前場コメント No.3 良品計画、住友林業、ドーン、信越化学、リソー教育など

2017/04/11(火) 11:30
★9:04  良品計画とアダストリア-小安い 株式持ち合い解消へ
 良品計画<7453.T>とアダストリア<2685.T>が小安い。11日付の日経新聞朝刊で、同社が持ち合い解消を進めていると報じられた。
 今期中に双方の保有株売却が完了するとみられる。政策保有の株式に合理的な説明を求めるコーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)の影響があるとみられる。

★9:04  住友林業-三菱UFJMSが「Neutral」へ引き下げ 株価上昇を踏まえて
 住友林業<1911.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ハウスメーカー他社に対するアウトパフォームを踏まえ、投資判断を「Overweight」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は1860円を継続。
 海外(米、豪)の有力ビルダーのM&A(合併・買収)により、海外住宅事業がけん引する利益成長を持続的に実現できることが同社のエクイティストーリー。しかし、今18.3期は以下の通り、増益モメンタムの低下によって同ストーリーがいったん弱まると想定。
 (1)戸建注文住宅の受注は、16年4~17年2月累計で前年同期比6%減、賃貸住宅とリフォームを含む合計で同4%減と軟調であり、18.3期の国内の住宅セグメントは前期比で経常減益を予想(景気動向しだいでは下振れリスクがある)、(2)国内の住宅セグメントと連動する木材建材セグメントも同経常減益を予想、(3)市場金利上昇に伴う退職給付会計の見直しにより、17.3期経常利益が上振れる可能性があり(三菱UFJMS予想には織り込んでいない)、その場合は18.3期の経常増益率は低下する。

★9:05  MDV-買い気配 1:2の株式分割を実施
 メディカル・データ・ビジョン<3902.T>が買い気配。同社は10日、株式分割を行うと発表した。株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図るため。4月30日(実質4月28日)を基準日に、普通株式1株につき2株の割合で分割する。

★9:05  ドーン-大幅反落 3Q累計営業益9%減 人件費や研究開発費など販管費の増加で
 ドーン<2303.T>が大幅反落。同社は10日に、17.5期の3Q累計(6-2月)の連結営業利益は0.6億円(前年同期比9.0%減)だったと発表した。人件費や研究開発費などの販管費の増加が響いた。通期の会社計画1.3億円(前期比20.4%増)は据え置いた。通期計画に対する進ちょくは46.1%。

★9:05  信越化学-JPモルガンが目標株価引き上げ 塩ビ・化成品事業の収益底上げを見込む
 信越化学工業<4063.T>が小幅反落。JPモルガン証券では、投資判断「Overweight」を継続、目標株価を11000円→11500円と引き上げた。
 シリコンウエハーへの投資スタンスを強気とした。足元のデバイスならびにシリコンウエハーの需要は旺盛と見られ、7~9月以降の追加値上げ期待がウエハー株の追加的な押し上げ材料になると注目。増産リスクは一時的なセンチメントの悪化を引き起こすものの、品質面に鑑みれば、実需給への懸念は杞憂に終わると想定。
 17年度営業利益予想は、ウエハー値上げ幅の見直しに加え、PVCスプレッドの前提を見直し、2750億円から2840億円へ上方修正。PVCは2~3月にかけて値上げが浸透していると見られるが、Westlakeは4月からの追加値上げもアナウンスしているもよう。PVCおよび苛性ソーダの市況上昇により、塩ビ・化成品事業の収益底上げを見込むとした。

★9:05  リソー教育-底堅い 今期営業益18%増見込む 各事業部門の差別化戦略の徹底で
 リソー教育<4714.T>が底堅い。同社は10日に、18.2期通期の連結営業利益予想を24.2億円(前期比18.0%増)と発表した。
 既存の各事業部門(TOMAS・名門会・伸芽会)は従来通りの差別化戦略を徹底するとともに、受験対応型長時間英才託児事業「伸芽' Sクラブ」、学校内個別指導塾「スクールTOMAS」などのさらなる収益力強化を図るとしている。
 併せて発表した、17.2期通期の連結営業利益は20.5億円(前期比8.5%増)だった。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ