前場コメント No.15 メディパル、旭化成、トラストテック、テクノプロ、エイチームなど

2017/05/17(水) 11:30
★10:25  メディパル-野村が目標株価引き上げ 収益源の多角化とPALTACの貢献を見込む
 メディパルホールディングス<7459.T>が3日ぶり反落。野村証券では、収益源の多角化とPALTACの貢献を想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を2130円→2340円と引き上げた。
 野村予想を上方修正。PALTAC(8283)の成長力が加わっている点を評価し、PER評価する同業他社の15倍より高い16倍(18.3期基準)を適用して目標株価を算出。薬価の毎年改定や、GE(ジェネリク)普及など医薬品卸事業は売上高拡大が難しくなる可能性がある中で、同社は「数量が増えてもコストが増えない物流」「新規事業の成長」により、収益を拡大する仕組み作りが進んでいる点を野村では評価するとした。

★10:31  日本ケミコン-野村が目標株価引き上げ 需要回復を踏まえて業績予想を大幅に増額
 日本ケミコン<6997.T>が5日ぶり反発。野村証券では、需要回復を踏まえ、業績予想を大幅に増額。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は160円→410円と引き上げた。
 アルミ電解コンデンサの需要見通しを引き上げた上に、同社のコスト改善策効果(約20億円)を反映し、業績予想を大幅に増額。アルミコンの需要見通しの増額(18.3期で前回予想比8%の増額)は車載、産機、生活家電(エアコンなど)向けが中心。アルミコンがほぼフル操業にも関わらず、前17.3期下期の同社の営業利益率は約5%にとどまった。今後、車載市場向けの出荷拡大を機に、低位にとどまる収益性を持続的に改善できるかが注目点。現状、改善の兆しを感じ取るには至らないとした。

★10:32  旭化成-4日ぶり反発 繊維に樹脂融合の新素材開発 車部材市場に参入
 旭化成<3407.T>が4日ぶり反発。17日付の日経新聞朝刊で、同社が繊維に樹脂を混ぜて高い強度や軽量化を実現した新素材を開発、車部材市場に本格参入すると報じられた。
 競合する鋼材に比べ強度を3~4倍に、重量を最大半減させたという。価格も鋼材並みに抑え、2019年にも実用化するとされる。今後の業績の伸びが期待され、買いが入っている。

★10:34  トラストテック-みずほが目標株価引き上げ 技術者派遣業界の大手集約・業界再編の中心
 トラスト・テック<2154.T>が3日続伸。みずほ証券では、引き続き技術者派遣業界の大手集約、業界再編の潮流の中心と注目。投資判断「買い」を継続、目標株価は2200円→2600円と引き上げた。
 同社の技術者採用力や中堅中小派遣会社を対象としたM&A(合併・買収)戦略に注目。技術者派遣業界では、(1)新卒、中途ともに上場大手が採用優位となっており、(2)中堅中小では人手不足や法改正の影響等から大手傘下入りを選択する流れが緩やかに進んでいる。その中で、同社は大手の中でも特に採用に積極的であり、M&Aも継続的に行っていることから、大手集約、業界再編の潮流の中心に位置していると、みずほでは考えているとした。

★10:37  テクノプロ-みずほが目標株価引き上げ 17.6期通期決算時の新中計が当面の注目点
 テクノプロ・ホールディングス<6028.T>がもみ合い。みずほ証券では、業績は引き続き堅調であり、今17.6期通期決算時の新中計が当面の注目点として、投資判断「中立」を継続した。目標株価は3800円→4500円と引き上げた。
 ミドルレンジの技術者を中途・新卒とも積極的に採用し、10%程度の売上高・利益成長が継続しており、この点には3Q時点で変化がない。引き続き、顧客需要や採用状況ともに堅調。当面の注目点は、今17.6期通期決算時に1年前倒しで発表される新中計とした。

★10:39  エイチーム-3日続伸 アプリの主要開発拠点を拡大
 エイチーム<3662.T>が3日続伸。17日付の日経産業新聞で、同社が業務の拡大に向け主要開発拠点を複数にすると報じられた。
 現在、名古屋に偏っている開発人員の大阪での採用を増やし、数年後に大阪の人員を現在の50人から110人程度に拡大、主要な開発業務を担える規模にするという。IT人材が不足しており、地元名古屋での開発規模の拡大は難しいと判断したとされる。


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