前場コメント No.12 イトクロ、日本アジアG、ALSOK、イーレックス、大塚家具など

2017/05/10(水) 11:30
★9:38  アスカネット-3日続伸 樹脂製AIプレート生産で試作品が完成 量産の可能性
 アスカネット<2438.T>が3日続伸。同社は5月9日の大引け後に、樹脂製AIプレート生産に関し、量産を前提とした製法により、一定程度の品質を確保した試作品ができ上がり、品質やコストなどまだ不確実な部分があるものの、量産の可能性が出てきたと発表した。
 これまで、高品質かつ大型のプレートがある程度の数量を生産できていたものの、コスト面の課題が残っていた。樹脂製のAIプレートについて、ガラス製と同様の方法と新製法との両方を模索してきたが、今後は当該新製法による量産の確立を優先的に取り組む方針とした。

★9:40  イトクロ-SMBC日興が新規「2」 教育メディアでの存在感を高めることができるか
 イトクロ<6049.T>が小幅反落。SMBC日興証券では、教育メディアでの存在感を高めることができるかがカギを握ると注目。投資評価「2(中立)」、目標株価3700円として、新規カバレッジを開始した。
 プロモーションの主流が紙媒体からインターネット広告へシフトするなど、同社を取り囲む環境は明るく、潜在成長余地は大きい。ただし、2倍を超えるPEGはこの潜在成長余地を織り込んだ水準にある。学習塾予備校を除いた民間教育領域、学校教育領域において同様の成功体験を具現化する道筋ができてくることが、さらなるバリュエーション上昇には必要と指摘。

★9:43  日本アジアG-急騰 前期最終益を上方修正 関係会社株式売却益の計上などで
 日本アジアグループ<3751.T>が急騰。同社は9日に、17.3期通期の連結純利益予想を従来の10.0億円から17.8億円(前期比4.3倍)へ引き上げると発表した。関係会社株式売却益が連結決算上で2億0900万円発生したことなどが寄与する。
 併せて、17.3期の期末配当予想について特別配当10円を実施し10円→20円に修正すると発表した。年間配当も同額となる。

★9:44  ALSOK-野村が目標株価引き下げ 警備の事業環境は良好も人員確保などに課題あり
 ALSOK(綜合警備保障)<2331.T>が反発。野村証券では、警備の事業環境は良好も人員確保などに課題ありと判断。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は5800円→5500円と引き下げた。
 前17.3期は1~3月期の経費増で営業減益となったが、今18.3期は機械警備などの契約件数の拡大や年金費用減により営業増益基調を回復できると想定。前17.3期実績を踏まえ、野村予想を下方修正。ただし、野村では、大手企業グループの常駐警備・現金輸送等部門のM&A(合併・買収)を通じて機械警備契約件数獲得が進むことや、ガードセンター統廃合による効率化が進むことで、持続的な成長を見込むとした。

★9:47  イーレックス-急落 今期27%営業増益見込むも市場コンセンサス下回る
 イーレックス<9517.T>が急落。同社は9日に、18.3期通期の連結営業利益予想を44.9億円(前期比27.1%増)と発表した。なお、市場コンセンサスは59.6億円となっている。
 併せて発表した、17.3期通期の連結営業利益は35.4億円(前期比2.1倍)だった。取引価格が下落している日本卸電力取引所から積極的に仕入れを行ったことや、イーレックスニューエナジー佐伯の佐伯発電所が2016年11月に商業運転を開始したことにより再生可能エネルギー交付金を考慮すると安価な電力調達が実現できたことなどが寄与した。

★9:49  大塚家具-5日ぶり反落 1Q営業赤字拡大 既存店の入店件数・成約件数が低水準で
 大塚家具<8186.T>が5日ぶり反落。同社は9日に、17.12期の1Q(1-3月)の営業損益は17.0億円の赤字(前年同期は15.1億円の赤字)だったと発表した。新築まとめ買い需要依存度の高い大型店を中心に既存店の入店件数・成約件数が低水準だったことなどにより売り上げが低調となったことが響いた。


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