米ウォルマート－上昇　2-4月期はネット販売が好調で利益が予想を上回る

5月18日　 終値　前日比　前日比（％）　　 　 ----------------------------------　　　　 WMT 　 77.54 +2.42 +3.22％ 　　 　　 　5月18日の取引で、総合小売り世界最大手のウォルマート・ストアーズ(NYSE：WMT）の株価が上昇した。同社が18日に発表した2017年2-4月期決算は、売上高が市場予想をわずかに下回ったが、希薄化後の一株当たり利益が市場予想を上回った。来店客数が増加し、米国の既存店売上高が1.4％増加したほか、米国のオンライン販売が63％増と大幅に伸びた。株価は前日比2.42ドル高（+3.22％）の77.54ドルで終了し52週高値を更新した。 　ウォルマート・ストアーズの第1四半期決算は、売上高が前年同期比1.4％増の1175億4200万ドル（市場予想：1177億2000万ドル）、営業利益が0.7％減の52億3700万ドル、純利益が1.3％減の30億3900万ドル（同：29億2200万ドル）となった。希薄化後の一株当たり利益は2.0％増の1.00ドルとなり、市場予想の0.96ドルを上回った。 　米国内既存店売上高（燃料除く）は前年同期比で1.4％増加。来店客数が同1.5％増となったことが増収につながった。米国のオンライン販売は63％増と好調。ウォルマート・ドット・コムでのオーガニック商品の販売が大きく寄与した。 　会社側は今後の見通しについて、第2四半期の一株当たり利益を市場予想の1.07ドルに対し、1.00-1.08ドルとし、米国内既存店売上高（燃料除く）を1.5-2.0％増と見通した。