前場コメント No.7 DeNA、シャープ、パナソニック、長谷工、クラリオンなど

2017/05/22(月) 11:30
★9:14  フジオフード-買い気配 1:2の株式分割を実施
 フジオフードシステム<2752.T>が買い気配。同社は19日、株式分割を行うと発表した。株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図るため。6月30日を基準日に、普通株式1株につき2株の割合で分割する。

★9:16  DeNA-大和が目標株価引き下げ 他社IP依存度の高い状況は続く
 ディー・エヌ・エー<2432.T>が反発。大和証券では、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、他社IP依存度の高い状況は続くとみて、目標株価は2950円→2850円と引き下げた。
 今18.3期1Qのガイダンスの達成確度は高いと想定。キュレーションプラットフォーム事業に関する新たな見通しは特になし。なお、同社は7月に経営方針説明会の開催を計画しているもようとした。

★9:18  シャープ-続伸 18.3期最終損益400億円の黒字へ 4期ぶりの黒字転換との観測
 シャープ<6753.T>が続伸。20日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期は、連結最終損益が400億円前後の黒字(前期は248億円の赤字)に転換する見通しだと報じられた。
 液晶パネル事業や家電製品販売が伸び、コスト削減など合理化も寄与する。最終黒字は4期ぶりで、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下で進める経営再建が一つの節目を迎えることになるとされる。

★9:18  パナソニック-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 業績予想を上方修正
 パナソニック<6752.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、業績予想を上方修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1200円→1280円と引き上げた。
 業績を下振れさせてきた収益改善事業が安定してきている点には注目したいとコメント。今期も構造改革は続くが、液晶パネルや半導体、ソーラーなど固定費の重い大きなものは収束方向に向かいつつある。一方、車載機器事業を中心とした成長事業の収益貢献が拡大し始める局面に入る。収益改善事業の損益改善と、成長事業の利益伸長がうまく重なれば、同社株価の再評価につながりやすいと見ているとした。

★9:20  長谷工-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 収益モメンタム低下は織り込み済み
 長谷工コーポレーション<1808.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、収益モメンタム低下は株価に織り込み済みと判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を1720円→1880円と引き上げた。
 エクイティストーリーは強気を継続。従来から最高利益更新を評価するシナリオだったが、業績予想をさらに増額修正。要因は以下の2点。(1)マンション市況に底入れの兆しが出てきている、(2)建設物価安定とスケールメリットによりマージン予想を引き上げた。
 同社の完工総利益率が相対的に高いのは、企画・設計・施工・販売・管理とマンション事業に一貫して関わっていることが大きい。施工面では協力会社との強固な関係により、施工能力向上を図っている。同社は今18.3期に40円配当(配当性向19.1%)を計画しているが、配当性向目標は20%以上であり、さらなる株主還元が期待できると考えているとした。

★9:24  クラリオン-CSが「NEUTRAL」へ引き下げ 中期成長への見方は不変も当面は足踏み
 クラリオン<6796.T>が大幅反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、中期成長への見方は不変だが、当面は足踏みとみて、投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」と引き下げた。目標株価は450円を継続。
 車載カメラシステム、OEMナビの高機能化による売上成長を軸とした中長期成長への見方は変わらず。しかし、今18.3期は研究開発費増(前年比15億円増、費用処理分)などにより、業績が足踏みとなる可能性が高いことから、中期成長を株価が再度織り込み始めるには時間がかかると想定。今18.3期の開発費増の要因となった自動運転時代に向けた次世代製品(コックピットなど)の開発は来19.3期以降も継続するとみられるとした。


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