後場コメント No.2 コニカミノルタ、カルビー、マンダム、ジースリー、セガサミーなど
★12:35 コニカミノルタ－ドイツ証が「Hold」へ引き下げ 欧州でペーパーレス本格化の兆候
コニカミノルタ<4902.T>がもみ合い。ドイツ証券では、欧州でのペーパーレス本格化の兆候に着目。レーティングを「Buy」→「Hold」、目標株価を1250円→900円と引き下げた。
足もとでは企業活動活発化により、事務機需要の循環的な回復がみられるものの、同社が強みを有する欧州でペーパーレス化が強まる兆候が見られると指摘。同社はM&A（合併・買収）を続けてきたため、売上高が伸びないと固定費が回収できず、構造改革の必要性に迫られる。コンセンサス予想は今後切り下がっていくことが予想され、当面は株価上昇が見込みづらいとした。
コニカミノルタ<4902.T>がもみ合い。ドイツ証券では、欧州でのペーパーレス本格化の兆候に着目。レーティングを「Buy」→「Hold」、目標株価を1250円→900円と引き下げた。
足もとでは企業活動活発化により、事務機需要の循環的な回復がみられるものの、同社が強みを有する欧州でペーパーレス化が強まる兆候が見られると指摘。同社はM&A（合併・買収）を続けてきたため、売上高が伸びないと固定費が回収できず、構造改革の必要性に迫られる。コンセンサス予想は今後切り下がっていくことが予想され、当面は株価上昇が見込みづらいとした。
★12:38 カルビー－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 国内外ともに2点留意すべき
カルビー<2229.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、業績の改善傾向を見込み直すが、国内外ともに2点留意すべきとし、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は3120円→3700円と引き上げた。
前17.3期決算などを踏まえて分析した結果、国内事業と海外事業の両面で懸念された事項の一部が解消されたと判断したため、来19.3期以降の業績予想を増額するとした。
今18.3期1Qの営業利益を前年同期比16％減益の60億円と予想し、2Qからの回復を見込む。その前提条件として、（1）国産馬鈴薯使用の「ポテトチップス」が店頭に復活する際に不測の販促支出増がないこと、（2）「フルグラ」が8月から北海道工場産へ切り替わることで、中国での風評被害が沈静化することが挙げられるとした。
カルビー<2229.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、業績の改善傾向を見込み直すが、国内外ともに2点留意すべきとし、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は3120円→3700円と引き上げた。
前17.3期決算などを踏まえて分析した結果、国内事業と海外事業の両面で懸念された事項の一部が解消されたと判断したため、来19.3期以降の業績予想を増額するとした。
今18.3期1Qの営業利益を前年同期比16％減益の60億円と予想し、2Qからの回復を見込む。その前提条件として、（1）国産馬鈴薯使用の「ポテトチップス」が店頭に復活する際に不測の販促支出増がないこと、（2）「フルグラ」が8月から北海道工場産へ切り替わることで、中国での風評被害が沈静化することが挙げられるとした。
★12:41 マンダム－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 海外成長スピードアップポテンシャルに注目
マンダム<4917.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、海外成長スピードアップポテンシャルに注目。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は5260円→5360円と引き上げた。
5月11日に実施された決算説明会で、創業100年に向けた新理念「VISION2027」と、新中期経営計画「MP-12」（18.3期～20.3期）が公表された。同社は、（1）目先は連結営業利益率10％を維持しつつ、事業規模拡大を優先し、（2）女性用ブランドへの積極投資や、（3）グループオペレーション体制構築のためのシステム投資を行うため、収益性の改善には時間がかかるとした。
ＳＭＢＣ日興の注目点は2点。（1）インドネシア第2の収益源である「PIXY」（売上比約3割）は、現地メーカーの攻勢を受けシェアを低下させている。同社は18.3期は新製品で巻き返しを図るが、現地消費者に根付いた競合品からのシェア奪回は容易ではないと考え、今後の動向に注視したい。（2）インド・インドシナ事業の貢献を本格的に予想へ反映できるタイミングを待ちたい。
マンダム<4917.T>がもみ合い。ＳＭＢＣ日興証券では、海外成長スピードアップポテンシャルに注目。投資評価「2（中立）」を継続も、目標株価は5260円→5360円と引き上げた。
5月11日に実施された決算説明会で、創業100年に向けた新理念「VISION2027」と、新中期経営計画「MP-12」（18.3期～20.3期）が公表された。同社は、（1）目先は連結営業利益率10％を維持しつつ、事業規模拡大を優先し、（2）女性用ブランドへの積極投資や、（3）グループオペレーション体制構築のためのシステム投資を行うため、収益性の改善には時間がかかるとした。
ＳＭＢＣ日興の注目点は2点。（1）インドネシア第2の収益源である「PIXY」（売上比約3割）は、現地メーカーの攻勢を受けシェアを低下させている。同社は18.3期は新製品で巻き返しを図るが、現地消費者に根付いた競合品からのシェア奪回は容易ではないと考え、今後の動向に注視したい。（2）インド・インドシナ事業の貢献を本格的に予想へ反映できるタイミングを待ちたい。
★12:45 ジースリーＨＤ－後場急騰 慶応義塾大学と次世代交通システム構想の共同研究契約締結
ジー・スリーホールディングス<3647.T>が後場急騰。同社は22日11時30分に、学校法人慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科と、次世代交通システム構想であるハイパーループの研究についての共同研究契約を締結したと発表した。
ハイパーループは、空気抵抗を減らすために100分の1気圧程度まで減圧された鉄製チューブの中を、接触しないように浮上させた「ポッド」と呼ばれる車両が高速で走るというもので、想定される最高時速は時速1200キロメートルにもなるという。ジースリーＨＤは今回の共同研究にあたり、研究資金の調達支援や民間企業からの技術提供の取りまとめなど、総合的なマネジメントを行うとしている。将来の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
ジー・スリーホールディングス<3647.T>が後場急騰。同社は22日11時30分に、学校法人慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科と、次世代交通システム構想であるハイパーループの研究についての共同研究契約を締結したと発表した。
ハイパーループは、空気抵抗を減らすために100分の1気圧程度まで減圧された鉄製チューブの中を、接触しないように浮上させた「ポッド」と呼ばれる車両が高速で走るというもので、想定される最高時速は時速1200キロメートルにもなるという。ジースリーＨＤは今回の共同研究にあたり、研究資金の調達支援や民間企業からの技術提供の取りまとめなど、総合的なマネジメントを行うとしている。将来の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★12:46 セガサミー－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 遊技機市場の不透明感で下方修正
セガサミーホールディングス<6460.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、遊技機市場の不透明感があり、業績予想を下方修正。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は1500円→1400円と引き下げた。
パチスロ機需要の落ち込みを受け、今18.3期、来19.3期業績予想を下方修正。今18.3期下期はパチスロ新基準機への移行（5.5号機から5.9号機）やギャンブル依存症対策法案の遊技機業界への影響の懸念などから、遊技機需要に対する不透明感も強く、規制関連の動向に留意。ただし、今18.3期営業利益会社計画200億円（前期比32.3％減）は、今18.3期1Qに発売したパチンコ機「北斗の拳7」の販売好調や、コスト面での削減余地を考慮すると、市場不透明感を踏まえても保守的とみているとした。
セガサミーホールディングス<6460.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、遊技機市場の不透明感があり、業績予想を下方修正。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は1500円→1400円と引き下げた。
パチスロ機需要の落ち込みを受け、今18.3期、来19.3期業績予想を下方修正。今18.3期下期はパチスロ新基準機への移行（5.5号機から5.9号機）やギャンブル依存症対策法案の遊技機業界への影響の懸念などから、遊技機需要に対する不透明感も強く、規制関連の動向に留意。ただし、今18.3期営業利益会社計画200億円（前期比32.3％減）は、今18.3期1Qに発売したパチンコ機「北斗の拳7」の販売好調や、コスト面での削減余地を考慮すると、市場不透明感を踏まえても保守的とみているとした。
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