前場コメント No.14 共英製鋼、ノーリツ、TBSHD、アトラエ、豊田自動織機など

2017/05/18(木) 11:30
★10:28  共英製鋼-三菱UFJMSが目標株価引き下げ ベトナムの利益減額でカタリスト遠のく
 共英製鋼<5440.T>が4日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ベトナムの利益減額でカタリスト遠のくとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は2220円→1830円と引き下げた。
 営業利益予想を下方修正。業績見直しのポイントは、(1)国内販売数量減額(従来比18.3期5万トン減、19.3期2万トン減)、(2)国内スプレッド減額(同3.3千円/トン減、2.3千円/トン減)、(3)ベトナムの収益減額(同7.3億円減、4.5億円減)、(4)買収会社の新規連結(同2.3億円、3.5億円)の4点。特に国内については、16年10~12月のスクラップ上昇局面で確保した受注の単価が、今18.3上期にスプレッド縮小を引き起こすとみているとした。なお、海外事業については、今18.3期から新規連結される米Vinton Steel の業績を反映したが、ベトナムは販売価格見直しにより減額修正するとした。

★10:32  ノーリツ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ ガス風呂釜の販売に回復の兆し
 ノーリツ<5943.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ガス風呂釜の販売に回復の兆しとコメント。投資判断「Underweight」を継続も、目標株価は2000円→2070円と引き上げた。
 国内は3月に新機能を搭載したエコジョーズを発売しており、需要喚起に結びつく可能性もある。しかし、2017年度は新設住宅着工の減少を予想する上、更新需要は景気しだいと三菱UFJMSでは想定。1Qにおいて同社のガス風呂釜の市場シェアがわずかに減少するなどの不透明要因も存在。給湯器販売が伸びる下期(7~12月)、特に4Q(10~12月)におけるガス風呂釜の販売動向を見極める必要があるとした。

★10:36  TBSHD-続落 ゴルフ番組ネット配信でJCOMと連携
 東京放送ホールディングス<9401.T>が続落。18日付の日経新聞朝刊で、同社がゴルフ番組のインターネット配信で、ケーブルテレビのジュピターテレコム(JCOM)と組むと報じられた。
 新会社を設立し、スマートフォン(スマホ)などにゴルフ番組を配信するという。ネット通販も検討するとされる。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★10:38  アトラエ-大幅続伸 働き方改革を促進する新サービス「wevox」正式リリース
 アトラエ<6194.T>が大幅続伸。同社は17日に、企業の組織課題を独自のサーベイを用いて定量化および特定し、働き方改革を促進する新サービス「wevox(ウィボックス)」を正式リリースしたと発表した。
 wevoxを使うことによって、従業員のエンゲージメントにおけるマイナス要因を特定し、改善することを可能とすることで、社員のパフォーマンス向上や離職率の低下が期待でき、企業の長期的な成長に貢献できるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:39  豊田自動織機-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 18.3期販売台数予想は下方修正
 豊田自動織機<6201.T>が5日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、中期ポテンシャルは拡大も、今18.3期の販売台数予想は下方修正するとし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は6000円→6100円と引き上げた。
 業績予想を上方修正するが、IFRS適用や退職給付制度変更といった特殊要因が主因。主力事業の販売台数は、産業車両、コンプレッサーともに従来予想から引き下げるとした。会社計画の上振れを予想するが、会社側の為替前提が1ドル105円と保守的なことが主であり、現時点では力強さが見出せないと予想。
 ただし、1~3月の産業車両市場は好調であったもよう。産業車両事業の戦略がバリューチェーン拡大から物流ソリューション強化のフェーズに入った点にも注目。市場の持続性を含め、短期・中期の観点で留意する必要性が高まってきていると考えるとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ