。
 タイ・バンコク市に全額出資で現地法人を設立し、3月に医薬品の輸入許可を得たという。従来は狭心症薬「ヘルベッサー」や高血圧薬「タナトリル」の現地販売を外部業者へ委託してきたが、早ければ4月から自社で販売を始めるとされる。今後の海外収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★10:36  大陽日酸-野村が目標株価引き上げ 米国・サーモスの好調を踏まえて増額修正
 大陽日酸<4091.T>が3日ぶり反発。野村証券では、米国・サーモスの好調を踏まえて増額修正。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1330円→1400円と引き上げた。
 前17.3期以降のコア営業利益予想を上方修正し、目標株価を小幅に引き上げるものの、「Neutral」判断を継続。今18.3期も前期比2ケタ増益が続くが、現状の株価にはすでに織り込まれていると判断。(1)米国・アジアでの石油掘削向け機器の需要回復、(2)16年11月に獲得したLotte Chemical向けに続く米国でのオンサイト案件の増加、(3)中計で掲げる国内外でのM&A(合併・買収)施策などが明確になれば、現状より高い評価は可能とした。

★10:41  日本ペイント-野村が目標株価引き上げ 中国経済や買収シナジーの動向に注目
 日本ペイントホールディングス<4612.T>が3日ぶり反発。野村証券では、中国経済や買収シナジーの動向に注目。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は3080円→4000円と引き上げた。
 今17.12期は営業利益押し下げ要因として、原料コスト増で50億円程度、買収など成長戦略、システム拡充負担などで70億円程度のコスト増を野村では織り込むとしたが、採算性の良い中国事業の売上拡大や原材料の見直しなどのコスト増で、営業利益は838億円と前期比5%増(16.12期の12カ月換算での営業利益実績は800億円)を予想。来18.12期は中都市圏への注力などから中国向けの売上拡大が続くと予想され、同10%増益を見込んでいるとした。19.12期以降も中国向けの安定した成長が続く見込み。同社は米国や中国で建築用塗料や木工用塗料メーカーの買収を積極的に行っている。これらのシナジーの動向にも注目。

★10:47  三菱UFJFGなど-メガバンク弱い 住宅ローン金利引き上げ マイナス金利前の水準に
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が軟調。1日付の日経新聞朝刊で、3メガバンクが住宅ローン金利を一斉に引き上げ、日銀がマイナス金利政策を導入する前後の水準に戻すと報じられた。
 三菱東京UFJ銀行(千代田区)の10年固定型の最優遇金利は年1.05%と3月に比べて0.50%上がるという。

★10:47  夢展望-ストップ高買い気配 RIZAPとECの支援業務などに係る覚書締結 業務対価で合意
 夢展望<3185.T>がストップ高買い気配。3月31日に、RIZAPグループ<2928.SP>との間で、物流管理業務に関するコンサルティングおよびEC(イーコマース)の支援業務に係る覚書を締結すると発表した。
 これまで契約していた物流管理業務に関するコンサルティングおよびECの支援業務の対価を3000万円とすることに合意したため、覚書を締結した。
 併せて、RIZAPグループとの間で、グループ会社のEC(イーコマース)の支援業務に係る覚書を締結することも発表した。グループ会社の1社であるマルコ<9980.T>のEC事業推進業務に関し、原契約で定められた月額報酬とは別に、RIZAPグループが夢展望に対して成果報酬として2000万円を支払うことに合意したため、覚書を締結した。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。


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