前場コメント No.9 電通、買取王国、ライフネット、リズム時計、住友重機械など

2017/04/20(木) 11:30
★10:19  電通-5日ぶり反落 動画制作支援システム開発のビーバーと提携
 電通<4324.T>が5日ぶり反落。20日付の日経新聞朝刊で、同社が動画制作支援システムを開発するビーバー(品川区)と提携すると報じられた。
 広告主はネット上で複数の動画広告を出稿するニーズが強いが、現在のテレビCMと同様の手法では大量に制作するのは難しいという。ビーバーのシステムの導入で効率的な制作体制を整え、広告主のニーズに応えるとされる。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★10:19  買取王国-エースが「中立」で調査再開 既存店収益の改善期待が生じてきた
 買取王国<3181.T>が売買なし。エース経済研究所証券では、新規出店による成長戦略はいまだ描けない状況だが、既存店収益の改善期待が生じてきたと判断。投資判断「中立」、目標株価480円として、カバレッジを再開した。
 会社は今18.2期は売上高48億4300万円、経常利益1億0500万円、当期利益6400万円を計画。既存店は+2.7%を想定、工具専門店、女性ファッション専門店を出店。品ぞろえの強化、鮮度管理の徹底など既存店収益力の回復を図る構造改革を継続。エースでも、今期予想を会社計画並みとした。来期については新規出店は想定せず、既存店改善が進むことを前提に、売上高50億円、経常利益1億3000万円、当期利益8000万円を予想。3月の既存店は+1.7%と堅調。事業構造改革は継続中だが、既存店の落ち込みには歯止めが掛かってきたと指摘。

★10:24  ライフネット生命-急騰 前期経常赤字20億円見込むも繰延資産の一括償却を好感
 ライフネット生命<7157.T>が急騰。同社は19日に、17.3期通期の連結経常損益が20.3億円の赤字(前期は4.8億円の赤字)となる見込みとなった発表した。
 保険業法第113条繰延資産償却費を考慮する前の経常損益が、保険金の支払いが想定より少なかったことなどで0.9億円の黒字となる見込み(従来予想は3.0億円の赤字)となり、安定した財務基盤が確立されたことなどから、保険業法第113条繰延資産21.2億円の一括償却を行うこととしたことが響く。

★10:25  リズム時計-小幅高 リズム香港で海外ウオッチ販売から撤退
 リズム時計工業<7769.T>が小幅高。同社は19日、連結子会社のリズム香港での海外ウオッチ販売事業から撤退すると発表した。
 同事業撤退に伴い発生が予想される費用などについて、営業費用と特別損失に計上する見通しであり、17.3期での利益の減少が見込まれるという。

★10:27  アサヒ-JPモルガンが目標株価引き上げ 利益成長への期待は織り込まれた
 アサヒグループホールディングス<2502.T>が3日続落。JPモルガン証券では、インクリメンタルな利益成長への期待は織り込まれたと判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は4200円→4300円と引き上げた。
 東欧ビール事業の買収効果を業績予想に織り込むとしたが、現行株価は買収に伴うインクリメンタルな利益成長期待を反映して、フェアバリュー圏内にあると判断。統合費用、無形資産の償却負担、金融収支など、不透明要因は多いと指摘。コンセンサス予想は楽観的な水準にみえるとしたが、日本基準で特別損失に相当する科目が含まれない事業利益と営業利益の二段構えの開示の影響化もしれないとコメント。

★10:30  住友重-8日ぶり反発 今期1割営業増益との観測 M&A推進が奏功
 住友重機械工業<6302.T>が8日ぶり反発。20日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期の連結営業利益は520億円程度と、前期推定に比べて1割増えそうだと報じられた。
 日立建機<6305.T>と共同出資していた移動式クレーン事業を子会社化したほか、バイオマス発電向けボイラー事業を英企業から買収するのも利益を押し上げるという。既存事業でも建設機械の販売が中国のインフラ投資拡大を受け伸びるとされる。


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