前場コメント No.17 キーエンス、ローソン、戸上電機、ブラザー工業、ヒロセ電機など

2017/05/10(水) 11:30
★10:20  Abalance-5日続伸 「賃貸住宅フェア2017in 九州」へ出展
 Abalance<3856.T>が5日続伸。同社は5月9日の大引け後に、子会社のWWB、バローズが、5月17日~18日に福岡国際センター(福岡市)で開催される「賃貸住宅フェア2017 in 九州」に出展すると発表した。太陽光設備の有効活用や高利回りが可能な資産運用に興味ある顧客向けに提案を行うとした。

★10:21  キーエンス-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 北米中南米がボトムアウト
 キーエンス<6861.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、北米中南米がボトムアウトし、国内も2ケタ成長が続いていると判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を48000円→50000円と引き上げた。
 17年1~3月期決算は、国内、海外ともに堅調で、営業利益率は1~3月期としては最高の54.9%を記録。前17.3期は大幅な円高(1ドル108円←16.3期:121円、1ユーロ119円←16.3期:133円)環境下で増益を達成するなど厳しい外部環境を独自のビジネスモデルで跳ね返した。株価も2017年5月8日のザラ場で上場来高値47640円を記録するなど堅調。主に海外の見通しを引き上げ、今18.3期以降の業績予想を上方修正。

★10:25  ローソン-大和が目標株価引き下げ 業績の本格回復は容易でない
 ローソン<2651.T>が変わらずを挟んで6日続伸。大和証券では、業績の本格回復は容易でないと判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は8000円→7400円と引き下げた。
 単体はトップライン回復が遅れ、販管費増が重荷。本業強化の成果が不十分な一方で、投資負担は増加する見通し。会社は中期経営ビジョンを策定したが、質的改善をより重視することが望まれるとした。

★10:26  戸上電機製作所-ストップ安売り気配 今期28%営業減益見込む 設備投資足踏みを予想
 戸上電機製作所<6643.T>がストップ安売り気配。同社は9日に、18.3期通期の連結営業利益予想を20.0億円(前期比28.2%減)と発表した。主要製品である配電用自動開閉器の分野において、リニューアル需要の拡大が期待されるものの、新規設備投資については足踏み感が見られることが予想されるとしている。
 また、17.3期通期の連結営業利益は27.9億円(前期比13.5%減)だった。

★10:29  ブラザー工業-野村が目標株価引き上げ プリンターに続いて工作機械も回復へ
 ブラザー工業<6448.T>が反発。野村証券では、プリンターに続いて工作機械も回復へ向かうと想定。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2164円→2525円と引き上げた。
 前17.3期は主力のP&S事業が前の期比で大幅営業増益となった。収益力強化策の効果が現れるとともに、LBP業界1位と2位の統合による価格競争の緩和が追い風となっている。また、IJPのビッグタンクモデルなど高価格帯の製品への注力なども奏功。工作機械はIT向けの需要が急回復しており、今18.3期の業績のドライバーとなる見込み。LBPも工作機械も注文が殺到しており、工場はフル稼働状態。工作機械は大型商談獲得のために、価格対応を行ったと指摘。

★10:34  ヒロセ電機-野村が目標株価引き上げ 車載向けを中心に大型設備投資を敢行
 ヒロセ電機<6806.T>が3日続伸。野村証券では、車載向けを中心に大型設備投資を敢行と注目。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は14800円→15000円と引き上げた。
 会社は5月9日に、前17.3期実績、今18.3期の会社計画、中期の経営戦略を説明。会社計画のポイントは、設備投資計画を160億円(同社の設備投資は110億円~120億円が通常ペース)に上積みしたこと。増額分の過半は、自動車向け新コネクターの準備に費やされるもよう。自動車向けのため、売上寄与は来19.3期~20.3期以降となるが、売上高をけん引する製品群になると予測され、前向きに評価。大型設備投資によって減価償却費予想を増額した今18.3期と来19.3期の営業利益予想を各々10億円引き下げたが、車載向けコネクターの売上寄与が本格化する20.3期の売上高と収益予想を引き上げるとした。


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