後場コメント No.3 カシオ、アドバンテスト、清水建設、ジースリー、日本電子など

2017/04/14(金) 15:00
★12:59  カシオ-4日続落 AIで皮膚疾患の診断支援を開発
 カシオ計算機<6952.T>が4日続落。14日付の日経産業新聞で、同社が信州大学と組み、人工知能(AI)で皮膚疾患の診断を支える技術を開発していると報じられた。
 同社の画像変換技術でほくろなど症例写真の色や明るさを調整し、良性か悪性かをAIにとって判断しやすくするという。熟練医師がいない病院でも診断の精度を高め、皮膚がんの早期発見につなげたい考えだとされる。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★13:04  スクリーン-ジェフリーズが目標株価引き上げ 4Qも計画比上ぶれて着地すると予想
 SCREENホールディングス<7735.T>が4日続落。ジェフリーズ証券では、3Qまでの
動きと同様に、2016年度4Qも計画に対しては上ぶれて着地すると予想。投資判断「HOLD」を継続、目標株価は7900円→8400円と引き上げた。
 同社は5月9日に決算発表の予定。2017年度からの新中期経営計画も発表されるとみられる。2016年度までの中期経営計画では、営業利益率10%、財務基盤強化を実現したが、新中期計画でも収益体質の強化、ガバナンス体制の進化を掲げると想定。今後の業績を展望した場合、SPEでは韓国サムスン電子向けの取引拡大、FPDでのG10需要の取り込みが課題。また、主力の洗浄装置事業全般では生産面での効率化に加え、製品・プロセス面での付加価値を取り込んでいけるかがポイントと指摘。

★13:07  アドバンテスト-ジェフリーズが目標株価引き上げ 業績予想を引き上げ
 アドバンテスト<6857.T>が4日ぶり反発。ジェフリーズ証券では、業績予想を引き上げ。投資判断「HOLD」を継続、目標株価は2000円→2100円と引き上げた。
 4Qのメモリーテスター受注は3Q比ではやや減少が想定されるが、引き続きDRAM、NAND ともウエハーテスト向けに大口案件があり、高水準で推移するとみられる。ノンメモリーは3Q比では回復が見込まれる。全体として受注は会社計画比上ぶれ、営業利益も強含みが予想されるとした。

★13:09  清水建設-後場下げ幅縮小 前期営業益を上方修正 増配も発表
 清水建設<1803.T>が後後場下げ幅縮小。同社は14日13時に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の1140億円から1285億円(前期比35.7%増)へと引き上げると発表した。国内工事の採算改善による完成工事総利益の増加などが寄与した。
 併せて、17.3期の期末配当予想について、特別配当を9円から16円に引き上げ、普通配当と併せて14円→21円(前期は11円)に修正すると発表した。年間配当は19円→26円(前期は16円)となる。

★13:10  ジースリーHD-後場急伸 上期64%最終減益も計画上振れを好感
 ジー・スリーホールディングス<3647.T>が後場急伸。同社は14日13時、17.8期上期(9-2月)の連結純利益が3600万円(前年同期比64.3%減)だったと発表した。従来計画3000万円を上回る着地となった。
 貸倒引当金戻り入れに伴う営業外収益を計上したほか、移転に伴う特別損失が想定を下回ったという。

★13:10  日本電子-ジェフリーズが目標株価引き上げ 業績は増加基調を取り戻すとの見方
 日本電子<6951.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、2017年度以降の業績は増加基調を取り戻すとの見方は変えていないとコメント。投資判断「BUY」を継続、目標株価は620円→660円と引き上げた。
 2017年度は為替が前年比ほぼフラットで推移するとした場合、ファンダメンタルズからは増益基調となると予想される。マルチビーム電子ビーム描画装置は、2017年度から量産向けの出荷がはじまり、販売台数、利益でも前年比増加が見込まれる。医用機器もシーメンス向けが2016年度下期から回復傾向にあり、この傾向が継続するとみられる。富士レビオ向けの出荷も2017年度は通年で寄与し、収益性の改善も期待される。核磁気共鳴装置、電子顕微鏡も前年比では増益に寄与するとみられるとした。


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